1998/08/06国内女子

松沢知加子ら3人が3アンダー首位!

8月6日から4日間の日程で開催のミズノレディースゴルフトーナメント。今年から4日間競技となったものだが。この暑い中、いかに体力と集中力を維持できるかが勝負の分かれ目になると予想されていた。しかし初日は意外な(?)雷雨による中断。木曜へのサスペンデットかと思われたが午後7時35分、かろうじて全組がホールアウトした。 中断前、一時は入江由香がスコアを伸ばしたものの最終的には7バーディ、4ボギーと荒れて3アンダー。我妻こずえ、松沢知加子も3アンダーとしている。 松沢知加子はイーグル入りの69。60台のスコアは今年初めてだ。「グリーンは読むと入りません」という。私生活では「あまりガマンをしない方」だが...
1998/08/02国内女子

福嶋晃子、ついに今季初勝利を飾る!

決して完璧というラウンドではなかった。しかし貯金を3つ増やしての8アンダー。M.マクガイヤを抑え、具玉姫を1打かわして福嶋晃子が嬉しいV。ディフェンディングチャンピオンとしての面目も保ったし、これから盛夏、秋にかけての手応えもしっかりつかんだ。 福嶋は1番2番でバーディと幸先の良い出足。5番でもバーディとした。トータルでは5バーディ、2ボギー。「やっと優勝できたという感じです。調子が良かったらもっと坦々とプレーできたんでしょうけど、今日はあっち行ったりこっち行ったりのゴルフだったもんですから・・」 調子がよくなかったため、かえって慎重に集中してプレーできたのだという。「今回の優勝はいままでとぜ...
1998/08/01国内女子

マクガイヤ首位。福嶋晃子は依然 1差の2位!

首位が交代した。石黒にかわってこんどは堅実プレーが身上のM.マクガイヤ。起伏のあるコース、ラフの深いコースにはめっぽう強い選手だ。昨年の優勝者福嶋晃子は70とまずまずのプレーで依然 2位。明日が勝負になりそうだ。 M.マクガイヤは4バーディ、1ボギー。とくに前半は33と突っ走った。「暑くて後半になって疲れが出てしまった。明日は福嶋さんと回れるし、ギャラリーも多く見てくれるので楽しみです。パットの調子が明日も続いてくれるといいのですが」 福嶋晃子も決して悪くはないゴルフだった。「いいパットをしているのだけど、入らない。続けていればいつかは入るだろうと思いながらやっていた」という。コースとの相性は...
1998/07/26国内女子

中野晶、猛追の逆転V!

磐石かと思われたP.ハーストが思わぬ74と崩れ、アイアンの冴えを見せた中野晶が67と逆転。2年ぶりの優勝を遂げた。これでツアー6勝。 中野はアウトで2バーディ、1ボギー。インに入ってからは5バーディ、1ボギーと走り続けた。本来のアイアンの切れが完全復調。バーディはほとんどが2メートル内外にぴったり付けてのもので危なげなく逆転、そして逃げきった。 「午前中は差をつめていったところで8番でピンチ。もうほとんどダボというところでした。このパットが入らなかったら、またイメージが狂ってくるんだろうなと思っていました」 その瀬戸際の3メートルを決めてボギーセーブ。まだ頑張れる、という気持ちになれた。そして...
1998/07/25国内女子

P.ハーストが抜け出して6アンダー首位!

スコアが伸び悩んで初日の混戦模様からスルリと抜け出したのはパット・ハースト。前半はおとなしいラウンドだったが、インに入ってからは4連続バーディをふくむ4アンダー。2位に3打差をつけて単独首位の座に立った。 「後半はウェッジでセカンドを打つようなイージーホールがたくさんあったので、バーディを多く取ることができた」というハースト。10番、13番、14番ではティショットに3Wを使ったし、11番は5Wで打った。「ドライバーを使わないで自分の得意な距離を残すようにプレーした。距離のマネージメントがうまくできたと思う」 ハーストの母キヨコさんは日本で生まれ育った。「日本は第二の故郷です。祖先がいる日本でプ...
1998/07/24国内女子

中野、野呂など5人が並ぶ大混戦!

雨の影響もあってかスコアが伸びず、2アンダーに5人が並ぶ混戦となった。このところ上位に顔を出している中野晶、そして野呂奈津子、木村敏美などなどがひしめきしった。 中野晶は風邪をひいて体調不十分。「試合を休んでいると風邪をひく。自分は試合にでるのが好きで、出場しながら体調が良くなっていくタイプなもんですから」 野呂奈津子は、実はプロアマの表彰式で大会のイメージソングを歌ったのだという。「ドキドキして汗をびっしょりかいてしまいました。ずっと車の中で練習していたんですけど・・」 今日の結果は「ま、1日目ですから」とあっさり言った。 ちなみに懐かしの(?)ローラ・ボー。ダボが4ホールもあるなかなか辛い...
1998/07/12国内女子

新鋭・大場美智恵、ツアー初勝利!

上位陣が総崩れの様相になった最終日。はるか下から66をマークした25歳、大場美智恵が8打差をひっくりかえすレコード更新の大逆転優勝を遂げた。 「足の形だけは朴セリに似ている。自慢です」という大場。初日は3アンダーで発進したが2日目を75。「練習場でスウィングチェックしました。今日はそのチェックポイントを考えながらのラウンドでした」 結果はボギーなしの66。自己ベストのスコアとなった。試合でもプライベートでも最高は68でしかなかったのに、大切な最終日に2打も更新することができた。 「何度もカベにぶつかって、ゴルフに向いてないんじゃないかと思いました。でも応援してくれた人たちを裏切りたくない。目標...
1998/07/11国内女子

高又順、スコアを伸ばして3差の疾走

降ったり曇ったりの2日目、初日首位の高又順がスコアをさらに2つ伸ばしてトータル8アンダー。2位グループに3打の差をつけている。 高又順はアウトでボギーなしの4バーディ。独走態勢かと思われたがインに入って調子を崩した。「後半、1メートル半のバーディパットを外してしまってからおかしくなってしまった」という。16番ロングでは「バーディをとれば2位に5打差で楽になる」という思いが脳裏をかすめた。その邪念がミスを引き起し、思わぬ17番でもボギー。 「明日はまわりを気にせずプレーしたい。できたら2アンダーくらい。アウトで稼いでインをリラックスしてまわりたいですね」 まだ若い不動裕理が5バーディ、2ボギーの...
1998/07/10国内女子

高又順、ボギーなしの66

本州はまた梅雨戻りのような今週、北海道もカラリと快晴というわけにはいかなかったが、気温20度とまずまず過ごしやすい初日だった。トップに踊りでたのは高又順。出だしから3連続バーディで1日ボギーなし。 先週、韓国に帰り親しいプロにスウィングを見てもらった。「バックスウィングプを大きくした。朴セリの感覚をイメージしながらラウンドした」という。 ルーキーながら全米でメジャー2勝の朴セリとは一種のライバル関係にある。96年の韓国女子プロでは一緒にまわり、朴の4連勝をストップさせたのだという。「その当時から世界一になるなと思いました。当時は18歳だったけど、心は50歳という選手でしたから」 ライバルではあ...
1998/06/28日本女子オープンゴルフ選手権競技

野呂奈津子、3年ぶりに大きな勝利

雨が降った。ただでさえきついラフがじっとりと濡れ、選手たちもまた髪やウェアをぐっしょり濡らしてのプレー。最後まで耐久レースのような展開になった日本女子オープンだったが、野呂奈津子がスコアを守り抜いてついに公式戦を制した。一時は首位に並んだ黄玉珍は最後の土壇場でダブルボギーとして後退した。 野呂の優勝は95年の宮城テレビ杯以来。コンスタントに試合の上位にいるし、賞金ランキングでも上位常連なのだが、実は勝ち星に恵まれていなかった。 だいたい野呂は悲劇がついてまわるようなところがある。プロテストでは服部道子と同スコアで首位合格だったのに、ツアー後半戦の出場権(枠は1名)をさらわれてしまった。ルーキー...
1998/06/27日本女子オープンゴルフ選手権競技

野呂奈津子、首位奪還。福嶋が2打差へ浮上

2日目にちょっと後退した野呂奈津子が3日目、また貯金を溜めて再出発。2アンダーのトップに立った。この試合はアンダーパーが3人しかいない厳しい展開になっており、明日もひたすら我慢のゴルフが強いられそうだ。 野呂は5バーディ、4ボギーと大量生産。かろうじてバーディの方が上回った。16番17番の連鎖ボギーが惜しかったが、これは「昨日は16番で左に落としダボ。今日はスライスしてボギー。16番でミスると17番のティショットまで当たらなくなってしまうんです」 という解説がついた。 明日は失敗を恐れずやっていきたいという。「前向きにネ」 福嶋晃子が久しぶり(?)の好ゴルフを見せた。6バーディ、2ボギーの68...
1999/05/30国内女子

ベテラン安井純子、シード外から復活

米山みどりはバーディが来なかった。パットが決まらずズルズルと75。初めての最終組・那須美根子はボロボロと崩れてしまった。79。米山と同じルーキーの藤野オリエもやはり後退。80。若手・新鋭が経験不足をもろに見せてしまった最終日だった。 上位が崩れて試合は混沌、大混戦となったが、つぶしあいの中でふんばったのは過去10勝の安井純子、そしてツアー2勝、同期の島袋美幸。お互い決定打のないまま1アンダーでプレーオフとなり、4ホール目で場数に富んだ安井の勝利。 過去10勝とはいえ、安井純子は今年のシードを失っている。悔しい52位だった。シードを失ってしまえば、その他大勢、ただの女子プロでしかない。「一から出...
1999/05/29国内女子

米山後退。那須美根子が首位に

初優勝を狙うルーキー米山みどりはスコアを伸ばせず一歩後退。前日2位の那須美根子が単独首位に上がった。那須はプロ4年目の27歳。昨年の賞金ランキングは82位。ステップアップツアーで2勝はしているが、本ツアーでのこの位置に立つのはもちろん初めてだ。 2日目の那須は3バーディ、1ダブルボギー。「昨日だったらボギーになるようなところでパーパットが入ってくれているのが、スコアのまとまった原因。パットを外すと腹を立ててしまうことが多かったんですが、今日はイライラを抑えてプレーすることができました」 那須はガーデンゴルフ倶楽部の所属。今日はその「会社の上司」が応援にきてくれた。「これは頑張らなくちゃと、次の...
1999/05/28国内女子

米山みどり、3アンダーで単独首位

雨降る中おこなわれた、廣済堂レディス。初日リードしたのは3アンダーの米山みどり。1打差に那須美根子、元載淑。 米山みどりは4バーディ、1ボギー。「グリーンが難しい。読んだ通りにいかなくて」と納得がいかない。しかし「我慢のゴルフが出来た」のが効いたのか、好スコアにつながった。新人米山が初日から首位に来のはダイキンオーキッド、グンゼワールドカップと今季に入って今日で3度目。ただし初日だけという限定つきだ。「初日がいいと、2、3日目が悪いんです」 3日間通してがんばりたいところだ。 この大会はプロになって初めて出場して以来、今年が2回目の那須美根子。「ショットはあまり良くないが、スコアはソコソコ。明...
1999/05/23国内女子

村口史子、抜け出してツアー2連勝

韓煕圓はスコアを崩した。それが若さ、優勝経験のなさというものなのだろうか。一方、先週の勝利で自信をつけている村口史子は危なげないプレーで堂々の67。トップを走る選手が貯金を5つも伸ばしたのだから、もう止めようがない。村口は嬉しいツアー2連勝。今年は、本当に強い。 村口史子は出だし4ホールでたて続けに3バーディを入れた。韓煕圓も1番2番と連続バーディ。アウトは村口・韓ともに同じ歩調だったが、イン13番でついに韓煕圓が脱落。一方の村口は10番、12番、13番、15番と更にバーディ奪取。計19パットはJLPGAの最少パットレコードだ。 ふだんはキャディにあまり聞かない村口だが、しかし今週はよく聞いた...
1999/05/22国内女子

村口が浮上。韓煕圓と並ぶ

2日目、先週優勝して勢いに乗る村口史子がスコアを伸ばして首位にならんだ。韓煕圓はダブルボギーを叩きながら盛り返してのパープレー。日本の実力派と韓国新鋭、対決の構図が出来上がった。 プロ2年目。韓煕圓はなんとか初優勝を狙いたい。「10番のダボ(ショットミスと3パット)以外はショットも良かった。ダボの後でバーディも2つ取れたし、パープレーという結果は仕方ないです。でも今日はもっと伸ばしたかった。優勝はなかなか難しいです」 来週は1週間休んで韓国に帰る。「いいお土産を持って帰りたいです。明日は3アンダーか4アンダーは出さないと・・。ロングホールが短いからここでバーディ狙っていきます」 そのバーディホ...
1999/05/21国内女子

韓煕圓、李英美、韓国ペアが初日首位

汗ばむような絶好のコンディションの中、ブリヂストンレディスがスタートした。108人が参加したこの大会賞金総額は5000万円。初日68をマークして首位に立った李英美、韓煕圓は共に韓国の選手だ。その後ろには肥後かおり、4位には村口史子。 去年予選落ちしている李英美。右足の親指の爪が内側に入って痛かったが、先週を休んで少し良くなった。「ふんばれなかったのが、思いっきり打てるようになった」 今日は「アプローチが良かった」と本人が言うように、初日6バーディの内5つは1メートル以内に寄せている。 アウトからスタートしたが前半は2ボギーしたものの後半で挽回プレーを見せた韓熙圓。14番から17番ホールまでの4...
1999/05/16国内女子

村口史子、抜け出して2年ぶりV

村口史子は前半に3バーディを放り込みトーナメントをリード。そのまま危なげなく逃げきった。不動裕理、山岡明美も必死に追い上げたものの及ばず。村口は97年のリゾートトラスト以来、ほぼ2年ぶりのツアー勝利となった。 「2年ぶり。長かった。長かったですねー・・」と村口。昨年のこの試合ではプレーオフで破れた。「でも去年2位だから今年もいいとは限らない。落ち着いてプレーしよう、優勝のことばかり考えないで、冷静にプレーしようと心がけたんです」 実は昨晩、夢をみた。自分の優勝シーン。みんなが喜んで祝福してくれる夢だった。目がふと覚めて「いけない。調子にのってるな」とふとんの中で反省した。反省したら、それから眠...
1999/05/15国内女子

村口、山岡、具玉姫がリード。大混戦。

混戦になった。3打差に17人。2打差でも10人。ぎゅうぎゅう詰めの缶詰状態だ。 初日2位の村口史子、山岡明美、具玉姫の3人が奇しくも揃って69をマーク。仲良くトップに並んだ。ベテラン、中堅どころが明日は激突する。すぐ下には不動裕理、大場美智恵とちょっと若い顔も並んでいるが少数派という雰囲気だ。 村口史子は5バーディ、2ボギー。「60台のスコアだから、だいたい目標通り。良かったです。ショットには不満があるんだけど、なんとかミスをカバーできてるし、落ち着いてプレーできてるという感じですね」 もちろん優勝したい。「でも優勝は結果でしかない。どこまでスコアを伸ばせるか。それを目標としてプレーします」 ...
1999/05/14国内女子

今週は村口史子が要注意?

昨年の2位タイ村口史子、6位にくいこんだ大場美智恵は今年も元気だ。今週はちょっと要注意だろう。特に村口史子。一説によると週刊GD掲載の艶写グラビア(たしかにきれいに撮れていた)がすっかり気に入ってしまって、もっともっと目立ってやろうと意欲満々なのだ、ともいわれている。ちょっと眉ツバだが、もっともらしい。 ・・・と昨日書いたら、本当に村口史子が4アンダーの2位スタート。大場美智恵は2アンダーの9位。ちょっと怖いようだ。 さて初日の首位は韓国の李五順。5アンダー。同じ韓国のベテラン具玉姫も4アンダーで2位グループ。日本の大ベテラン山岡明美もいい位置につけている。 李五順はアウトで3連続バーディ、イ...