1999/05/07国内男子

原田、陳リード。横山が3位に浮上

第2ラウンドのトップに躍り出たのは8アンダー陳志明と原田三夫。続くは横山明仁。4位には伊沢利光、佐々木久行がつけた。 陳志明は前日3アンダー9位。「ここ最近パターの調子が悪かったのに今週は何だか調子が良い」 後半いきなりのイーグル。96ヤードをSWで沈めた、その後2連続のバーディと好調なすべりだし。「今日は風がなかったのでスコアが伸びたんだと思う」 1イーグル、6バーディを決め一気にリード。 「コウライグリーンでこんなにいいスコアを出したのは初めて」と前日9位の原田は、6バーディを沈めた。「他にもバーディチャンスはあったが今日の結果には自分自身大満足」 昨日はアイアンが悪かった原田だが「好調の...
1999/05/06国内男子

6アンダー佐々木がトップ

フジサンケイ初日、トップを走るのは6アンダー佐々木久行。S.コンランが1打差で2位につけた。3位に深堀圭一郎、細川和彦ら6人が並んでいる。 アウトからスタートした佐々木、トップに立つのは「97年の静岡オープン以来」と言う。初日を1イーグル4バーディのノーボギーとこなした。「ピンチらしい、ピンチもなかった」今年は全試合出場するために、「オフシーズンの間も週5日ペースでラウンドしていた」という。その効果だろうか。 昨年は3位だったオーストラリアのコンラン、「このコースは自分に合っている。非常にプレーしやすい」と6つのバーディを沈めたが、17番ホールで4番アイアンのいいショットがわずかにオーバー、3...
1999/05/02国内男子

今野康晴、逆転初勝利!

すごい試合だった。もちろん尾崎直道はスコアを伸ばす。しかし2ストローク遅れてスタートした今野康晴、いきなり連続バーディを決めてジョーを脅かし続け、15番で8アンダーとして直道に追いついた。完全なマッチレース展開。16番でもバーディのジョーに遅れることなくこれもバーディ。そして最終ホール、ついに直道が痛いボギーを叩き、新鋭に勝ちをゆずった。今野康晴、初優勝。 今野康晴は「日大3強」とうたわれた片山、横尾、宮本の1年後輩。関東アマ、日本オープンローアマなど獲得はしているものの知名度はいま一つだった。プロ入りしてからもアジアンツアーのマニラオープンで優勝。昨年のワールドカップでも活躍。しかしもう一つ...
1999/05/01国内男子

尾崎直道、スコアを伸ばして2勝目へ疾走

風も弱く快晴。絶好の3日目となった。しかし最終組の木村政信、久保谷健一はスコアを崩して後退。ジョー直道も引きずられた形で伸び悩んだ。最終18番のバーディでようやく気分を取り直した格好だ。 尾崎健夫、細川和彦はちょぼちょぼ伸ばしの68。田中秀道、今野康晴の2人が一気に追い込んできた。アマチュアの近藤智弘も65という素晴らしいゴルフで5位グループ。明日もまた混戦になりそうだ。 3日目の尾崎直道は2番でバーディ先行。しかしボギーも叩く展開で結局5バーディ、3ボギー。「2位以下を離そうとしてプレッシャーがかかってしまった。惜しいパットが1発も入らない。昨日と対照的だね」 ティショット、アイアンは悪くな...
1999/04/30国内男子

またも出た! 直道4アンダー首位

昨日とはうって変わった穏やかな風模様。第2ラウンドのトップは4アンダー尾崎直道。兄健夫と入れ替りでのトップ。続くは2打差で久保谷健一、木村政信。尾崎健夫はパープレーで4位に後退した。 兄弟入替わりトップの尾崎直道は5バーディ、1ボギーで66をマークした。「終わってみたら2ストローク差。驚いたよ」明日はもっと離して楽をしたいところだが、そういうわけにはいかないコース。それを見越して「でも和合はそう簡単にはいかないね」ジャンボとまわると威圧感があり無理をするのか、ダメになることが多いという直道だが「ジェットとはやりやすい」「ジェットは全然気にならない」と強調。 初日から2位の久保谷健一は「今日は自...
1999/04/29国内男子

風の和合、尾崎健夫がトップ

ただでも難しいコースに10メートル近い強風が加わり、選手が手をやいた様子がスコアでわかる。初日のリードを取ったのは1アンダーで尾崎健夫。2位には1打差で尾崎直道、久保谷健一が並ぶ。 初日、首位に立った尾崎健夫はパーパットがよく入った。「最高のスタートがきれた」と。しかし、3番ホールでアプローチに失敗して「諦めかけた場面だったが、その後7メートルのスライスラインが入り持ち直した」 実は右膝の水を1カ月前に抜いている。下りは歩きにくいがスウィングに支障はないとのこと。 和合は風の強さが変化するうえ、グリーンが小さい。「今日は過去の中でも難しい方」と尾崎直道。18番ホールの第2打目をOBにしてしまっ...
1999/04/25国内男子

崔京周、プレーオフ制して初勝利!

堅実なプレーを見せてきた韓国の崔京周(チェ キョンジュ)だったが、終盤になってついにショットが乱れ始めて9アンダーへ後退。激しく追い上げたインドのジーブ・ミルカ・シンとのプレーオフへもつれ込んだ。しかしプレーオフ最初のホールでシンはボギー。崔京周が大きな優勝を決めた。 余裕のアドバンテージを持ってスタートした崔京周は3番4番でダメ押しの連続バーディとし、完全な独走になりそうな気配だった。14番から「自分のコントロールができなくなり」ショットがブレだしたが、しかし「これは絶対自信がある」という絶妙のパッティングで危ないパーセーブが続いた。 そして17番、ついにシンに並ばれるボギー。18番も「これ...
1999/04/24国内男子

雨のため3日目は中止決定!

キリンオープン3日目、週末を襲った大雨の影響でスタートは3時間の遅延となった。当初の予定では12時5分再開の予定だったが状況は回復せず、11時30分、中止と決定した。 明日日曜は18ホールの決勝となり、競技は54ホールに短縮となる。また獲得賞金加算額もこれにともなってカットされる。結果論だが、韓国の崔京周にとってはこのまま逃げきる絶好のチャンス。5アンダーグループ、4アンダーグループの選手も一発勝負で逆転の目があるだけに、明日1日が正念場だ。 それにしても今年のツアーは本当によく雨にたたられる。今週は男子ツアー6戦目になるが、ダイドー静岡は第2第3ラウンドが雨でサスペンデット、続くKSBは第2...
1999/04/23国内男子

崔京周が独走首位

キリンオープン2日目、9アンダー崔京周(チェ キョンジュ)が引続きトップを走る。2位は加瀬秀樹、今野康晴、米山 剛など5人がひしめき合っている。 トップを守っている崔京周は第2ラウンドで3打伸ばし、トータル9アンダーとした。「歩くのもパットもテンポ。ワン・ツーのテンポが大事なんだよ」 2位に4打差をつけ独走の雰囲気を作った。 インドのJ.M.シンと中国の張連偉は共に前日1アンダー16位からのスタート、一気に2位まで急浮上した。 「前半は耐えたという感じ」の今野はパープレー。昨日ほど調子はよくないが貯金がきいて順位は落とさずにすんだ。「雨が降りだしてから、いい距離のパットも入る気がしなくなった」...
1999/04/18国内男子

尾崎直道、4日間首位の完全優勝

バーディ男の鈴木亨が激しく追い上げた。尾崎直道もちょっと崩れかかりそうだった。しかし15番、17番で勝利を決定的にするバーディ。結果的には鈴木に2ストロークの差をつけて4日間首位を譲らずの完全優勝。粘りのジョーの典型的な勝ちパターンだった。 10番、13番をボギーとして実は暗雲たちこめる気配だった。鈴木亨がガンガン攻めて追い上げてくるのに、悠々トップのはずの尾崎はジリ貧模様。下手すると追いつかれるか・・とさえ思われた。 「正直いって、こんなに苦労するとは思わなかった。やっぱり勝つのは大変だと思ったね」という尾崎。15番ロングホールの3打目を80センチに寄せてようやく愁眉を開いた。17番ロングで...
1999/04/17国内男子

尾崎直道、3日間トップで優勝へ王手

つるやオープン3日目、尾崎直道が今日も安定したゴルフでさらにスコアを伸ばして首位。これで3日間トーナメントリーダーの座を譲っていない。 小達敏昭が17番イーグルなど一気に伸ばして激しく追い上げてきた。手島多一、鈴木亨など8アンダーグループも十分射程圏内。尾崎が4打差と大きくリードしてはいるが全体にスコアの動きは激しく、まだまだ混戦模様といってもよさそうだ。 今日の尾崎はわずか25パット。しかし今度はショットが良くなかった。「寄せワンに助けられた。昨日はパターが入らなかった(33パット)が、あまり嘆くのはよくないなと反省した。やっぱり前向きにいかなくっちゃと痛感したんだ。嘆いたって現実からは逃げ...
1999/04/16国内男子

直道、トップをゆずらず

つるやオープン2日目、依然尾崎直道がトップ。昨日ほどのバーディは取れなかったものの、ボギーを1つに抑えて34・36でトータル9アンダーとした。2位の飯合肇、鈴木亨は動かなかったが、手島多一が3つ沈めて2位に割り込んできた。 前日2アンダー25位からスタートした小達敏昭、中村通が2打差5位に浮上。 かわりに横尾 要が1つプラスして10位まで順位を下げた。 今日は33パットの尾崎「内容的には安定したゴルフだった」「でもパッティングが全然ダメ!」という。第2ラウンドをこなした今日はまだ中盤。「明日になればまた気持ちも切り変わるかも」「おもしろくなってきたなという感じで残りをこなしたい」 手嶋はシーズ...
1999/04/15国内男子

直道リードを奪う

初日のリードを奪ったのは、日本ツアー第1戦になる尾崎直道。9つバーディを放り込み、7アンダーとした。飯合肇と鈴木亨が1打差で追いかけている。4位に5アンダーで横尾要、佐藤信人、手嶋多一。 尾崎がいきなり飛び出た初日、「最高のスタートが切れたね」 「でも、優勝の意識は最後のハーフに立たないとわからないけどね」気をよくしている。5番でバンカー、11番でもエッジからアプローチがうまく行かずボギーとしたものの、バーディが利いて32・33とした。本当は米国80%、日本20%の出場割合にしたいそうだが、日本にいる間はファンを沸かせてほしい。 アウトからスタートした飯合は後半で12、13、14、15番の4連...
1999/04/04国内男子

3人プレーオフを河村雅之制す

風もなくまずまずのコンディション。スコアがよく伸びた。安全圏と見られた井田安則が最後で崩れた。今野康晴も後半後退。かわって河村雅之、米山剛、細川和彦。前日の3位5位の3人が11アンダーでならびプレーオフにもつれこんだ。 ツアー界7不思議と言われながらまだ未勝利の米山。ツアー4勝ながら昨年は勝てなかった細川。ツアー2勝とちょっと物足りない河村。喉から手の出るほど優勝の欲しい3人が激突したが、まず1ホール目で米山がボギーで脱落。そして2ホール目、パー・バーディで明暗が分かれ、河村雅之の勝利が決まった。 試合では禁句だが「ればとたら」の多い展開だった。井田安則は17番までは悠々の初優勝のはずだったが...
1999/04/03国内男子

2日目は井田が伸ばして9アンダー

1日のブランクがたたったのか初日の首位・堺谷和将は転落。パープレー程度では一気に後退してしまう好スコアラッシュの2ラウンド目だった。 トップに浮上したのは34歳の井田安則。1イーグル、4バーディ、2ギーの68。これも売り出し中の25歳今野康晴が8バーディ、1ボギーの65をマークして一気に上がってきた。すぐ下には細川和彦が機をうかがっている。二人の息子は予選落ちしたが、父・杉原輝雄も元気だ。 井田安則は前半パー続き。「寄せワンが多かった。今日もパターがけっこう入ってくれました」 しかし17番から連続4ホール、バーディが決まった。6番のボギーも7番のイーグルでお釣りが来た。 「明日も今日のゴルフが...
1999/04/02国内男子

強風吹き荒れ試合中止!

全国的に強い風が吹き荒れた。会場となった太平洋C市原でも10メートルから15メートルの風が吹き、瞬間的には風速30メートル近くにも達したため8時58分に一時中断。グリーン上ではボールが停止しない状況になった。 谷昭範など4番グリーンでパッティングしようとしたらボールが1~2メートル転がり、再度マークして打とうとしたところ今度はグリーンの外まで転がり出てしまったという。また1番2番ホール間の大きな杉が2本ひび割れて傾いた。急遽切り倒したがこのままではギャラリーにケガがでるかもしれないとの心配も出てきた。 このため12時まで待ったものの鈴木規夫チーフディレクターは2日目のプレー中止を決断。明日土曜...
1999/04/01国内男子

堺谷和将、絶好調!

今年は暖かい日に開催することができた、デサントクラシック。初日にリードを取ったのは堺谷和将、66をマークして単独1位に躍り出た。1打差に鈴木亨、井田安則、吉村金八、続く5位には田中秀道、日下部光隆ら6人の団子レースとなった。 今日の堺谷はインからのスタート、出だしは好調でもなかった。「ぼくはよくハプニングがあるんですよ」本人が言う通り、13番ホールでは残り50センチのパーパットでバックスウィング時にボールが動いたのをそのまま打ってしまった。1ペナルティがつきダブルボギー。 しかし後半波にのり1イーグル、7バーディを決めトータル6アンダーとした。今日は学生時代の級友がキャディをつとめた。今年29...
1999/03/28国内男子

金子柱憲、逃げきりの3年ぶり勝利

スタート時点の3打差も決して安泰ではなかった。前半は差を広げて楽勝ムードだったが後半になって貯金を崩し始めた金子柱憲、追うフランキー・ミノザ。最後は1打差の勝負となったが金子柱憲が3年ぶりのツアー勝利をあげた。 金子柱憲は出だし1番2番をバーディスタート。折り返し地点では16アンダーにまで伸ばしていた。しかし11番でボギー。13番ミドルではOB入りダブルボギー。14番でまたボギーとしてF.ミノザに並ばれてしまった。 「13番はもっとビビッてやればよかったのに、左サイドが怖いという意識もないまま軽率にティショットをしてしまった。打ち直しもバンカーで目玉。トリプルのケースだったが、なんとかこらえる...
1999/03/27国内男子

金子柱憲、トップを守る

曇り空の中行われた第3ラウンド。金子柱憲が1打伸ばし、13アンダーにして依然首位を守った。2位には68をマークしたF.ミノザが浮上。続くは初日から好位置につける川原希。 「昨日まで、コースがやさしく感じていたが、今日はタフなコースだった」とは金子柱憲。1,2ラウンドをボギーなしできた金子は、今日のプレーでボギーを4つ叩いた。しかし5つのバーディで1アンダーの貯金を増やし独走状態を崩さない。「明日は勝つことだけ考えてプレーする」と、このまま逃げ切る勢いを見せる。 「アイアンの調子が良かった」というミノザは出だしボギーとつまずいたものの、その後は順調に5バーディを決めて10アンダーとした。「明日は...
1999/03/26国内男子

試合は順延。金子柱憲が12アンダーに

第2ラウンドは午後に2度、濃霧で中断。なんとか続行するものの17時30分に日没のためサスペンデッドとなった。12組が土曜朝7時からプレーを継続する。ホールアウトした中でトップは金子柱憲、12アンダーをマークした。2位には10アンダーの川原希と謝錦昇が並ぶ。 「2回グリーンをはずした所があったが、上手くパーで切り抜けられた」おかげで、金子は今日もボギーなし。昨日の貯金も手伝って余裕ができた。「ショットは何とかいい感じ、良いパットをしてるし・・・明日からは自然にいきますよ」と、天候には反して金子の風向きは安定している。 1、8、13番、10メートルのロングパットを沈めた謝錦昇は、今年の日本での出場...