2001/03/10国内男子

片山晋呉がスパート。開幕戦優勝に向け5打差で最終日を迎える。

大会2日間を費やして第1ラウンドが終了し、3日目に予選第2ラウンドが行われた。前日までの雪の影響はないが、気温は低く各選手防寒着を着用してのラウンドとなった。 昨年の賞金王、片山晋呉が開幕戦から実力を発揮した。「ボギーにはしたくないないなって思って打ったら入っちゃった」という4番パー5でチップインを決めると、6番ホールから4連続バーディを奪った。この時点でトップに立つが、11番でボギーを出し一歩後退。 しかし、15番で再びバーディを奪い首位にたった。昨シーズンの終盤、驚異的な強さを見せ付けた片山のゴルフは健在だった。17番ロングホールでは残り240ヤードを4Wでピン手前3メートルに乗せてきた。...
2001/03/09国内男子

初日の雪は降り続け、2日間でファーストラウンドが終了。大会は3日間に短縮される。

初日がサスペンデッドになり、本日8時からのこりホールの進行が予定されていたが、前日からの雪は簡単には止んでくれなかった。 コースの状態が回復し、ようやくスタートできたのが13時43分。第1ラウンドを残した54名が昨日中断した地点からスタートした。明日予選第2ラウンドを行い、日曜日に決勝ラウンドが行われる3ラウンド54ホールに短縮された。 昨日の暫定トップだった高見は単独首位をキープ。1打差の4アンダーに室田淳が食い込んできた。これで2位グループは4人。明日以降も寒さは続きそうなので、スコアはあまり伸びそうにない。我慢強いゴルフを強いられそうだ。...
1999/11/14国内男子

3人プレーオフ制して宮瀬博文、2年ぶりV

アドバンテージを持ってスタートした川岸良兼がダブルボギーを打って崩れた。宮瀬博文が伸ばした。しかし崩れかかった川岸がまた生き返り、強敵ダレン・クラークがスコアを伸ばして先にホールアウト。宮瀬も最終ホールで1打、2打をミスってバーディが取れず、3人が14アンダーで並ぶというややこしい展開になってしまった。 しかしプレーオフ1ホール目で川岸が脱落。2ホール目でクラークがボギーとして優勝は宮瀬博文。97年の札幌とうきゅうに続く2年ぶりのツアー2勝目。大きな試合で復活ぶりを見せてくれた。 宮瀬とプレーオフの相性は、あまりよくない。今年もジュンクラシックでのプレーオフ、いきなり池にいれて敗退。だから2...
1999/11/13国内男子

絶好調・川岸良兼。66マークでリード

2日目の首位・友利勝良はボギー連発で後退。今季調子を取り戻し、自信大復活の川岸良兼がまたも爆発した。出だしでいきなりの3ホール連続バーディ。66をマークして13アンダーまで伸ばした。2位には2打遅れて宮瀬博文。丸山茂樹もやはり66でホールアウトし単独3位につけている。怖いウェストウッドは首位に4打差の4位グループ。 川岸良兼は7バーディ、1ボギー。3連続バーディでスタートし、最終ホールもバーディとして明日につなげた。「フィリップモリスで優勝した勢いもある。不安もあるけど、いい感じできてます」 このままで、こんなゴルフをしていていいのかな、と思ってしまう。それが不安なのだという。長い不振のブラン...
1999/11/12国内男子

友利勝良、単独首位に立つ

霧と雨の悪天候に見舞われた第2ラウンド、トップにきたのは友利勝良。コースコンディションが良くない中で6バーディ、ボギーなし。前日11位からの上昇だ。2つの貯金を加えた尾崎直道・宮瀬博文が、2位に後退したもののその差は1打。しっかりついて来ている。細川がイーブン46位から急浮上をみせて12位タイまでの追い上げをみせている。 「ゴルフは悪くはない。ボールはしっかり打ってるんだけどね」というセルヒオ・ガルシアは出だしを連続ボギーとしトータル3バーディ、4ボギーの1オーバー。イーブンに戻して38位まで順位を下げた。また、英国のアンドリュー・コルタートは18ホールをすべてパーで38位タイとした。 「今日...
1999/11/11国内男子

首位に尾崎直道、宮瀬など5人

ビッグトーナメントのはじまりだ。初出場のエルニーニョ・ガルシアは日本の若手選手、丸山茂樹・田中秀道と人気モノの顔合わせ。賞金ランクトップの直道・細川と組むのは今大会を実に3連覇している豪州リー・ウェストウッド。ジャンボはオラサバルとのペアリングとなっている。 好天に恵まれ絶好のゴルフ日よりとなった初日。イーグルを取る選手も続出し、6アンダー首位には、尾崎直道、宮瀬博文、ダレン・クラークら5人が並んだ。1打差6位には川岸良兼、ウェストウッドほか4人。丸山茂樹、横尾要、桑原克典は10位グループにつけた。 「長旅の東回りで地球をまわってきたので少し疲れているけど、2~3日で良くなると思うよ」とはS....
1999/11/07国内男子

田中秀道、手応えの復活V

勝ったらリハビリ完了と言っていた田中秀道。最終日も危なげないゴルフでスコアを伸ばした。終盤16番、18番はボギーとしたが、もうこの時点では勝負の行方に無関係の展開だった。結果的には深堀圭一郎に5打差。11カ月ぶりのツアー勝利で秋の3連戦に向けて確かな手応えをつかんだ。 今年、開幕前、実は敬愛していた祖父「おじいちゃん」が亡くなった。いつも自分を見守ってくれている、と感じられる人だった。男はかくあるべきと教えられることの多い祖父だった。去年の暮れに「お前も勝負強くなったな」と言ってくれた。ズッシリ、重く感じられる言葉だったという。 「おじいちゃんに誉められることがずっと目標でした。開幕してす...
1999/11/06国内男子

復活・田中秀道。今季初Vへあと一歩

「初日の66は怖い66。信用できない」と言っていた田中秀道。しかし3日目もまた7バーディ、1ボギーのゴルフで66をマークした。今度の66はしっかり手応えがあったはずだ。2位に3打差をつけてほぼ1年ぶり、今年の初Vへあと一歩。 追っているのは深堀圭一郎。これもこのところパッとしないゴルフが続いていたがツアー3勝目のチャンス。それを言うなら小達敏昭も同じことで、6年ぶりのツアー2勝目が目の前にかかっているし、川原 希にとっては念願の初優勝、シード入りの好機なのだが。 「前半はイメージと違うボールが出ていた」という田中秀道。それでも2番、5番のロングホールをバーディとして気持ちがほぐれた。日本プ...
1999/11/05国内男子

川岸またも首位。久しぶり田中秀道

アコムインターナショナル2日目。前日上位が崩れていく中、川岸良兼・田中秀道が69で9アンダー首位に立った。トップスタートを切った小山内護と鈴木亨は6アンダー8位に後退。2位には66をマークした川原希や東聡、深堀圭一郎ら4人が2打差で待機している。 4アンダー、1ボギーとした川岸良兼。「ヘッドの重みを感じて打てました。手応えがあるイイ感じです。でも、最後の方は寒かった。疲れてるのかな?」 内容的には昨日よりよかったが、集中力に欠ける1日だったという。18番ホールはフェアウェイのど真ん中からのセカンドショットを、“こんな風にやってみよう・・・” と試し打ち。「おっ!ええ球や」と思ったとたん、軽く打...
1999/10/31国内男子

川岸良兼、4年ぶりのツアーV

けっこう危なかった。順調にトップを走っていた川岸良兼は16番のボギーで一歩後退。しかもマッチレース展開となっていた桑原克典が最終18番でバーディ。川岸はかろうじての1打差逃げきりでツアー6勝目を飾った。95年のJCBクラシック仙台以来、4年ぶりの優勝だ。 勝った川岸本人も「後半はまったくゴルフになっていなかった。途中から早く終わってくれないかな、とそればかり考えていた」という。「クワ(桑原)が惜しいパットを外して、自分がバーディを決めたとき、このまま行ければ勝てると思った。しかしそう思ってからが本当に長かった・・」 それでも決して萎縮しないのが川岸だ。2打のリードで迎えた18番ロングでは「歴史...
1999/10/30国内男子

え?川岸良兼が首位に躍り出た

意外といっては失礼だろうが、しかし意外。未完の超大器ともいわれる川岸良兼がアウトで爆発。66をマークして首位に踊り出た。桑原克典も60台を出したが一歩後退。下からは今季自信の横尾要が迫っている。 川岸良兼はアウトで2番、4番5番6番7番とバーディ。しかしインに入ってからは「余裕のあるゴルフ」をしすぎてしまった。ピンが奥にあるため打ちすぎて「くだらないボギー」にしたくなかったのだという。結局インでのバーディは15番ロングだけ。もうひとつのロング、18番は残り193ヤードを6番で打ってダフってしまった。「ふつうなら7番なんだけど、あんまり順目の絶好のライだったもんで6番にした。フライヤーすれば8番...
1999/10/29国内男子

桑原、Z.モウが首位タイに浮上

2日目は昨日よりさらに風のない絶好のゴルフ日和だった。トップタイに並んだのは桑原克典とミャンマー出身のゾー・モウ。2位には前日首位スタートのD.チャンド。8アンダー4位に65をマークした川岸良兼。初日を1オーバー49位と出遅れ気味だった細川和彦が猛烈な追い上げをみせて9位まで浮上している。ジャンボ尾崎は72・74の2オーバー70位でまさかの予選落ち。 桑原克典は「無理すれば2オンで届くホールもあるけど、今回は初めから3オン狙いなので楽に打ってます」 それで3打目を80、100ヤードと自分の好きな距離を残し、寄せてバーディという作戦が上手く行っている。「明日からはそんなに簡単にはいかないだろうけ...
1999/10/28国内男子

復活・湯原信光が首位タイだ

秋のビッグトーナメントが始まった。兵庫県ABCゴルフ倶楽部で行われているフィリップモリス。初日首位は67をマークした湯原信光。日本オープンでは最終的に崩れ、悔しい2位だったが、今回はどうだろうか。トップタイに並んだのはフィジーのデネッシ・チャンド。1打差3位に今季好調の伊沢利光や手島多一らの5人。横尾要・丸山茂樹・田中秀道の若手グループは8位といい位置につけた。 5バーディ、ボギーなしとした湯原信光はインからのスタート。前半は12番から連続バーディを決めた。「今日は自分にとって好条件が揃っていた。冷えると痛みが出て大変だからね」 病気や怪我でリハビリについやした時期が多かったが夏のKBCから復...
1999/10/24国内男子

丸山20アンダーで今季初V

ブリヂストンオープン最終日。優勝は通算20アンダーを稼いだ丸山茂樹。5打差2位の伊沢利光は最終日を70とし丸山に振り切られてしまった。招待選手のC.スペンスは13アンダー3位。4位にジャンボ・谷口徹。 「素直にうれしいの一言」 丸山茂樹は最近試合に勝つ難しさを感じていた。そんな中での1年3ヵ月ぶりの優勝(昨年のフィランスロピー以来)となったが、プレッシャーもあった。 前半はバーディ、ボギーを繰り返しだった。やっと9番、10番をバーディとして自分のペースを守れると思った矢先に12番をボギー。「ここからが正念場と思って仕切り直して14番をパーセーブしてやっとホッとしました。16番で寄せられたのが、...
1999/10/23国内男子

16アンダー丸山、首位独走

ブリヂストンオープン3日目。とうとう丸山茂樹が抜け出してきた。66をマークして2位に3打差をつけて堂々の独走状態に入った。少し遅れをとったものの2位にいるは13アンダー伊沢利光。3位には今日を70としたジャンボと谷口徹・C.スペンスの3人が11アンダーで並ぶ。 今日は4番ホールまでパットのタッチが合わず、自分の気持ちもかみ合っていなかった丸山茂樹。しかし5番のバーディを入れてパットの調子が上がった。7バーディ、1ボギーのトータル66をマークして単独トップ。 「今日は納得いくラウンドができました!」 今は勝ち負けよりもゴルフをすることが楽しいという。やっと自分のゴルフが見つかったというところか。...
1999/10/22国内男子

首位に伊沢、丸山。ジャンボも好調を維持

曇り空の中行われたブリヂストンオープン2日目。首位には前日首位スタートの丸山茂樹と1打差2位で隙を狙っていた伊沢利光が並んだ。ジャンボは9アンダー3位と一歩さがった。 ジャンボらと前日首位に並んでいた白浜育男は、今日をイーブンパーとし7位に後退している。68で回った中嶋常幸、細川和彦の弟・和也は予選通過ならず。 「ナイスラウンドって感じかな?」 6バーディ、2ボギーの68とした丸山茂樹は前日から首位をキープしている。 今日は4つの貯金を稼いだ。明日は64を目標にするという。「ジャンボさんと一緒だけど、意識はしない。ベストを尽くすだけ。ぶっちぎりの優勝をしたいけどそう簡単にはいかないだろうな」 ...
1999/10/21国内男子

ジャンボ首位。丸山も久しぶり

1週間のブランクを空けてブリヂストンオープンが始まった。初日をリードしたのは66をマークした尾崎将司・丸山茂樹・白浜育男。1打差4位には伊沢利光・真板潔ら5人グループ。昨年優勝した佐藤信人、賞金レーストップの尾崎直道、その兄・健夫は1アンダー34位に並び出遅れ気味のスタートとなった。 インからスタートした尾崎将司は出だしの10番ホールをいきなりボギーとしたものの、12番で立て直し連続バーディを決めて波にのった。18番ホールもバーディと、いいイメージで後半に入った。残りハーフ、2番ホールでイーグルを沈め、ボギーなしの2バーディ。上がり9番もきっちり取っている。 日本オープンを終えてから2週間を休...
1999/10/10国内男子

横尾要、逆転のツアー2勝

片山晋呉がスコアを落とした。予想通りビジェイ・シンが浮上して来た。しかし「ガンガン攻める」と宣言していた横尾 要が有言実行の5バーディ、2ボギー。最後は危なかったが切り抜けてのパーセーブ。ツアー2勝目を上げた。 横尾要は前半パープレー。インに入って12番13番、15番と立て続けにバーディを沈めた。「後半は自分のゴルフをして30くらいで回ろうと思っていた。なんかフッ切れた気分でした。15番でイケるかなという感じ。17番を終わって単独トップに立ったのを知りました」 しかし18番。「もっと左を狙うべきだった」というセカンドショットは危うく池に入りそうなミスショット。頭では左を狙うつもりなのに体はピン...
1999/10/09国内男子

片山晋呉、伸ばして首位を堅持

さすがに初日、2日のようにはいかなかった。片山晋呉は後半伸び悩んだが、それでもトータルスコアをひとつ伸ばして首位の座をきっちり守った。横尾要は勢いが止まって現状維持。下からスチュアート・シンクが上がって来た。伊沢利光も3位グループへ浮上した。倉本昌弘はついに力尽きたか(?)14位へ後退。 「4日間いずれかは良い日でない時もあると思う。それでもアンダーで回れて良かった」という片山晋呉。「入りそうなラインに付いてくれなかった」ともいう。結局この日は2バーディ、1ボギー。ガマンのゴルフだった。 伊沢利光はバーディ4つ。しかしボギーも2つ出た。「けっこう厳しかったです。今日いちばん難しかったんじゃない...
1999/10/08国内男子

片山晋呉抜け出す。2打差に横尾

2日目の東海クラシックは片山晋呉が単独首位。12アンダーとただ一人昨日からのペースを維持してトップに残った形だ。2位には片山と同じく67をマークした横尾要が隙を狙いながら待機している。前日65でトップスタートした倉本昌弘、伊沢利光が2位と2打差の9アンダーで3位につけている。 倉本らと前日首位タイに並んだ小林正則は74とし5アンダー15位に後退した。日本オープンで久々の出場となった田中秀道。前回は第1ラウンド9番ホール終了後に左膝痛のため棄権したが、今回は79・76の11オーバー114位で予選を通過ならず。 6バーディ、1ボギーとした片山晋呉。「自分の読みがグリーンに対してかなり合っている。」...