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復活・湯原信光が首位タイだ

秋のビッグトーナメントが始まった。兵庫県ABCゴルフ倶楽部で行われているフィリップモリス。初日首位は67をマークした湯原信光。日本オープンでは最終的に崩れ、悔しい2位だったが、今回はどうだろうか。トップタイに並んだのはフィジーのデネッシ・チャンド。1打差3位に今季好調の伊沢利光や手島多一らの5人。横尾要丸山茂樹田中秀道の若手グループは8位といい位置につけた。

5バーディ、ボギーなしとした湯原信光はインからのスタート。前半は12番から連続バーディを決めた。「今日は自分にとって好条件が揃っていた。冷えると痛みが出て大変だからね」 病気や怪我でリハビリについやした時期が多かったが夏のKBCから復帰している。
「結果はそのうちついて来ると思うよ。今年はじっくり体のケアをしていい方向に持っていきたい」 可もなく不可もなく上手くスコアをまとめられている。ショットは自分で80点をつけた。「ショートゲームとパッティングが手助けしてくれてるよ。目の前のボールをいいイメージで打つラウンドが出来ている」

1イーグル、4バーディ、1ボギーとして初日を首位で終えたD.チャンド。先週ジャンボにアドバイスを受けた。「ジャンボは私のスウィングをよく理解して、分かりやすくアドバイスをくれました」 そのおかげか、左に引っかけるショットを修正できた。ボギーとした3番はつい「引っかけ」が出てしまった結果。「このトーナメントは賞金が多い。ここで踏ん張って、シード権を確実なものにしたい。そのためにも明日からボギーを出さないよう、丁寧にプレーします」

伊沢と並び4アンダー3位とした桑原克典は4バーディ、ボギーなし。初日をいい位置につけた、好調の理由は一昨日に待望の長男が産まれたこと。「今はうれしくて、何をやっているか分からない状態。いいショットもあったし悪いショットもあったけど、結果がどうあれ今の自分には苛立ちがない」 その多少のミスが許せる心のゆとりがいい方にころんだ。「ミルク代を稼いでくるように言われました」 頑張るしかない。

今日はアクシデント(?)があった丸山茂樹。「18番ではボールが誰かに踏まれた感じ」 鉄板の上に乗せたたこ焼のようだった。しかしスコアはまずまず。飛距離に悩んでいたのがウソのよう。ドライバーは同組でプレーした小山内プロの前を行った。「そこが大きかったですね」 先週、念願の今季1勝目を挙げ、波に乗っているだけに明日以降のプレーも楽しみだ。

優勝賞金は4000万円と高額。おまけに今大会終了時の賞金ランキング3位までは、スペインで行われる世界選手権“アメックス”の出場権を得る。

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1999年 Philip Morris Championship



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