1999/11/19国内男子

ガルシア、ついにトップに躍進

好天に恵まれたダンロップフェニックス2日目。首位に踊り出たのは注目選手セルヒオ・ガルシア。トーマス・ビヨンと共に3位に2打差の7アンダーとした。前日首位スタートの横尾 要は5アンダー3位に一歩後退。リー・ウェストウッドが5位。田中秀道は1オーバーで貯金を崩し8位まで下がっている。グレッグ・ノーマンは73でトータル2アンダー、69としたジャンボと10位に並んでいる。 とうとう本領発揮か、S.ガルシアは7バーディ、1ボギー、1ダブルボギーでトップにのし上がってきた。アウトで4回、インで2回バンカーに入れたが「海岸が好きなのでよくバンカーに入るね」とジョークで流した。 先週連発していたスライスはコー...
1999/11/18国内男子

豪華メンバー勢ぞろい! 首位は横尾だ

この競技、ダンロップフェニックスと名前が変わってから日本人優勝は85年の中嶋常幸とここ10年ではジャンボの3連覇だけ。今年はどのような展開になるのか? 初日にリードを奪ったのは65をマークした横尾要。2打差2位には田中秀道、藤田寛之、G.ノーマン、M.ゴーギンが並んだ。先週のVISA太平洋を55位と不本意な成績で終えたS.ガルシアは今回は3アンダー6位につけている。 6バーディ、ボギーなしとした横尾要、65はこの試合での自己ベスト。「今日は100点に近い内容。ショット・パット共に良くてこのスコア。この試合はいつも出だしは良いけど、3日目以降に消えてしまう」 昨年も好調な出だしを切ったが、68・...
2000/08/25国内男子

超人・伊沢が伸ばして独走

2日目の伊沢利光はさらに7つ伸ばし、2位以下に5打差をつけての一人旅に出てしまった。そんな伊沢を必死に追いかけるのは1ラウンドで2つのイーグルを出したC.ペーニャと、ホールインワンを決めた杉本周作。6アンダー4位グループには真板潔・藤田寛之が並んでいる。 アウトスタートの伊沢利光は、6番から4連続のバーディをねじ込み、ボギーなしのまま上がりも連続バーディを決めた。「ピンチらしいピンチはなかったですけどね。ティショットは悪かったです」 スコア的には伸ばしたこのチャンスを活かして他の選手から早く後姿を眩ませたいという。「早く見えなくなっちゃうほうがやりやすいですからね、僕のほうも」 C.ペーニ...
2000/08/24国内男子

帰国早々、伊沢が首位スタート

全米プロ選手権に出場した以外の選手にとっては2週間の夏休みが明けて久々の試合となる久光製薬KBCオーガスタ。初日は伊沢利光が5アンダーと伸ばして単独首位。1打差2位には原口鉄也・篠崎紀夫・菊池純・深堀圭一郎・小山内護の5人が控えている。3アンダー7位には谷口徹・室田淳ら6人のグループ。つい先日にAOLの同組プレーが注目を集めていたが、今回は杉原輝雄・霍本謙一・金井清一のペアリングが話題となっている。初日は金井清一の2オーバー87位が3人の中で最高だった。 単独首位の伊沢利光は10、14番でボギーが先行するスタートだったが17番からの連続バーディで持ち直し、結局6つのバーディと上がりホールはイ...
2000/08/06国内男子

ジャンボが復活。今季初優勝

最後はジャンボ尾崎と山本昭一がプレーオフにもつれ込んだが、1ホール目で決着がついた。早々にバーディを沈めたジャンボの勝ち。サンクロレラは今季からの大会、初代チャンピオンに輝いたジャンボが久しぶりに笑顔を見せた。 「やっぱり優勝を目指してやっているからね」とジャンボ。昨年暮れから不振にあえぎ、故障を抱えながらの苦しいゴルフが続いていた。優勝した今も悩みは尽きない。「スウィングを変えている途中で、グリップから変化させている。なかなか自分のモノにならないよ」 そして、頭の中では3ストローク離して勝ちたかった、しかし後半は体力が続かなかったりで自分で誉められるゴルフではなかったと言う。「山本の方がいい...
2000/08/05国内男子

ジャンボ66で2位浮上。首位には山本昭一。

サン・クロレラクラシック決勝は、なんとジャンボが66をマークして2位タイまで浮上してきた。ほかにイーブンパーの佐藤信人が野上貴夫、山本善隆と共に2位グループにつけている。首位には3つ稼いだ山本昭一。2位以下に2打差をつける10アンダーで単独トップに立った。 風あり雨ありの一日だった。そんな中で伸ばせるゴルフを目標にした山本昭一は5バーディ、2ボギー。「69としたスコアには満足しています。落ち着いた展開ができたおかげで、3つ伸ばせました」 前半はショットが良く、バーディチャンスが作れた。「チャンスが来たらちゃんと取ってという気持ちで。あせってもしょうがないですからね。自分の感覚で7割できればチャ...
2000/08/04国内男子

いつの間にか佐藤信人が首位

2日目、首位に立ったのは今季のトーナメントを引っ張っている佐藤信人だった。33・33の66をマークして、8アンダー。2位には山本昭一・野上貴夫が並んだ。続くのは飯合肇・平石武則・岡茂洋雄ら7人。 AONの中で予選通過したのは、今日を68として2アンダー34位と踏ん張ったジャンボだけ。中嶋常幸はカットラインに1打足りない63位。同じく予選通過ならなかった青木功は6オーバー121位とした。 「今日はすごくいい内容だった。今年の中でも1・2番なくらい」というのは佐藤信人。6バーディ、ボギーなし。全英オープンに出場するも1打足らずに予選落ちを喫して学んだことが多かった。 「土日をギャラリーとして観戦し...
2000/08/03国内男子

飛び出したのは菊池純。

今年から新規大会のサン・クロレラ クラシック。青木功、尾崎将司、中嶋常幸の「AON」同組プレーが話題の今大会だが、初日に飛び出したのは5アンダーで菊池純だった。1打差2位には広田悟・大山健。続くのは、井殿康和・白浜育男・藤田寛之ら6人が4位グループ。 菊池純はインからのスタート。前半はボギーなし。波のないプレーで2つの貯金を稼いだが後半は一転した。パーが1つもないバーディかボギーかという出入りの激しいゴルフとなった。終わってみれば、67をマークしてうれしい単独トップ。 注目の青木功は5オーバー116位。インスタートのジャンボはボギーが先行。後半で2つは取り返したが、追いつかず2オーバー71位タ...
2000/07/30国内男子

白潟英純、念願のツアー初勝利

3人3様、それぞれの「勝ちたい理由」を胸にスタートした首位タイ3人だったが、高崎竜雄は後退、室田淳は伸びず。白潟英純だけが順調に5バーディ。67でホールアウトして勝利を飾った。96年インドオープンや地区オープン、チャレンジ競技などの勝利はあるが、国内ツアー競技では初勝利。34歳にしてようやく勝利の美酒を味わった。 「月並みですが」と前置きしてから白潟英純は言った。「月並みですが、嬉しいです。小さいときからツアートーナメントのチャンピオンを夢見ていました・・」 「今日はドライバーがすごく良かった。ほとんどフェアウェイ。5打差はついていたけど16番(ロング)のティショットを切り抜けるまでは、1...
2000/07/29国内男子

更にバーディラッシュ。3人並走14アンダー

いやー、バーディがどんど出る。景気よくバーディが飛び交い、前日の首位室田淳は4つ伸ばして14アンダー。白潟英純もまた元気を取り戻して66プレー。下からは高崎竜雄がノーボギーの65でこれも14アンダー。首位が3人ならんだ。 高崎竜雄は出だしバーディ。8番から3連続。16番からも3連続バーディが来た。「こんなラウンドは経験ない。ティショットはフェアウェイだし、軽くして(2ポイント軽減)シャフトを短くしたクラブもばっちり決まった」 最終日をトップで迎えたのは初めて。「今年はツアーメンバーではないしQTの順位ではほとんど試合に出られない。自分には優勝しかないです」 白潟英純もノーボギのラウンドだ...
2000/07/28国内男子

室田淳 首位キープ。東聡が猛追い上げ

2日目、首位を守ったのは6年ぶりの優勝が掛かっている室田淳。2位以下に2打差をつけている。続くのは岡茂洋雄・東聡・白潟英純。東聡と同じく67をマークして浮上してきた藤田寛之は7アンダー5位。 「今日はトラブルもなく、パープレーぐらいでと思っていたのがいい位置に残れた」とは68の室田淳。前半はティショットがラフに入ったりでチャンスがあまりないように見えたが、後半に入り涼しくなってくるのと同時にだんだんと調子を上げてきた。 「アウトは2~4番ホールは曲げるとトラブルになりやすいが上手く耐えることができました。おかげで、スコアの出やすいインでまとめられたんだと思う」 今日稼いだ4つの貯金のうちの3つ...
2000/07/27国内男子

猛暑の新潟オープン開始!

真夏の大会、NST新潟オープンが開幕した。シード選手の欠場が目立つものの、その分ルーキーや、チャンスを待っている選手の晴れ舞台となる可能性も秘めている。 初日6アンダー首位タイとしたのは、室田淳・白潟英純の2人。1打差3位に山本幸司・松永一成。5位グループには岡茂洋雄・大井手哲ら5人が並んでいる。 8バーディ、2ボギーとした室田淳は「初日だしトップだからと言っても別に何とも思っていないよ。でも66のスコアはいいよね。気持ちがそのままなら、最後まで行けるかも・・・」 7バーディ、1ボギーの白潟英純。「66は一昨年のPPT以来かな?」 スウィングはアイアンを下からあおらないように、上からダウンブロ...
2000/07/16国内男子

溝口届かず。D.ウィルソン初勝利

溝口英二も伸ばした。今日だけで3ストローク下げた。しかしスタート直後から快調に飛ばしたディーン・ウィルソンが後半もしっかり入れて7バーディ、1ボギーのトータル66。もちろん初優勝。D.イシイに憧れてプロの道を選んだハワイ生まれの30歳が日本8試合目にして勝利をつかんだ。 「素晴らしい。これで5週間連続で試合だったから、自宅に帰って休むのが楽しみです」とウィルソン。豪州ツアーで2年、カナディアンにも同時参加して3年。アジアンツアーにも4年加わっている。いわゆるラビットプロの一員だが、これまで4回キリンオープンには参加して日本が好きになった。D.イシイやD.マイヤーから聞いた日本のイメージも良かっ...
2000/07/15国内男子

溝口 首位堅持。湯原が上がって来たぞ

溝口英二は平凡な70でしっかり首位をキープ。首位を走る選手がまずまずの平凡好スコアを出していれば、周囲はなかなか追いつけないものだ。 D.ウィルソンも69とまずまずだが、これも非凡とはいえない。相変わらずの2位堅持。そんな「まずまず」の雰囲気の中でグイっと浮上して来たのが湯原信光。復活はどうやら本物らしい。 溝口英二は4バーディ、2ボギー。「いいと思う。スコアは落としていないし。でも昨日は入った2~3メートルのパットがぜんぜん入らない。打った瞬間、アレ?という感じです」 湯原信光は出だしがなんとイーグル。5番6番、13番14番15番とバーディが続いた。「比較的いい感じで無理しないでやっている...
2000/07/14国内男子

今度は溝口英二。2位に3打差

「魔法のパター」の宮本勝昌はやはり後退してしまった。かわって上がってきたのは溝口英二。2日目はバーディ8つ。68-65と並べた。湯原信光はいぜん調子のいい雰囲気で67マーク。5位に浮上してきた。 なぜか棄権が多い。体調不良が3人。腰痛が2人。風邪が1人。背筋痛で1人。西沢章夫は初日の深堀圭一郎と同じで過少申告で失格。みんなどうしたんだろうか。 大差の首位に立った溝口英二は「腕というよりクラブかな」という。アイアンはX-14、ドライバーはERC。「今週は腕よりクラブでスコアが作れてる。ドライバーは15ヤードは伸びてるし、パターもカマボコに換えた。タッチも合っているし、安心して構えられる。アイア...
2000/07/13国内男子

宮本勝昌、インで爆発して初日首位

このところ雰囲気が悪くなく、ミズノでは優勝に手がかかりそうな雰囲気だった宮本勝昌。今週青森ではスタート10番から折り返し1番までボギーなし6バーディと好調に滑り出した。この後も2バーディを入れたがボギーも2つ。トータル8バーディ、2ボギーの66。 雨まじりの風の中、宮本勝昌は出だしで長いパットがいきなり決まった。「これで気分が楽になった」という宮本、以後もショットはともかくパットが嘘のようによく入った。「ほんと、今日は魔法のようにパッティングが入ってくれたよ」 なぜか低いボールしか出なくなっていたのも、結果的に風対策として幸いした。 去年に比べてラフが深くなく、宮本に限らずぜんたいに好スコアが...
2000/07/09国内男子

ジャンボ復活ならず。勝利は深堀

得意中の得意、自宅の庭同然の八本松で、最終日最終組、首位でスタートしたジャンボ尾崎が勝てなかった。そんなに悪い出だしではない。2番4番とバーディ。ボギーバーディもあったが結局アウトは1アンダープレー。決して悪くはない。 同じ首位でスタートし、ジャンボと真っ正面からぶつかった深堀圭一郎は逆にボギーボギーと続き、なんとか取り返してのアウトはイーブン。しかしジャンボが10番で落とした。13番でも落としてついに逆転。ここに小達敏昭も加わって終盤は抜かれたり追いついたりのシーソーゲームだったが、17番18番を会心の連続バーディで一気に深堀が逃げきった。 「嬉しいです。苦し展開の中で粘って勝てた。嬉しい...
2000/07/08国内男子

ついに出た! ジャンボが首位タイ

ついに、というべきか、やっとと言うべきか、ジャンボ尾崎がボギーなし、完璧な7アンダープレーで首位タイに上がって来た。 去年までだったら、これでキマリだ。自分の庭のような広島CC八本松でジャンボが驀進しはじめたら、もう敵はいない。重戦車の突進のようなもので、選手たちは目を伏せて道をゆずるのが常道だった。しかし、今年はどうか。深堀、小達、谷口、鈴木・・。 ジャンボがこのまま勝てるかどうか。今後のジャンボのすべてが明日1日にかけられているような気がする。万一勝利を逃がすような結果になると、その影響ははかり知れないものがありそうだ。 ジャンボはいきなり連続バーディでスタートを切った。3番4番とお...
2000/07/07国内男子

お、今度は深堀圭一郎が抜け出した

2日目は、前日5アンダー2位スタートの深堀圭一郎が今日も67をマークして2位に3打差の単独首位に立った。後ろには7つ稼いだ鈴木亨・小達敏昭が追いついてきている。他に首位発進だった湯原信光、山口治の4人がトータル7アンダーで2位。6アンダー6位には真板潔。ジャンボ尾崎は佐藤信人らと共に7位タイとした。 深堀圭一郎はトータル10アンダーの貯金ができた。インからナイスパーで出発し、いいペースを作ることに成功。12番ホールでは早速バーディを先行させ、6バーディ、1ボギー。「10、11番のパーは良かった。それが今日のスコアメイクにつながりましたね」 しかし完全に安心できていない。「今はパッティングとアプ...
2000/07/06国内男子

お久しぶり。湯原信光単独首位

ジャンボ尾崎は連続優勝した昨年、「強い尾崎が帰ってきました」のコメントを残した。今年はさらなる不調に喘いでいるところだが、やはり相性のいいコースということは変わらないのだろうか、3アンダー5位といい位置からのスタートとした。首位に立ったのは故障に泣かされ低迷が続いていた湯原信光。6バーディ、ボギーなしの66。1打差2位には、深堀圭一郎・合田 洋が並んでいる。 「ラフが伸びているね。ここのように古いコースはむやみに飛ばせばいいということはない。 」 湯原信光の長くツアーに参加している経験がものを言っている。狙い場所を決めて打って行くことが大事だと語る。復帰して1年が経とうとしているが「そろそろち...