1999/05/20国内男子

首位は45歳・江本光

晴天だが強風の中スタートした宇部興産オープン初日。68をマークした江本光が一人飛び出した。片山晋呉、田口康祐ら2位以下はみごとな団子レースとなった。 江本光(45才)は他の選手のスコアが伸びずにいる中 3、4、10、15番とチップインを決め、さらに4番ホールではディボットからの強めのボールがピンに当たってイン。今回はウェーティング(6番目)での出場。昨日の昼に出場が決まった。今年は試合数が減ったため休むプロも減ってくる。「来週からはみんな休まずに来るだろうから、出場し難くなる」せっかく巡ってきたチャンスを無駄にすることなく健闘したい。 風邪気味で不調の片山晋呉。昨日は38度をこえる熱があり、病...
1999/05/06国内男子

6アンダー佐々木がトップ

フジサンケイ初日、トップを走るのは6アンダー佐々木久行。S.コンランが1打差で2位につけた。3位に深堀圭一郎、細川和彦ら6人が並んでいる。 アウトからスタートした佐々木、トップに立つのは「97年の静岡オープン以来」と言う。初日を1イーグル4バーディのノーボギーとこなした。「ピンチらしい、ピンチもなかった」今年は全試合出場するために、「オフシーズンの間も週5日ペースでラウンドしていた」という。その効果だろうか。 昨年は3位だったオーストラリアのコンラン、「このコースは自分に合っている。非常にプレーしやすい」と6つのバーディを沈めたが、17番ホールで4番アイアンのいいショットがわずかにオーバー、3...
1999/04/29国内男子

風の和合、尾崎健夫がトップ

ただでも難しいコースに10メートル近い強風が加わり、選手が手をやいた様子がスコアでわかる。初日のリードを取ったのは1アンダーで尾崎健夫。2位には1打差で尾崎直道、久保谷健一が並ぶ。 初日、首位に立った尾崎健夫はパーパットがよく入った。「最高のスタートがきれた」と。しかし、3番ホールでアプローチに失敗して「諦めかけた場面だったが、その後7メートルのスライスラインが入り持ち直した」 実は右膝の水を1カ月前に抜いている。下りは歩きにくいがスウィングに支障はないとのこと。 和合は風の強さが変化するうえ、グリーンが小さい。「今日は過去の中でも難しい方」と尾崎直道。18番ホールの第2打目をOBにしてしまっ...
1999/04/22国内男子

韓国の崔京周がトップ

茨城GCでキリンオープンが始まった。初日のリードを奪ったのは6アンダーの崔京周(チェ キョンジュ)。2位に今野康晴、細川和彦が並ぶ。続く4位は尾崎直道。 初日65とした崔京周は、ボギーなしの6バーディ。昨年同大会に出場し東コースをまわった。その時は35位タイ。「東より西のコースのほうがグリーンが速いので難しいと思います」日本のグリーンはラインが良く出るのでいい感じでパッティングができている。「いつも出場しているアジアン、オメガツアーはグリーンがだいぶゴツゴツしているから」 今年29才、韓国では96、97年に賞金ランキング1位。98年には4位を獲得している。昨年アメリカのQスクールを受けたが不合...
1999/04/15国内男子

直道リードを奪う

初日のリードを奪ったのは、日本ツアー第1戦になる尾崎直道。9つバーディを放り込み、7アンダーとした。飯合肇と鈴木亨が1打差で追いかけている。4位に5アンダーで横尾要、佐藤信人、手嶋多一。 尾崎がいきなり飛び出た初日、「最高のスタートが切れたね」 「でも、優勝の意識は最後のハーフに立たないとわからないけどね」気をよくしている。5番でバンカー、11番でもエッジからアプローチがうまく行かずボギーとしたものの、バーディが利いて32・33とした。本当は米国80%、日本20%の出場割合にしたいそうだが、日本にいる間はファンを沸かせてほしい。 アウトからスタートした飯合は後半で12、13、14、15番の4連...
1999/12/09国内男子

初日の首位は溝口英二、川原希

ツアー最終戦。今年も沖縄の大京CCで行われるが、名称はファンケル沖縄オープンだ。来季ツアーシードを確保しようと躍起になっている選手に加え、今年の賞金王もまだ確定していない。賞金王に王手の直道を細川和彦が最後まで追い詰めて放さない。沖縄決戦までもつれこんだ。面白い展開だが、ランキングのボーダーライン68位前後にいる選手のラストスパートに押され気味のスタートとなった。 初日首位に並んだのは、5アンダーの溝口英二・川原希の2人。1打差3位には谷口徹・深堀圭一郎・佐々木久行がつけた。井戸木鴻樹・手島多一ら5人は3アンダー6位にいる。 アウトからスタートした溝口は出だしから連続のバーディを決め、好調に滑...
1999/12/02国内男子

細川、伊沢が好位置。まだ賞金王もあるぞ

日本シリーズJTカップが開幕した。場所は今年も東京よみうりCC。シーズン最後のビッグトーナメントは賞金王の行方もさる事ながら、今季の優勝者と賞金レース上位25人という成績優秀者のハイレベルな闘いがみられておもしろい。 初日、首位としたのは、7アンダー細川和彦。2位以下に2打差をつけて頭ひとつ抜け出した。今季2勝をあげた伊沢利光が5アンダー2位。続く3位には横尾要がつけている。 カシオを首痛で棄権した丸山茂樹は尾崎直道の賞金王を阻む一番手だが、出だしは1アンダー10位。首位との差は6ストロークとしている。 63をマークした細川和彦は、前半で5番からの連続バーディと後半では11番からの3連続バーデ...
2000/04/13国内男子

首位 金鍾徳。片山、石垣も好スタート

今年もスポーツ振興カントリークラブ山の原コースで開催されているつるやオープン。開幕早々3週間のブランクだったが、初日から首位発進をしたのは金鍾徳。昨年は静岡オープン、よみうりオープンで2勝した韓国のベテランだ。4アンダー2位には片山晋呉・岡茂洋雄・石垣聡。今年からツアー本格参戦となる近藤智弘は69をマークして、田中秀道・横田真一らと共にしっかり上位につけている。近藤のライバル矢野東はイーブン、44位からのスタート。 アウトからスタートした金鍾徳は前半は波に乗れず1バーディに留めたが、後半からショットの調子が出てきた。15番から上がりホールまでの4連続バーディを決めてトータル6バーディ、1ボギー...
2000/03/09国内男子

いよいよ男子開幕戦!

待ちに待った男子ツアーが開幕した。開幕戦は今年も祁答院GCで開催している、東建コーポレーションカップだ。ディフェンディングチャンピオンは尾崎将司。96年97年99年優勝、98年は2位とこのコースとの相性は最高だが、今年はどうなるのか? 幸先、気持ち共に良いスタートを切ったのは68をマークした芹沢信雄。96年のマッチプレー以来勝ち星から離れていたが、今日は出だしをいきなりイーグル。「グリーンが硬いので、フロントまで打とうとしか考えてなかった」ら、手前の土手に当って一番良いところにつけた。 オフの間にやった目の手術の影響が大きい。以前は両目で0.6~0.7くらいだった視力が、今は1.2~1.5ある...
2000/05/25国内男子

手嶋多一がハーフ29、トップに立った。

毎年コースを変える三菱自動車トーナメント(一昨年までは三菱ギャラン)、今年は滋賀県、蒲生ゴルフ倶楽部で開催されている。初日首位を走るのは7アンダーの手嶋多一。2位葉彰廷、3位に謝錦昇と台湾勢がつけている。近藤智弘はジャンボと同位の2アンダー12位からの発進とした。 インからスタートした手嶋多一は7バーディ、ノーボギーでホールアウト。出だしから17番まで、ショットはいいのに、パットが入らなかった。パーが続いていたが17番で「絶対にボギーと思っていた」8メートルのパットを入れて、流れが変わった。「あれで気分がスッキリしました」 18番を手始めにそこから5連続のバーディを沈めて後半は29をマークした...
1999/07/29国内男子

2週連続を目指して伊沢利光疾走

去年までなら新潟、群馬、福岡と酷暑のツアーが続いたのだが、今年は新潟オープンが終わると8月下旬のKBCまで一休み。今週をスキップして自主的夏休みに入っている選手も多い。また今週からは新出場順位=リランキングが適用される。上位に位置付けられた選手はここから試合数も増えてくる。全開モードに突入だ。 NST新潟オープン初日、首位に立ったのは64をマークした伊沢利光。先週のアイフルカップを優勝したが、2連勝を狙いに行くか。追うのは新人・小林正則、1打差7アンダーで後にぴったりとくっついている。2位に2打差の5アンダーグループは高松厚・桧垣 豪・東聡。 8バーディ、ノーボギーとした伊沢利光。スコアは上々...
1999/09/30国内男子

68の直道が単独首位

とうとう日本オープンが始まった。初日をリードしたのは唯一アンダースコアで回った尾崎直道。イーブン2位の鈴木亨・杉本周作に4打差をつけての独走状態となった。4位に続くのは復調の兆しを見せる丸山茂樹、そして今野康晴・倉本泰信・横田真一の4人。 インからスタートした尾崎直道は10番のスタートホールと18番ホールでバーディを決めた。アウトに入ってからは出だしをボギーとしたものの、次の2番では7メートルのバーディパットを決めてすぐに挽回。トータル、5バーディ、1ボギーの68とした。 イーブンで回れればいいと考えていたところに初日から貯金ができた。「出だしからOKバーディでスタートできたんでホッとしました...
1999/03/25国内男子

金子柱憲、7アンダーで飛び出す

初日、金子柱憲が7アンダーで首位を奪った。2位につけたのは6アンダーで謝錦昇と高橋正博。その後を河村雅之、加瀬秀樹ら4人が追う。 アウトから出発の金子は前半2,3,4・6,7,8番ホール、2回の3連続バーディを決めて好調なスタートを切った。「パッティングが良かった」と本人も言うようにアウト30が出たのは大きな自信につながったようだ。「前向きになっているし、いい成績に結びつけたい」とコメント。 謝錦昇はボギーなしで33・33と安定したゴルフをみせた。 高橋は15番でイーグルを出し、ボギーを1つにおさえて、謝錦昇と並んだ。66という数字はトーナメントで自己ベストだ。「今日は積極的に打っていった」「...
2001/07/26国内男子

好スコア続出、S.レイコックが64のコースレコード

初日単独首位は8バーディ、ノーボギーのS.レイコック。レイコックはショットが好調で、パッティングも30を切り、64のコースレコードをマークした。 「今日はコーチに従い、パットに対するルーティーンを変えた。今まではラインを読んでから何回も素振りをしていた。しかし、今日は直感に従い素振りは距離感をつかむために1回だけ。ラインの読みすぎは時に迷いが生じる。コースのコンディションはすばらしく、明日も同じスコアを出したい」 2打差の2位には桧垣豪が、こちらもノーボギーで6アンダーをマークした。 5アンダーの3位グループには星野英正ら6人が並んでいる。前回のアイフルでも初日5アンダーと好スタートを切った星...
2000/10/26国内男子

昨年優勝の川岸が首位発進

秋の高額賞金試合が始まった。初日は川岸良兼がディフェンディングチャンピオンの意地をみせてトップ発進。室田淳が5アンダー首位タイに並んでいる。今季出場した4試合すべてで予選通過したことのない星野英正が谷口徹、真板潔らと共に3位タイグループにつけた。 中日クラウンズ以来半年振りに佐野木キャディを伴って出場しているジャンボ尾崎。息子の智春と親子参戦して、初日は3アンダー10位タイと同順に名を連ねた。賞金ランクトップの佐藤信人は1オーバー52位と出遅れ気味だ。 「60台のスコアは本当に久し振りです」と川岸良兼、今季は低迷気味で賞金レースは77位と微妙なところにいる。体調も悪くないのに不調に陥った原...
2000/10/12国内男子

直道首位。秀道、川原もトップ発進

鷹之台CCで開催されるのは、1958年以来の2度目の日本オープン。毎年タフな設定で選手たちを苦戦させる。今年は各地ごとに予選会を開催し、各段にオープン度が増した。アマ16名を含めた138名が出場している。 4アンダー首位に並んだのは、98年優勝の田中秀道、ディフェンディングチャンピオン尾崎直道、2週連続予選落ちのあとのトップ発進になる川原希。3アンダー4位に深堀圭一郎。5位には室田淳とアマチュアの宮里優作がいる。ジャンボ尾崎は1アンダー7位からのスタートとした。 1番ホール、PWで寄せたボールはオーケー。そのまま2連続バーディといいスタートを切れた尾崎直道は「刻まずに行ったけど、俺にしては...
2000/08/24国内男子

帰国早々、伊沢が首位スタート

全米プロ選手権に出場した以外の選手にとっては2週間の夏休みが明けて久々の試合となる久光製薬KBCオーガスタ。初日は伊沢利光が5アンダーと伸ばして単独首位。1打差2位には原口鉄也・篠崎紀夫・菊池純・深堀圭一郎・小山内護の5人が控えている。3アンダー7位には谷口徹・室田淳ら6人のグループ。つい先日にAOLの同組プレーが注目を集めていたが、今回は杉原輝雄・霍本謙一・金井清一のペアリングが話題となっている。初日は金井清一の2オーバー87位が3人の中で最高だった。 単独首位の伊沢利光は10、14番でボギーが先行するスタートだったが17番からの連続バーディで持ち直し、結局6つのバーディと上がりホールはイ...
2000/08/03国内男子

飛び出したのは菊池純。

今年から新規大会のサン・クロレラ クラシック。青木功、尾崎将司、中嶋常幸の「AON」同組プレーが話題の今大会だが、初日に飛び出したのは5アンダーで菊池純だった。1打差2位には広田悟・大山健。続くのは、井殿康和・白浜育男・藤田寛之ら6人が4位グループ。 菊池純はインからのスタート。前半はボギーなし。波のないプレーで2つの貯金を稼いだが後半は一転した。パーが1つもないバーディかボギーかという出入りの激しいゴルフとなった。終わってみれば、67をマークしてうれしい単独トップ。 注目の青木功は5オーバー116位。インスタートのジャンボはボギーが先行。後半で2つは取り返したが、追いつかず2オーバー71位タ...
2001/05/10国内男子

東聡が昨年の雪辱に向け好スタートをきった。

今シーズン最初の国内メジャー、日本プロゴルフ選手権が開幕した。今年は福岡県のザ・クイーンズヒルGCが舞台となる。この大会に備えコースセッティングをよりハードに仕上げ、硬くて速いグリーンに選手は翻弄された。 初日トップには、D.ウィルソン、謝錦昇、東聡、久保谷健一の4人が3アンダーで並んだ。なかでも東は昨年この大会で初日にトップに立ち3日目までキープしていたが、最終日に佐藤信人に逆転されタイトルを逃してしまった。その雪辱を狙う初日のラウンドは5番ホールから5連続バーディを奪うダッシュをみせた。 そして同じく首位のD.ウェイルソンは、2週間前の中日クラウンズで初日に飛び出したが、2日目にスコアを伸...
2001/05/03国内男子

近藤智弘が初めてのホールインワンで、5アンダー首位。

ゴールデンウィーク恒例のフジサンケイクラシックが静岡県の川奈ホテル富士コースで開幕した。初日は雨と時より強く吹く風が選手を苦しめた。 川奈は、もともと難易度が高いのだが、この悪天候の中、好スコアをマークしたのは昨年のクウォリファイングトーナメントで首位になったプロ2年目近藤智弘。前半を1アンダーで通過し、後半は10番でバーディを奪い2アンダー。そして迎えた11番パー3、8番アイアンで打ったティショットはカップに吸い込まれた。 「全然見えなかった。うれしかったー、生まれて初めて。プライベートでもやったことないから、めちゃうれしいですよ。1回やれれば上出来です。11番に入る前にバーディを取って他の...