1998/06/04国内男子

芹沢、高崎、川岸。3人が首位に並ぶ

先週は珍しく日本人選手が優勝。本当に珍しい。舞台を四国から東北に移した今週は表蔵王国際でのJCBクラシック仙台だが、今週も日本人選手が上位に顔をそろえた。こんなことを特記するほうがおかしいか。 5アンダー、66をマークしたのは芹沢信雄。インはボギーなしの5バーディ。「このコースは好きなミドルアイアンを持つ機会が多い」という芹沢。パットは「入り出せと入る、外し始めると外す、という感じ」なんだそうだ。 高崎竜雄は3バーディ、1イーグル。「ボギーがなかったから自分としては完璧。アプローチも良かった」 珍しい。川岸良兼がアウトコースで5つ貯金しての66。「今年は異常なほどパットが悪かった。それが今日は...
1997/10/09国内男子

首位ジョーブ、中島常幸が3位だ!

丸山茂樹にすこし明るい顔が戻ってきた。ただし体調は不良。「ずっと疲れが残っている。血尿は出るし、寝てばっかりだよ。いま体を休めておかないと、あと3日が辛いからね」 スコアそのものは2アンダーとまずまず。「気分よくラウンドしたから。外国人選手の接待の役目も果たしたし」 中島常幸がなんと5バーディ、2ボギーの69。久しぶりに上位に名前を見る。なつかしいなぁ。 「バーディチャンスはもっとあったんだけどね。ま、ラフからよくしのいだよ。先週の試合でよく練習したから」 このところパット数は「良くて30くらい。これじゃスコアにならない」状況だったが、これが蘇った。「昨日、ヒントをつかんだんだ。パターを気持ち...
1997/10/02国内男子

ジャンボ、4アンダーで発進!

やはりねという感じでジャンボ尾崎が初日首位。アウトではボギーなしの4バーディ。インは1バーディ、1ボギー。堂々のトーナメントリーダー。 「今日はティショットが良かった。11番(ボギー)で左に曲げたぐらいで、あとは本当に良かった」とジャンボ。 「前半うまくいったので、もう少し伸びるかと思ったけどね。インでチャンスのあるホールは10番、11番くらいまで。あとは風が吹くとバーディがなかなか取れない」とさすがベテラン、しっかり分析している。 目標は12アンダー。1日3アンダーの計算という。「日本オープン独特の雰囲気があるし、ラフへ行かせたくないし、選手たちにはプレッシャーが相当かかると思うよ」 ちなみ...
1997/07/31国内男子

杉山直也、鈴木亨らが初日をリード

このところ全国的に変な気候が続いているが、新潟オープンはやはり暑かった。「とにかく暑い!」と3年ぶりの出場の鈴木亨。 「心配性なので、いろいろ考えてしまうけど、こう暑いとゴルフのことしか考えない。夏は好きです」 5バーディ、1ボギーの68として初日2位。 トップに立ったのは杉山直也。インは2バーディ、1ボギー。しかしアウトでいきなりバーディスタート。7番8番9番と連続バーディ。トータル67。「いままではグリーン中央とピンの間を狙ってプレーしていたがなかなかバーディが取れなかった。今日はグリーンを外してもいやとピンを狙ったら成功。明日も同じ作戦でいきます」 師匠は青木功プロ。 明日の夜は電話を入...
1997/07/10国内男子

尾崎直道、ノーボギーで2位発進

全英オープンを来週にひかえたヨネックス広島。尾崎直道がまたもノーボギーの内容で3アンダー、69。ただし本人は「ノーホギーとか完全試合と周囲が騒ぐんで疲れる。その気になって気にし始めると、ひとつのボギーで精神的にガクっと来る可能性があるから」 3つのバーディはいずれも6メートルとか12メートルとかのロングパット。「このコースはパーオンは難しくないけど、最終日に一気に追い込むようなコースじゃないね。あと3日間、自分のスタイルを守って、スウィングを固めてプレーするよ」 このところ時々(?)好スコアを出している中島常幸。アウトで3バーディ、インで1ボギーの70。「ティショットはぜんぶドライバーを使った...
1997/09/04国内男子

尾崎兄弟、丸山茂樹など2回戦へ進出

32名の選手がマッチプレーで戦う名物競技が今年も始まった。昨年の優勝者芹沢信雄は早くも宮瀬博文に3-2で敗退。このほかはまぁ順当(?)な勝ち上がり。この試合は2日目から36ホールを戦わなくてはならないから、本当に体力勝負、精神力勝負。面白い試合です。 ご存じの人には余計な解説ですが、マッチプレーは各ホールごとに対戦相手との勝ち負けを決めていきます。バーディを取って勝とうがボギーで勝とうが、1ホールの勝ちに変わりはありません。またコンシード(いわゆるOK)もあるし、負けが決まったホールでは最後までホールアウトをしないことも多い。したがってトータルのストローク数はまったく無意味。よく新聞などに総計...
1999/09/09国内男子

健夫首位。プライスも1打差に

久しぶりに復活・尾崎健夫が上がってきた。故障も治りかけ、まだ騙し騙しのゴルフとはいえ、そろそろ本調子に戻ってもいいころあいだ。ニック・プライスもにきっちり上位につけてきた。 尾崎健夫は出だしの10番でいきなりイーグル。「モーニング・イーグル。シアワセなスタート」だったという。「右ひじは良くなってきたし夏休みが多くてバテそうだった(?)けど、最後までがんばってやる!」 暑さが気になる。体力を消耗しそうなのが気がかりだ。「スペシャルドリンクを3ホールに1回くらい飲む。首筋を冷やす。良く寝る。これが秘訣だね」という。あとは「先にパットをすませて日陰で待ってること」が加われば完璧。 ニック・プライス...
1998/12/10国内男子

倉本、河村、福沢など6人が首位発進!

ついに最終戦を迎える。コースはお決まりの大京CCだが、競技名称が変わった。また賞金額も減少。昨今の不景気を反映したような形になったが、それでも最後の最後、シード決定の土壇場試合という性格は変わらない。 初日は名物の風も比較的弱く、好スコアが続出。倉本昌弘、D.イシイ、河村雅之、S.ジン、福沢義光、高崎竜雄が4アンダー 67で並んだ。河村や高崎、D.イシイはともかく、ランキング63位のジンは少しでも稼いでシード確保を、また70位の倉本は維持にかけてもランキングシードを獲得したいところだ。 倉本昌弘は17番でボギー。しかし5バーディを奪った。「ドライバーはほとんど使いませんでした。3ホールだけです...
1999/05/27国内男子

ジャンボ尾崎 暫定2位で発進

全国的に雨風の激しかった初日。岐阜県も朝のうちは激しい雨に見舞われプレーは1時間強の中断を強いられた。まもなく再開したもののやはり全員がホールアウトすることはできず日没サスペンデット。6組がコースに残こり、金曜に持ち越された。 ホールアウトした選手の中ではD.イシイが6アンダーで暫定首位。ジャンボ尾崎、東聡が5アンダーの2位。ジャンボはこの試合、96年97年と2連勝している。通常のパターンなら、このままジャンボが抜けて圧勝ということになりそうな雰囲気なのだが、はて。 午後スタートのD.イシイは今日の組の中では「一番良いコンディションのときにプレーできた」という。初日スコアは65をマーク、コース...
1999/03/11国内男子

金子ら3人が初日をリード!

気をもませた開幕戦だったが、いよいよ始まった東建コーポレーションカップ。ジャンボ尾崎を始め、丸山茂樹、田中秀道、横尾要などなどオールスタッフが顔をそろえた。誰にとっても開幕戦の勝利や上位入賞は喉から手が出るほど欲しいもの。ここでがっちり賞金を稼いでおけば、あとの試合を余裕で戦える。有利な展開でシーズンを通すことができる。そんな思惑が激突した。 南国鹿児島とも思えない寒さ。一時は小雨もパラついたシーズン最初のラウンドを5アンダーでリードしたのは元チャンピオン金子柱憲。そして谷口徹、杉本周作。4アンダーの5位グループには今年から登録名を変更した中嶋常幸など5人。混戦模様となった。注目の丸山茂樹は2...
1998/09/17国内男子

やはり! ジャンボ尾崎が首位タイスタート

台風5号は幸いなことに1日早く通過。北海道での恒例・全日空オープンが始まった。賞金総額は1億円。去年は横田真一が優勝した。 過去10年の優勝者を眺めてみるとジャンボ尾崎が4回も勝っている。特に輪厚コースに限るとジャンボの勝率はなんと5割。去年・一昨年は勝利を逃がしているから、今年は確率としてはまたジャンボの番かな? という予想を裏切らず、初日の首位は堂々のジャンボ尾崎。とはいえ、3アンダーは決して派手なスタートとはいえない。「このコースの芝はアイアンがしっかりしていないと、いい結果がでない。みんな伸び悩んでいるけど、雨の後のグリーンだからね。今日はしょうがないよ」 先週の最終日からちょっと左手...
1997/08/07国内男子

佐藤信人ら4人が首位に立った

JCB仙台で勝利の味を知った佐藤信人が、初日をノーボギー、4つのバーディと1イーグルで6アンダースタート。 やはり勝つということはすごい経験になる。 「フィランスロピーとかミズノの頃は全英オープンのことしか頭になくて、低い球の練習ばかりしていました。終わってしまったんで、また元の高い球になってきて・・」好調がよみがえった。10番のイーグルは397ヤードのミドルホール、セカンドをSWでカップイン。今年2回目。 「暑かった!」というのは渡辺司。このところ仕事とはいえゴルフを辛く感じ始めていたという。しかし先週は休養。リフレッシュして「ゴルフを楽しもうという気持ちになってきた」とか。3連続バーディを...
1997/07/24国内男子

東聡、いきなり8アンダースタート!

東聡がアウトは3バーディの平凡(?)なスコア。しかしインに入ってからは11番から16番まで連続6バーディという寒けのするような内容でプレーした。更に18番でも入れれば「29」というスッキリした数字になったのだが、カラーから1メートルに外してのボギー。しかしトータル64。 しかし東はこうしたゴルフが初めてというわけではない。95年の三菱ギャランでは7連続バーディという快挙をやっているんだという。 「先週は完全休養で、全英の丸山(茂樹)のいいゴルフをテレビで見ていた。刺激になった。寝不足にはなったけど、いいイメージをもらったから。いい1週間だった」と東。苦しみながらプレーする姿に「ああいう姿勢でや...
1998/04/16国内男子

横尾要、6アンダーで疾走!

ちょっと風の強かった初日、大会をリードしたのは横尾要。アウトでは2バーディ、インコースでは5バーディ。最後の18番で初ボギーにしてしまっての66。 「最後はもったいなかった。でも、はっきり言ってもっともっと伸ばせるゴルフでした。前半はぜんぜんチャンスが入らなかったし・・」 パットもよく、ショットもよかった。ボギーを打つような気がしなかった。自称「危ないところがまったくないゴルフ」だったという。 去年まではカップまで80センチの距離があると怖かった。それが今季はまったく違ってパットに自信が出てきた。「パットに自信があるとボギーが減るし、アプローチも楽になる。グリーンを外しても1メートルくらいのパ...
1998/03/26国内男子

明日、ここから抜け出すのは誰だ?

初日は木村政信、横田真一、伊沢利光、手島多一などなど、なんと8人が2アンダーで並走。こういうケースも珍しい。パー71に設定されて難易度は上がっており、風も強かったが、しかし最高のデキの選手でも2アンダーというのはあまり例がない。 「前半のバーディチャンスをことごとく外してしまったから。グリーンが固いので手前ギリギリの距離で打つようにしたんだけど、なかなか止まってくれない」と言うのは木村政信。 また友利勝良は「今日が初ラウンド」。「練習ラウンドで右肩の下を痛めてしまった。それで堅くいったのがこの結果。だましだましのラウンドになってしまった・・」 やはり「ここのグリーンは止まらない」と言う。 「よ...
1998/03/19国内男子

初日は64のマックウィニー。横尾が1打差で食い下がる!

先週はみんなおっかなびっくりの開幕戦。少し体も心も慣れた第2週、この静岡オープンから本格的なシーズン入りというムードになる。しかし会場の浜岡は海風が名物。強い風が吹き荒れるとOBが嘘のようにボロボロ出る。うかつに高い球筋を打ったらたちまち致命傷、気の許せない試合なのだが初日33-31と好調に飛び出したのは豪州のP.マックウィニー。 マックウィニーはこの試合で今年7試合目。3連続をふくむ6バーディ、1イーグル。「よい日だね。天候もいいしコースコンディションも良かった」と気分爽快。小結か関脇ぐらいには見える日下部光隆がマックウィニーを「横綱!」と呼んだのだそうだ。「それで優勝する気になったよ」 し...
1997/09/18国内男子

飯合肇が-6。ジャンボはイーブン発進

今週は涼しい北海道。涼しいというより、ちょっと肌寒いほど。プロアマ好調の飯合肇がまず6アンダー、31-35の66でトップに立った。 「いつもの輪厚にくらべてグリーンが重かった。ウェットで目が立っているせいか、10メートルくらいが攻めきれなかった」という飯合。しかし今日の風はロングホールが打ちやすい風だったとかで 「すべてはロングホールだったね」 5番 520ヤードは2オンイーグル、9番 541ヤードはチップインイーグル。インでもロングホールはすべてバーディ。ロングホールだけでも6つ稼いだ。プロアマでいいスコアが出たので「いいイメージでプレーできた」とか。 北海道は大好きなはずのジャンボ尾崎は5...
1997/09/11国内男子

尾崎健夫、久々の首位を走る

ジャンボ尾崎ではなく弟の尾崎健夫がトーナメントをリードしている。8バーディ、ボギーは1つ。この前の日本プロマッチでも復活の片鱗を見せていたが、やっぱり本物だったのかな。 「1番アイアンが上からかぶっていたのに気がついた。2日間で調整したよ。これで距離カンが良くなった。ドライバーもパターもひき続き好調だしね」 これから7試合に連続出場して、そのすべてに優勝することに決めたのだという。「結果がダメでも、その次の試合に勝つ。それがダメでもまた次の試合から勝つ」 1試合も気を抜かないでがんばるんだという。 やはり地元、飯合肇はインスタートを前半36。じっと我慢して後半はイーグル込みの30としてトータル...
1997/08/28国内男子

ジャンボ尾崎、7アンダーでリード!

久しぶりにジャンボ尾崎がトップを走っている。走っているなどど言ったら失礼かな。アウトではなんと3連続を含む6バーディの30。残りの3ホールがパーで、もちろんボギーなし。インでは少し湿って2バーディ、1ボギーの35。先々週の金山和雄に続いてオジサンパワーの炸裂? 「今日はまずまず。悪くはない。やってない割にショットは安定しているね」と、もちろん余裕のコメント。 「今日のグリーンは最近稀にみるような速いグリーンで、まるでベントのようだ」とコースコンディションについても賛辞。 「1カ月の休養は、いい休みになった」というジャンボ。全米プロキャンセルの原因となった痛風は 「薬で抑えている。夏はついビール...
1997/10/16国内男子

米山剛、10バーディの9アンダー!

ちょっと珍しいというか新鮮。米山剛が猛烈なバーディラッシュを見せて、なんと9アンダー。インスタートでいきなりバーディとし、以後とり続けてハーフ6バーディの30。アウトにまわってからも1番2番を連取し、結局32。ボギーは4番のパー3でグリーンを外して2パットしたものだけ。 「風邪をひいて調子が悪かった。医者へいったら熱が38度もあって、水曜はひたすら休養していました。今日も関節は痛いし、ボーッとしてラウンドしてました」と言う。 スコアが伸び始めて、痛みも忘れてしまった。「今年のフジサンケイでホールインワンしたときも風邪をひいてたから、風邪の方がいいのかな。ボーッとしてスコアを気にしないのがいいの...