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金子ら3人が初日をリード!

気をもませた開幕戦だったが、いよいよ始まった東建コーポレーションカップ。ジャンボ尾崎を始め、丸山茂樹田中秀道横尾要などなどオールスタッフが顔をそろえた。誰にとっても開幕戦の勝利や上位入賞は喉から手が出るほど欲しいもの。ここでがっちり賞金を稼いでおけば、あとの試合を余裕で戦える。有利な展開でシーズンを通すことができる。そんな思惑が激突した。

南国鹿児島とも思えない寒さ。一時は小雨もパラついたシーズン最初のラウンドを5アンダーでリードしたのは元チャンピオン金子柱憲。そして谷口徹、杉本周作。4アンダーの5位グループには今年から登録名を変更した中嶋常幸など5人。混戦模様となった。注目の丸山茂樹は2アンダーの15位、横尾要1アンダー、田中秀道は燃えることができず2バーディ4ボギーと2オーバー。

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デビュー戦の尾崎智春は2バーディ2ボギー72でスタートを切った。プロテストと違って試合では守っていては展望が開けない。攻めるしかない。だからひたすらバーディを取ろうという気持ちでラウンドした。

「緊張しました。ラウンド内容もあまり覚えていないんです」 当初の構想としては1日バーディ4つ。2日で8コとろうと思っていた。しかし結果的には初日のバーディ数は2つ。そこがちょっと悔しい。「2日目は最低でもバーディ4つとりたいです。もっとピンに付けないといけない」 しかし気持ちばっかりが先行しないようにとも自戒している。そんな意味で「最高でもやっぱりバーディ4つ」とりたいのだという。周囲からの雑音はもちろん耳に入っている。「正直、複雑な気持ちです。でも与えられたチャンスは生かしたい。そのためには、もっといいゴルフをしないと・・」

「いいのはパターだけ。ショットは距離カンがちょっと・・」という杉本周作はボギーなしの5バーディ。「こんなスコア、今年最初で最後になるんじゃないかな」

谷口徹はなんと今朝になってスウィングを少し縦気味にマイナーチェンジした。 「ぜんぜん良いと思ってなかったんですが、精神状態が絶好時と同じような感じ。調子は良くないのにスコアが良かったという内容です」

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1999年 東建コーポレーションカップ



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