2008/04/13GDOEYE

福嶋姉妹の争いもデッドヒート! 軍配は…

「わー、負けちゃうかも、と思ってプレーしていました」とは、「スタジオアリス女子オープン」2日目を終えた福嶋晃子の言葉。気にかけていた相手は、妹である福嶋浩子だ。姉妹揃って予選通過を果たし、姉の晃子が2ストロークリードで最終日を迎えた。 妹の浩子が18番をバーディで締め、通算4オーバーで先にホールアウト。一方、後続組の晃子は18番をボギーとし、共に通算4オーバーの21位タイに並んで競技を終えた。レギュラーツアーへの出場資格を持たない浩子は、今週はマンデートーナメントを突破しての出場。「今季の初戦でどうなるかと思いましたが、今までと変えたところがうまく結果につがなりました」。と、自身のレギュラーツ...
2008/04/12GDOEYE

10人中、8人が予選突破した韓国勢の強さ

韓国の辛ヒョンジュが単独首位を守り、最終日を迎える「スタジオアリス女子オープン」。順位を下に辿ると、3位タイに全美貞と丁允珠。11位タイにはベテランの李知姫と、昨年12月に行われたファイナルQTをトップ通過した新鋭のイム・ウナ。今大会には10人の韓国人選手が出場し、実に8人が予選突破を果たしている。 韓国勢の台頭が、何も今大会から始まったことでないのは周知の事実。開幕戦を宋・ボベが制し、「PRGRレディスカップ」では米国LPGAでも活躍する申智愛が勝利。その米国LPGAでは、日本より一足先に韓国勢の猛威が上陸し、今や一大勢力を築いている。日本に無くて、韓国にないものは何か。日本ナショナルメンバ...
2008/04/11GDOEYE

「お騒がせしていま~す」古閑美保の大物ぶり

今朝、プロ野球の千葉ロッテで活躍する西岡剛選手との“交際発覚”が大々的に報じられた古閑美保。ホールアウト後、「新聞もチェックしましたし、(最初に報じた)フライデーも買ってきて貰いましたよ!(新聞の)一面に来たのにはビックリしました!」と、声高に捲し上げた。 しかし、1番のティショットを無難にフェアウェイへ運ぶなど、プレーは極めて落ち着いたもの。この日1バーディ、1ボギーのイーブンパーで回り、首位と4打差の7位タイと上々の立ち上がりを見せた。「今日はメンタルが強くなったと思います」と、周囲の心配もどこ吹く風、プレー中もカメラマンに「お騒がせしていま~す」と笑顔で応える余裕っぷりだ。 とは言え、あ...
2008/03/23GDOEYE

韓国の若き女王、申智愛の魅力

「PRGRレディスカップ」初代チャンピオンに輝いた韓国の申智愛。4月で20歳になる若さだが、韓国女子ツアーでは昨年まで2年連続で賞金女王を獲得し、女王として無類の強さを発揮している。身長は156cmと小柄だが、この試合でも抜群の安定感を見せてくれた。だが今週、それ以上に印象に残ったのは、彼女の人柄だった。 正規の18番ホール。「(負けたと思って)一緒に回った李先輩やキャディさんに挨拶を済ませていた」という申だが、横峯が50cmのウィニングパットを外すと、驚きつつもすぐに横峯に歩み寄り、優しく肩に手を回して、人懐っこい笑顔で声を掛けた。 プレーオフが決着した時も、グリーン上で横峯を抱き締め、さら...
2008/03/22GDOEYE

森田理香子の予選落ちとプロテスト受験

昨年、日本女子オープンのローアマチュアを獲得し、今年プロテストに挑む森田理香子。レベルが高い今年のプロテスト組の中でも、実力・実績から見てトップ通過が期待される選手の一人だ。 しかし、今週の「PRGRレディスカップ」では、初日「77」、2日目「78」であえなく予選落ち。2月に米女子ツアーの「フィールズオープン」に推薦で出場したときも、ドライバーが左右にぶれて苦しんだが、今大会でもその症状は改善されていなかった。 プロの試合はセッティングも厳しくレベルが高いとはいえ、本来はもっと活躍してしかるべき。プロテスト受験を前に一抹の不安がよぎるが…。 森田本人に話を聞くと、「筋トレしてパワーアップしたっ...
2008/03/21GDOEYE

横峯留衣流「メンタルの強化方法」

「PRGRレディスカップ」初日、横峯さくらと同じく通算1アンダーで7位タイにつけた横峯留衣は、言わずと知れた横峯家3姉妹の長女だ。プロデビューから順風満帆の活躍を続けるさくらと違い、留衣は2003年にプロデビューしたものの、昨年までの5年間で最高位は24位タイ。年間獲得賞金でも100位以内に入れていない。 「練習ではさくらより上手い」と、もっぱらの評判だが、問題は本番で出てしまう気持ちの弱さ。特に国内ツアーでは、どうしても妹と比較され、余計なプレッシャーから自滅してしまっていた。 そんな留衣は、昨年から活躍の場を欧州女子ツアーに求めた。外国が苦手なさくらと違い、海外の開放的な雰囲気が肌に合うと...
2008/03/20GDOEYE

2人でプロデビューを目指す池内ツインズの第一歩

今週プロデビュー戦を迎える池内真梨藻は、明徳義塾高校出身で横峯さくらと同い年の22歳。2007年のQTでサードまで進んだことで、昨年末にプロ宣言をした。 デビューを翌日に控えた木曜日に話を聞くと、やはり緊張感が漂っていた。「今朝まで緊張していましたけど、今は大丈夫です。でも、明日になったらまた緊張すると思います(笑)」。これから沢山の経験を積んで強さを身に付けていくのだろうが、現時点ではだいぶ心許ない。 実は池内には双子の姉がいる。2人揃ってプロを目指しているが、姉の絵梨藻は今年のプロテストまでアマチュアとして活動する予定で、2人は今年から別の道を歩み始めた。 「絵梨藻が火曜日に来てくれるって...
2008/02/26GDOEYE

世界は目の前!?開幕2戦を終えた上田の手応え

米国女子ツアー第2戦「フィールズオープン」では、最終日の15番までに7つのバーディを奪ってトップ5に迫る通算9アンダーまで浮上、上がり3ホールで手痛いミスを犯したものの、初戦に続いて米ツアーでも十分戦えることを証明した上田桃子。開幕前は、準備不足の不安をちらつかせていたが、ふたを開けてみれば昨年終盤の勢いはそのままだ。 トリプルボギーを叩いた18番は、「練習ラウンドの時は、芝がきつくなくて大丈夫だった。近くまで行った方がバーディを狙える」というドライバーでのティショット、「(左の池を避けて花道方向の)右を向いていたんだけど」という9Iでのセカンドショットともに、“らしくない”マネジメントミスだ...
2008/02/23GDOEYE

激しい戦いに疲れたら・・・

ここ最近の女子ゴルフ界では、10代や20代前半の若手選手の活躍が目覚しい。宮里藍や横峯さくら、上田桃子を筆頭に、有村智恵や原江里菜、服部真夕や若林舞衣子、さらには高校生までがツアーで大暴れする時代だ。 「将来は世界一!」「海外で活躍したい」。希望に満ちた選手達は、大きな目標を立て、それに向かって努力する。その姿はスポーツの醍醐味と言えるかも知れない。メディアもそんな選手をこぞって取り上げ、結果に一喜一憂する。だが、ミッシェル・ウィや宮里藍の例を挙げるまでもなく、プロの世界は浮き沈みも激しい非情な世界だ。 今週の「フィールズオープン」で好調なゴルフを続ける茂木宏美は、そんな選手たちよりちょっぴり...
2008/02/22GDOEYE

古閑美保、ハイテンションも“恋は焦らず”

近日、新聞各紙を賑わしている古閑美保の恋人話。こういう話はどうしても尾ひれがついて大きく報道されてしまうものだが、実際のところはというと…。 大会前の月曜日、練習場に来ていた古閑に“国内女子ツアー開幕特集用”に関するいくつかの質問をしようと思い、「ちょっと聞いていい?」と近づくと、なにやら身構える。「いや、変な質問じゃないんだけど…好きなゴルフ場ってどこ?」 そこで古閑は「なんだよぉ」とずっこけた。そんな空気だと、ついついこっちも期待に応えようと、「恋に進展はあったの?」などと聞いてしまう。「やっぱ、聞いてんじゃん!」と突っ込まれたが、「いやー、ないよぉ。こっちはそういうオーラを出してるけど、...
2008/02/21GDOEYE

佐伯三貴の政治手腕に注目!

「プライベートなんで、撮らないで下さいよ~!!」そんな冗談も飛び出した、佐伯三貴と宮本勝昌のツーショット。ハワイ島でトレーニングをしていた宮本が、某週刊誌の企画でフィールズオープンの大会会場を訪れ、女子プロ達と交流した。 もう11年近く宮本のファンだという佐伯にとっては、嬉しいことこの上ない。佐伯に言わせると、「ブリヂストンと契約したのも宮本さんが居たからだし(!)、プロになって一番嬉しかったのは、去年のブリヂストンのパーティで宮本さんと会った事」と、公言して憚らない。「私は、包み隠さずオープンに応援しています」と、その熱狂ぶりは相当なものだ。 一方で、宮本の佐伯評は、「目力を感じる。プレーし...
2008/04/10GDOEYE

ジュニアを対象とした、LPGA初の試みとは!?

今週の「スタジオアリス女子オープン」の主催は、子供専門の写真スタジオを全国に展開しているスタジオアリス。子供たちの未来を応援する、という企業コンセプトをプロゴルフにも落とし込み、日本女子プロゴルフ協会(以下LPGA)でも初という新たなイベントが試みられた。 その名は、「スタジオアリス女子オープン ジュニア・カップ」。全国の小学1年生から5年生を対象に、年齢別に5つに分けられたカテゴリごとでゴルフ競技を実施。関東・関西予選を勝ち抜いた計76名が集い、花屋敷ゴルフ倶楽部 ひろのコースで決勝大会が行われた。ツアーに併設される小学生部門の競技が開催されるのは、LPGA史上初。同社のイメージと一致した、...
2006/07/02GDOEYE

「夢だった」ぶっちぎり優勝を達成し、さくらは更なるステージへ

最終日も【67】とスコアを伸ばして、2位に5打差をつける圧勝劇で今季2勝目をあげた横峯さくら。2日目には自己ベストの【64】を叩き出し、3日間トータルでもこれまでの9アンダーを大きく上回る15アンダーと自己ベストを更新した。2位と大差がついていたこともあり、ウイニングパットは感動的な場面にはならなかったが、最終ホールに漂っていた勝って当然という雰囲気は、横峯が新たなステージに入ったことを象徴しているようだった。 スタート前、「優勝は意識せずに、自分のプレーに集中したい」とコースに向かい、途中で力みや緊張を見せることなく、その言葉通りに淡々とプレーした横峯。「先々週はすごく苦しかったけれど、今日...
2006/07/01GDOEYE

「世界ジュニアのステップにしたい」宮里美香が自己ベストを叩き出す

「このコースはいいイメージがある」というアマチュアの宮里美香(16=興南高校2年)。自己ベストは昨年この大会で記録した【66】だ。大会2日目、その記録に並ぶ【66】でまわった宮里は、6位タイの好位置に浮上した。 姓から想像されるように沖縄出身の宮里は、2004年の日本女子アマを史上最年少の14歳で制覇するなど、早くからその実力は知られていた。しかし、今年の日本女子アマはベスト8で敗退。7月11日からサンディエゴで開催される世界ジュニア選手権に出場する宮里は、「そのステップにしたい」とこの大会に臨んだ。 「ショットもパットも良かった」というこの日は、15番までに7バーディを奪った。だが、記録を意...
2006/06/29GDOEYE

惜しくもプレーオフで優勝を逃した古閑美保!「今回は長かったな~」

先週行われた「プロミスレディス」最終日。序盤の3連続バーディで首位に立ち、終盤まで試合を優位に進めた古閑美保だが、最後の最後に藤田幸希に逆転優勝を許してしまった。その古閑美保を「ベルーナレディス」の練習ラウンドで発見! -「惜しかったね!」 古閑美保 「先週ねー、ヘコミましたよ!それも2日くらい。美保、今までヘコんでも半日くらいで復活したのに今回は長かったなあ~。それだけ優勝したかったんだろうなー。今年は『勝ちたい!その為には何をすればいいのか?』って考えるようになったんですよ。いままで5年間こんなこと考えないでやってきたのに」 周囲の人にも恵まれているという古閑。「あの不動(裕理)さんだって...
2006/06/25GDOEYE

藤田幸希「お父さん、お母さんの子でよかった!」優勝の裏に家族の力(応援)あり!

「プロミスレディス」最終日の優勝争いは白熱した戦いになった。最終日を9アンダーの単独首位で迎えた藤田幸希はスタートの1番パー4でバーディを奪ったが、続く3番でボギーも叩きスコアを伸ばせず苦しい展開となった。首位と2打差の7アンダー、2位タイでスタートした古閑美保は2番から3連続バーディを奪い10アンダーで首位に立った。中盤、古閑が一歩リードし、藤田が追う展開が続いた。15番パー5で先にバーディを奪った藤田が小さくガッツポーズを決めれば、古閑も入れ返し首位を譲らない。 ラウンド中、古閑、藤田のプレーを見つめる2人の親を発見。スリクソンのロゴにスポンサーのソニープレイステーションとキリンビバレッジ...
2006/06/24GDOEYE

「今週勝ちたい!!」下部ツアー優勝で掴んだチャンスにかける吉田藍子

6月頭に開催されたステップアップツアー「セオリー/ゴルフ5/東建/フルキャストカップ」で優勝し、4試合のツアー出場権を獲得した吉田藍子(23)。昨年の「スタジオアリス」2日目に、宮里藍・横峯さくらと同組で回ったので、記憶に残っている方もいるかも知れない。先週の「ニチレイレディス」にも出場し、11位タイという堂々の結果を残している。 その吉田が今大会も好調だ。初日を2アンダー12位タイで終えると、2日目は一時6アンダーまでスコアを伸ばし、首位を伺う位置まで浮上した。13番パー5でティショットをOBしてダブルボギーを叩いたが、15番パー5でバーディを奪う精神力は見事なもの。5バーディ、1ダブルボギ...
2006/07/09GDOEYE

前回までとは違う逆転された悔しさ!今季3度目の2位に終わった茂木宏美

Meijiチョコレートカップ最終日、2位に2打差の単独首位からスタートした茂木宏美は、3日間で一番強く吹いた風に翻弄されてスコアを伸ばせない。5アンダー「67」で回った全美貞に4打差を逆転されると、今季3度目の2位で大会を終えた。 18番ホール、入れればプレーオフという4メートルのバーディパットを外した茂木は、アテストを終え、グリーン脇で初優勝に涙する全の横を足早にすり抜けた。 ギャラリーの間を抜け、クラブハウスの関係者以外立ち入り禁止の柵の中に入ったとき、彼女の目からは大粒の涙が溢れていた。そのまま化粧室に入り、1~2分。涙を拭いて出てきた直後が上の写真だ。 「ドライバーの飛距離がなくて、ア...
2006/07/08GDOEYE

パット数が1日で10縮まった!精神面でも成長した中田美枝が地元でツアー3勝目を狙う!!

大会2日目を「66」の自己ベストタイで終え、首位と2打差の2位に浮上した中田美枝は地元札幌の出身だ。自宅はコースから車で40分程のところにある。今季「カトキチクイーンズ」でプロ入り7年目にして初優勝を達成した中田は、1ヵ月後の「リゾートトラストレディス」では早くも2勝目をあげている。 当然、地元の期待は大きい。練習日・プロアマ戦から中田は多くの報道陣に囲まれた。その度に「(地元での)自己最高の13位を更新したいです」と言ってきた。そして、勇んで臨んだ初日。パットが入らず24位タイと出遅れてしまった。 「昨夜はプレッシャーと戦って眠れなかったんです」。2日目を終え、中田はそう打ち明けた。「カット...
2006/07/07GDOEYE

地元北海道でベストアマを狙う菊池絵理香。チョコレート狙いではないらしい!

今から3年前、中学3年のときに「日本女子アマでベスト4」に入り一躍脚光を浴びた菊池絵理香。TVドラマの名作になぞられて「北の国から~天才少女」などとキャッチフレーズがついた。また、鉛を大量に貼った通称(7kgアイアン)での素振りが強さの秘密と話題にもなった。現在、尊敬する宮里藍の出身校、東北高校3年生でゴルフ部のキャプテンを務める。2週間前に行われた今年の「日本女子アマチュア選手権」はベスト16止まりだった。 生まれは苫小牧市で、現在の住まいは千歳市。地元開催の今週は気合も入っている。「去年までの私は、ダボやボギーが続くと投げ出しちゃうことが多かったんです。それじゃいつまでたっても上手くなれな...