「チャンスはすごくある」 松山英樹コースレコード&2位締めでオーガスタへ
2020年 マスターズ
期間:11/12〜11/15 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
「マスターズ」は史上初の11月&無観客開催 松山英樹と今平周吾が参戦
◇海外メジャー◇マスターズ 事前情報◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)
異例ずくめとなった2020年を締めくくる今年最後のメジャー大会が、12日(木)に開幕する。84回目を迎える「マスターズ」の歴史の中で、11月開催も、無観客も初めてのこと。咲き誇るアザレアも、熱気に満ちたパトロンの姿もない静寂のオーガスタが、世界のマスターたちの腕を競う舞台となる。
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「全英オープン」が中止になったことで、今年のメジャーとしては3大会目。当初の4月開催時点と同じ資格で、全96選手が出場権を得た(ホアキン・ニーマン、セルヒオ・ガルシアは新型コロナウイルス陽性により欠場)。
昨年はタイガー・ウッズがメジャー通算15勝目、5度目のグリーンジャケットを獲得した。メジャー制覇は11年ぶり、スキャンダルやケガを乗り越えた復活劇に世界中が熱狂した。
タイトル防衛に挑むウッズだが、今年は「全米オープン」でメジャー初制覇を成し遂げたブライソン・デシャンボーが話題の中心にいる。コロナ禍で長くなったオフの間に、大幅な肉体改造で飛距離アップに成功し、パワーだけでなく、科学的なアプローチで再現性を極限まで高めたショートゲームにも冴えを見せる。1997年に2位に12打差をつけたウッズの勝利のような衝撃が待ち受けているのだろうか?
日本からは松山英樹と今平周吾が出場する。松山は前週、初出場した「ビビント ヒューストンオープン」で2位に入り、手応えと自信を手にオーガスタに乗り込む。自己最高位は2015年の5位。今年はそれを大きく上回る活躍が期待される。一方の今平は予選落ちした昨年に続く2度目の出場。9月「全米オープン」で、8度目のメジャー挑戦で初の決勝ラウンド進出を果たしており、オーガスタでもまずは週末を目指したい。
<主な出場予定選手>
タイガー・ウッズ、ジェイソン・デイ、ブライソン・デシャンボー、今平周吾、ダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカ、松山英樹、ロリー・マキロイ、フィル・ミケルソン、フランチェスコ・モリナリ、ジョン・ラーム、パトリック・リード、ジャスティン・ローズ、アダム・スコット、ジャスティン・トーマス、マシュー・ウルフ、ゲーリー・ウッドランド