石川遼、今季初戦は予選落ち「また来週頑張りたい」
2013年 ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション
期間:01/17〜01/20 場所:PGAウェスト(パーマーコース)(カリフォルニア州)
大混戦の終盤 B.ゲイが三つ巴のプレーオフを制す
◇米国男子◇ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション 最終日◇PGAウェスト・パーマーコース(6950ヤード、パー72)
ホストコースのパーマーコースで行われた最終ラウンド。スコット・スターリングスが5打差リードの単独首位で迎えながらも、次々とビッグスコアをマークする後続組にのみこまれて混戦模様に。通算25アンダーでデビッド・リンメルス(スウェーデン)、ブライアン・ゲイ、チャールズ・ハウエルIIIの3人が首位に並んでホールアウトすると、同スコアで最終18番(パー5)を迎えたスターリングスは2オンを狙った2打目を池に打ち込み、痛恨のボギーフィニッシュ。決着は3人によるプレーオフにもつれ込んだ。
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18番で行われた1ホール目、リンメルスが2打目を池に入れて脱落。バーディを分け合ったゲイとハウエルIIIによる一騎打ちとなり、10番に移って迎えた2ホール目。ハウエルIIIは2打目をグリーンサイドバンカーに打ち込みパーを逃した一方、ゲイはピン手前1.6メートルにつけたチャンスを決めてバーディで決着。09年以来4シーズンぶりとなるツアー通算4勝目を手にした。
通算24アンダーの4位タイにスターリングスとジェームス・ハン。今季初戦のフィル・ミケルソンは通算17アンダーの37位タイで終えている。
<B.ゲイ、激しいバーディ合戦を制して4シーズンぶり勝利>
最終ラウンドを独走していたスターリングスを最初にとらえたのがゲイだった。11番までに8つのバーディを奪って猛追し、トップタイに並ぶ。「とにかく積極的に行った。できるだけロースコアをマークしようとね」。正規の72ホール目、最終18番(パー5)でバーディを逃し、逆転の可能性をいったんはあきらめたと言うが、三つ巴のプレーオフを制し「2度目のチャンスがあったことは幸運だった」と喜んだ。
年間2勝を挙げた2009年の「フェデックス・セントジュードクラシック」以来となる4勝目。勝利のなかった期間の不調は、スイングチェンジも理由の一つだった。
「ツアーを戦いながら様々なことを変えていくのは本当に難しい。毎週毎週、コースへ来て、毎日ショットを続ける。でもそれは過程でしかない。毎日、繰り返していくことからポジティブな要素をくみ取るしかない」と41歳。シーズン開幕から20代の若手選手が勝利を重ねてきたが、ベテランが長い4日間を制して意地を見せた。