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2002年 ザ・ツアー選手権
期間:10/31〜11/03 場所:イーストレイクGC(ジョージア州)

ビジェイ・シンが2位に3打差で単独首位。タイガー、ミケルソンが3位タイへ浮上!

ムービングデイと呼ばれる土曜日は、その名の通り、順位がかなり入れ替わった。単独首位に立ったのは、今日5アンダー65のベストラウンドでトータル9アンダーまでスコアを伸ばしたビジェイ・シン。5番で唯一のボギーを喫したものの、4バーディ、1イーグルのラウンドは、フェアウエイのぬかるみやグリーンの速さ、ピン位置の難しさから考えれば、飛びぬけたグッドプレーだったと言える。「98年大会のときは1打リードで最終日を迎えたけど、今回は3打差あるからいいね。ここ数ヶ月、調子がいいので、なんとか優勝でシーズンを締めくくりたい」。

昨日トップに立ったチャールズ・ハウエルは、今日1アンダー69と伸びはなかったものの、トータル6アンダーで単独2位。明日の最終日、大きな注目を集めそうなのがタイガー・ウッズフィル・ミケルソンデビッド・トムズの3位タイグループ(トータル4アンダー)である。タイガーとミケルソンは、ともに今日3アンダー67でスコアを伸ばし、3位タイへと順位を上げたが、トムズは今日イーブンパーとスコアを伸ばせず、昨日の2位タイから後退している。

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18番をボギーとし、「ひどい終わり方だった」と吐き捨てるように言ったタイガー。その18番は、ティショットがグリーン奥へ行き、返しのアプローチは逆側のラフまでオーバー。「ピンの下側にボールを持っていきたかったんだ。上からの(下りの)パットはノーチャンス。上りのパットを残さなければと思った」。タイガーのみならず多くの選手たちが、グリーンの速さ、とりわけダウンヒルパットの速さを口にしており、明日はピン手前に付けることが勝敗のカギとなりそうだ。

昨日から体調がすぐれないながら、今日、順位を上げたミケルソン。「(トップの)ビジェイとどれだけストローク差があろうと、そんなことは頭にない。今日はショットが悪く、明日、挽回するのは大変だ。でも、(コースコンディションも悪いけど)どんなコンディションの下でもパーは取れるはずだからね」。

丸山茂樹は2連続バーディで好発進したものの、9番パー5では第3打がグリーン左奥へこぼれ、ボギー。後半11番パー3もボギーとし、今日イーブンパー70。トータル1オーバー、17位タイで3日目を終えた。「まさか9番でボギーを打つとは思わなかった。ピンが見えないので、狙っていけないんですけどね。フェアウエイは相変わらず湿っていて、リフト・クリーン&プレースをやってくれなかったらボールがどこへ飛んでいくかわからない。まだ思い切り振ったりはしないけど、(距離的に)飛んでなくはないと思う。でも、アイアンは7%ぐらい飛ばない。寒さのせいかな」と語った丸山。心配された肩や腰の具合は、さほど悪くないようで、「笑顔が出るほど楽しくはないけど、ちゃんとプレーできてよかった」と、すでに最終日を終えたようなコメントを発し、苦笑いだった。

明日、最終組はシンとハウエルで午後12時50分スタート。その1つ前では、タイガーとミケルソンが同組で回る。丸山はジョン・ローリンズとともに午前11時38分スタートとなっている。

レポート&写真:BEYONDSHIP

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