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2002年 インベンシスクラシック at ラスベガス
期間:10/09〜10/13 場所:TPC at サマリン、他2コース(ネバダ州)

10ストローク伸ばしたP.タタウランギが大逆転で初優勝!

米国男子ツアー「インベンシスクラシック at ラスベガス」の最終日。5日間で行われた今大会もようやく最終日を迎えた。しかし選手たちは、疲れも見せずさらにスコアを伸ばし続けた。

そして、優勝を飾ったのはニュージーランド出身のフィル・タタウランギだった。19アンダー12位からスタートしたタタウランギは、3番パー5でバーディを奪うと、前半だけで5ストローク伸ばした。さらに後半も5つのバーディを奪い、この日だけで10ストローク伸ばす62をマーク。リーダーボードの1番上に名前を残してホールアウトした。

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上位陣はこのタタウランギのスコアを目標に、終盤の追い込みに入った。連日バーディ合戦が繰り広げられ、この日も誰がタタウランギを捕らえるかが注目された。しかし、最終組を筆頭に攻めるゆえにボギーを叩く選手も続出した。

終盤猛チャージを見せたのは、オーストラリアのスチュアート・アップルビーだった。22アンダー4位からスタートしたアップルビーは、スタートからいきなり3連続バーディで一瞬首位に浮上した。しかし、4、5、8番でボギーを叩き、あっという間に22アンダーに逆戻り。

完全に優勝圏外と思われたアップルビーだが、12、13番で連続バーディを奪い、15番でもバーディを奪うと16番では快心のイーグル。さらに17番でも伸ばし首位に1打差まで迫った。だが、最終18番はパーで終わり1打足りなかった。

2位タイからスタートしたベテランのジェフ・スルーマンは、スタートでボギーを叩き、少し出遅れたが、その後は順調にスコアを伸ばした。17番パー3で、この日7つ目のバーディを奪い28アンダーまで伸ばしたが、やはり最終ホールでバーディを奪えずタタウランギを捉えられなかった。

同じく2位スタートのジム・フューリックは、3連続バーディでスタートし、6番ですでに27アンダーまで伸ばしていた。中盤ボギーを2つ叩いてしまったが、過去にこの大会で3勝している意地を見せ、16番で28アンダー。残り2ホールで1打差、もっとも追いつく可能性が高いと思われたが、逆に最終ホールでボギーを叩き27アンダー4位で終了した。

後続組のホールアウトを祈るような気持ちで見守っていたタタウランギが、逃げ切る形となった。タタウランギにとっては、接戦ではなく先にホールアウトできたので初優勝が果たせたのかもしれない。

今週の日本勢は、横尾要が予選落ちとなり、田中秀道は決勝ラウンドに進出。3日目に8アンダーを叩き出したTPCサマリンでの決勝ラウンドで、スコアを伸ばすか期待されたが、最終日は2つスコアを落とし63位に終わった。

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