開催中のバレロテキサスオープンにハリケーン被害の懸念
2002年 バレロテキサスオープン
期間:09/26〜09/29 場所:ラカンテラGC(テキサス州)
パットの名手ロバーツが単独首位
米国男子ツアー「Valeroテキサスオープン」3日目。2日目に首位タイに踊り出た47歳のベテラン、ローレン・ロバーツがさらにスコアを3つ伸ばし、トータル13アンダーで単独首位に立った。
出だしでバーディを奪う幸先の良いスタートを切ったロバーツだが、前半は2バーディ、1ボギー、後半は3バーディ、1ボギーと静かなゴルフとなり、67で3日目を終了した。2日目に開眼したはずのパッティングが鳴りを潜め、この日は30パットも叩いてしまった。パーオンはするもののピンから遠く、寄せるのがやっとという苦しい内容だった。
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首位と1打差の2位には4名がひしめいているが、その中で今日最もスコアを伸ばしたのがフランク・リックライターIIだ。
リックライターは前半に4つスコアを伸ばし、迎えた後半でも快調に飛ばし、一時は14アンダーでトップに踊り出たが、17番パー3でダブルボギーを叩き2位に後退してしまった。結局65でまわり12アンダーとした。リックライターは終盤に尻すぼみするタイプだが、その悪い癖が出てしまった。
そしてフレッド・カプルスが久々に好調なゴルフで10アンダー8位タイにつけている。バリバリ活躍していた90年代前半と比べると、現在は賞金ランキングも130位と、その凋落ぶりはファンにとって悲しいもの。今季の最高成績はニッサンオープンでの9位タイ。すでに若い世代にバトンタッチを宣言したものの、久しぶりに優勝を狙える位置ということで最終日にハッスルしてくれるか楽しみだ。
予選を突破した横尾要は、上がりの5ホールで3つスコアを伸ばし、トータル7アンダーで前日の32位タイから25位タイに順位を上げた。横尾は7番パー4で2打目を直接カップインさせイーグルを決めた。今日は1イーグル、5バーディと爆発力が戻ってきたが、ボギーの数が多く、相変わらずアップダウンの激しい内容だ。