2002年 リノタホオープン
期間:08/22〜08/25 場所:モントレックスG&CC(ネバダ州)
チャンスだ!秀道。首位に4打差9位で最終日へ
米国男子ツアー「リノ・タホ・オープン」の3日目。首位には12アンダーのクリス・ライリー、ジョナサン・ケイとスティーブ・フレッシュの3人が並んでいる。7アンダーからスタートしたライリーは、スタートの1番から5ホール連続バーディというロケットスタートをきった。
一気に12アンダー首位に立ったライリーだが、その後は連続バーディを叩くなど勢いを失った。それでも、12アンダーをキープして最終日を迎える。
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同じく首位のケイは、前日8バーディとアグレッシュブなプレーを見せたが、この日は3バーディ、ノーボギーと堅実なゴルフ。2日目に首位に立ったフレッシュも3バーディ、1ボギーと静かなゴルフで上位陣は混戦となっている。
この日最もスコアを伸ばしたのはベテランのクレイグ・スタドラーだった。8バーディ、1ボギーで11アンダーの単独4位となっている。現在49歳のスタドラーは、日本のゴルフファンにもなじみの多い選手だ。来シーズンにはシニア入りを控えたベテランが、1996年のNISSANオープン以来、13個目の優勝を狙う。
そして注目したいのが、順調にスコアを伸ばす田中秀道だ。8番でボギーが先行したが、続く9番ですぐに取り返した。中盤にスコアを1つ伸ばすと最終18番も右に流れる難しいラインを読みきり、バーディフィニッシュ。首位と4打差で最終日を迎えることになった。つねにトップ10入りを意識してきた田中だが、今週は優勝も狙える位置につけている。最終ホールのバーディが明日のラウンドにつながることを期待する。
スタドラーの次にスコアを伸ばしたのは横尾要だった。初日山あり谷ありの激しいラウンドをした横尾は2日目もスコアを伸ばせずイーブンパー。ぎりぎりで予選を通過したが、決勝ラウンドに進出して持ち前のバーディラッシュを披露した。
5バーディ、ノーボギーのラウンドで61位から19位にジャンプアップ。「痛めていた右手首はあまり気にならない。練習は少し控えめにしている」という横尾は、最終日に7つ伸ばして12アンダーを目標にしている。来シーズンのシード権確保のためにも、この試合で稼いで安心したいところだ。