PGAツアー「ビュイック・オープン」上位インタビュー
2002年 ビュイックオープン
期間:08/08〜08/11 場所:ワーウィックヒルズ G&CC(ミシガン州)
全英オープン以来の試合となるタイガーがまずまずの出だしを切った
米国男子ツアー「ビュイック・オープン」初日。ツアー未勝利のケント・ジョーンズが7アンダーで単独トップに立った。
ジョーンズは出だし4ホールで3バーディ、上がり6ホールで4バーディを奪う怒涛の攻めを見せた。ジョーンズは現在賞金ランキング130位で、ツアーでの最高成績は今年2月に行われたペブルビーチプロアマでの8位タイ。
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「いつかこのような日が訪れる気がしてた。最近はずっと良いプレーが続いてたからね」
ジョーンズは最近5試合において全て予選通過を果たしている。安定した成績が自信になっているのだろう。先週も賞金ランク199位だったクレイグ・バーロウが活躍したが、今週はジョーンズの番かもしれない。明日以降の動きにも注目したい。
そして、7月の全英オープン以来のトーナメント出場となるタイガー・ウッズが好スタートを切った。バックナイン(10番ホール)からスタートしたタイガーは、13番でのバーディを皮切りに、合計5つのバーディを奪い、67ストロークの5アンダーで回った。この日はショットのキレが良く、パーオンを逃したのは2ホールだけだった。
同組で回った親友のマーク・オメーラは4アンダーと、こちらも好調な出だしだ。この2人は全英オープン3日目に同じ組でラウンドしており、その時はタイガーがプロ入り後ワーストとなる81を叩き、グランドスラムの夢が潰えた日だった。この時オメーラは77で回っており、「あの日はタイガーを叩きのめしたよ」と冗談ぽくコメント。気心の知れた2人でのラウンドが、今回は良い方向に結果を導いているようだ。
「オメーラとは、楽しく話しながらラウンドできるので好きだけど、問題なのは、ゴルフしていることを忘れてしまうこと」と余裕のコメントを残すタイガー。来週の全米プロで優勝を果たすと、年間メジャー3勝を2回達成した初の選手となる記録がかかっているが、この調子なら十分可能性はありそうだ。
日本勢は田中秀道と横尾要が出場しており、田中は3アンダー、27位タイとまずまずの出だしを切った。横尾は、2オーバー120位タイと出遅れた。