マット・クーチャー「初優勝」までのデコボコ道
2002年 ホンダクラシック
期間:03/07〜03/10 場所:TPCヒーロンベイ(フロリダ州)
36ホールラウンドした横尾要は4連続ボギーでスコアを伸ばせなかった
米国男子ツアー「ホンダ・クラシック」は初日大雨に見舞われ、ホールアウトできたのが33人という状況だったため、2日目は早朝からラウンドが行われた。天候は回復したのだが、前日の雨の影響が残り、グリーンは軟らかくバンカーはところにより水がたまった状態になっていた。
選手にとってはタイトなスケジュールになっており、この日も予定されていた第2ラウンドを消化することはできず、スタートすらできない選手もいる。明日3日目以降も変則的なスケジュールは続く。
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暫定で首位に立ったのは12アンダーのJ.リーガー。第1ラウンドを9バーディ、ノーボギーの63、コースレコードをマークした。そして第2ラウンドに入り16番でイーグルを奪うなどスコアを3つ伸ばした。
2位には第2ラウンドを14ホール消化したP.ケーシーが、第2ラウンドだけで6ストローク伸ばし通算10アンダー。さらに、9アンダーでJ.シンドラーが続いている。
現在予想される予選カットラインは2アンダーまで。田中秀道が1アンダー85位グループに入っている。といっても田中は昨日第1ラウンドを終え、2日目はスタートすることができなかった。したがって、明日3日目の午前中に第2ラウンドを行いスコアを伸ばせば予選通過が見えてくる。
今回日本から田中と横尾要が出場している。横尾は昨年この大会で7位に入る健闘を見せたが、今年は苦しいラウンドとなった。田中とは対象的に前日はスタートできず、この日2ラウンド分こなすことになったのだ。第1ラウンドを2オーバーで通過した横尾は第2ラウンドに入り、前半9ホールを1オーバー。後半に入り3番から4連続ボギーを叩いてしまった。通算6オーバーは暫定で139位、予選通過は絶望的になった。
また、昨年アマチュアとして予選を突破した17歳のT.トライオンは、第2ラウンドの10番ホールまで3アンダーとスコアを伸ばしていたのだが、12番ホールから4連続ボギーを叩き通算1オーバーまでスコアを崩してしまった。16番ではパーをセーブしたのだが、ここでラウンドは中断。明日2ホール残しているが、今週も予選通過が難しい状況になってしまった。