選手コメント/ソニーオープンinハワイ2日目
2002年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/10〜01/13 場所:ワイアラエカントリークラブ(ハワイ州)
先週の雪辱、D.トムズが逆転優勝を狙う
米国男子ツアー開幕第2戦のソニー・オープンは、73名が今シーズン初めての予選ラウンドを通過した。迎えた決勝ラウンド初日は、風も穏やかだった。
首位に立ったのはスコアを5つ伸ばしたJ.ケリー。66-65-65と3日間安定した好スコアをマークしているケリーが、ツアー初優勝を狙う。これまで3度首位で最終日を迎えたことのあるケリーだが、今度こそ優勝することができるだろうか。
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そのケリーを2打差で追うのは、先週のメルセデス選手権でプレーオフの末S.ガルシアに敗れたD.トムズだ。5アンダー12位からスタートしたトムズは、この日のベストスコア63をマークしベテランのJ.クックと並び12アンダーまでスコアを伸ばした。昨シーズンタイガーに次ぎシーズン3勝を上げたトムズが先週の苦汁をバネに逆転優勝を狙う。
また、前日8ストローク伸ばし6アンダー7位につけていたC.ハウエルIIIも10アンダーまで伸ばし5位に浮上、こちらも初優勝を狙う。
日本勢は丸山茂樹、藤田寛之、田中秀道が予選を突破した。2日目にスコアを伸ばした丸山は、序盤からピンチの連続だったが3~5メートルのパーパットを決めピンチをしのいだ。しかし、後半耐え切れずボギーを叩き、4つの貯金を使い果たした。通算イーブンパー61位と後退してしまった。
丸山に代わって上位に上がってきたのは、ぎりぎりで予選通過した藤田だった。バーディを先行しながらもボギーを叩き、なかなかスコアを伸ばせなかった藤田だが、17、18番の上がり2ホールを連続バーディで3アンダーまで伸ばし38位まで浮上した。藤田と同じ3アンダーには、ハワイ出身で昨シーズン日本のメジャー2冠のD.ウィルソンも並んでいる。
そして、米ツアーのレギュラーシーズン初試合で予選を通過した田中は前半からとばした。ショットがピンに絡みバーディを重ね前半を終了して6バーディとチャージをかけた。しかし、10番でセカンドをバンカーに入れると、3パットのダブルボギーで勢いを失ってしまった。その後もボギーが続き前半30に対し後半は39を叩いた。通算2アンダーの47位で最終日を迎える。