「ツアー選手権」最終日/優勝者にインタビュー
2003年 ザ・ツアー選手権
期間:11/06〜11/09 場所:チャンピオンズGC(テキサス州)
タイガー撃沈! C.キャンベルの初優勝でV.シンが賞金王!!
米国男子ツアーの2003年シーズン最終戦「ザ・ツアー選手権」が11月6日(木)から11月9日(日)までの4日間、テキサス州ヒューストンのチャンピオンズGCで開催された。5年連続の賞金王を狙うタイガー・ウッズはこの試合で優勝しなければ、フィジーのビジェイ・シンにタイトルを奪われるという状況になった。この最終戦に勝負をかけたタイガーだったが、思うようにスコアを伸ばすことができなかった。
3日目を終えて2アンダー15位。首位とは11打差と大きく水をあけられてしまった。最終日の大爆発が期待されたタイガーだが、その期待も前半で潰えてしまった。2番、5番ホールでバーディを奪ったが7番でボギーを叩き、後半はバーディどころか2度の連続ボギー。最終日はなんと「74」の3オーバー、通算1オーバーの26位で今シーズンの競技を終了。
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優勝したのは地元テキサス州出身のチャド・キャンベル。3日目に10ストローク伸ばす猛チャージで首位に踊り出たキャンベルは、最終日も3ストローク伸ばし16アンダーでフィニッシュ。2位に3ストロークのリードを奪いツアー初優勝を果たした。今シーズンの前半「クライスラークラシック」と「ホンダクラシック」で2位に入り、8月の「全米プロ」でも2位。未勝利組では最上位の9位につけていた。ツアーでも指折りのショットメーカーに成長したキャンベルがついにツアー優勝を果たした。
この優勝をキャンベルの次に喜んでいるのは、初の賞金王に輝いたビジェイ・シンだ。先週行われた「クライスラー選手権」で2位に入り、タイガーとの差を76万8000ドルに広げた。そして今週は、初日の直接対決では一歩出遅れたが、2日目以降徐々にスコアを伸ばしてきた。最終日は13番パー5でイーグルを奪うなど、3ストローク伸ばし通算8アンダーの5位。タイガーの失速を待たずして賞金王の座を掴んだ。