“ライの改善”ペナルティにD.ウォルドーフは・・・
2003年 FBRキャピタルオープン
期間:06/05〜06/08 場所:TPC at アベネル(メリーランド州)
R.サバティーニが2位に4打差をつけ、ツアー2勝目!
米国男子ツアー第22戦「FBR キャピタルオープン」が、メリーランド州のTPC at アベネルで開催された。次週に今シーズンのメジャー第2戦「全米オープン」が控えているため、欧州ツアーからも多くの選手が調整をかねて出場。軽い調整という気分で出場選手もいただろう。しかし、大会3日目が豪雨にためラウンドできず、最終ラウンドは予備日の月曜まで持ち込まれた。
最終ラウンドを首位で迎えた南アフリカのローリー・サバティーニは、序盤からスコアを伸ばし後続を引き離した。通算14アンダーで逃げ切り、2000年のエア・カナダ選手権以来のツアー2勝目を挙げた。
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前日、第3ラウンドも最終ホールでボギーを叩き、終盤のホールでもつれるかと思われたが、そんな心配は不要だった。追ってくるはずの選手がスコアを伸ばせず、サバティーニにプレッシャーをかける選手が現れなかった。13番ホールでのイーグル、15、16番の連続バーディなどで16アンダーまで伸ばした。
ところが、終盤17、18番は難しいということもあるが、サバティーニにはどうも相性が良くないようだ。上がり2ホールを連続ボギーで、ちょっと苦笑いのホールアウトになったが、2位に4打差をつける快勝と言えるだろう。この2ホールだが、サバティーニは4日間でノーバーディ、5ボギー。勝負どころと言われるが、今週はまったく関係なかった。
日本からは、田中秀道、横尾要、久保谷健一、貞方章男の4名が出場したが、次週の全米オープンに出場を決めた田中だけが、決勝ラウンドに残った。初日2アンダーの好スタートを切った田中は、最終日を4アンダー21位で迎えた。ところが、スタートから3連続ボギーを叩く最悪のスタートになり、この日5オーバーと崩れてしまった。
明日、火曜日には各選手全米オープンの会場であるオリンピアフィールズに集結する。すでに会場入りしている選手も多いため、このキャピタルオープンに出場した選手たちは、大急ぎで移動しないと練習ラウンドができなくなってしまう。