アスリート界“ビッグ2”の競演が実現!/ワコビア選手権プロアマ
2003年 ワコビア選手権
期間:05/08〜05/11 場所:クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)
ベテラン2人はリーダーボードから陥落、D.トムズが5打差の首位に!
ノースカロライナ州シャーロットにあるクエイルホロークラブで開催されている、米国男子ツアー第18戦『ワコビア選手権』の3日目。予選ラウンドで上位にいたニック・プライス、フレッド・カプルスのベテラン2人に代わって、2001年全米プロチャンピオンのデビッド・トムズが首位に立った。
2日目を終えて首位と2打差につけていたトムズは、今日は出だしの1番でいきなりバーディを奪うと、持ち味の安定性を発揮し前半はノーボギーの33。インに入ってすぐのパー5でもイーグルを奪うなど、66を記録。3日目のベストスコアでまわりトータル11アンダーで2位に5打差をつける爆発力を見せた。特に今日はパー5で4アンダーという荒稼ぎだった。
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2位にはカーク・トリプレット、ロバート・ガメス、J.P.ヘイズの3名。中でもトリプレットは1イーグル、6バーディ、3ボギーで67と爆発。トムズ同様、やはりパー5で4アンダーを稼いだ。難コースながら確実に稼げるパー5の攻略が明日のカギになりそうだ。
日本の田中秀道は、1イーグル、3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーでイーブンパー。トータル1オーバーで49位タイに浮上。田中もパー5を得意としており今日も3ストローク伸ばしたが、今週は2という数字がない。パー3でバーディがないのだ。実に6番パー3では毎日ボギーという苦手ホールまで持ってしまった。田中にとってはパー3の攻略が第一優先となる。
今日60台のスコアを記録した選手は5人。初日12名、2日目17名と比べ一気に減り、約7,400という難コースが決勝ラウンドに入り牙を剥きはじめた。明日は2位以下の爆発力次第で試合展開が決まりそうだ。