2011年 BMW選手権
期間:09/15〜09/18 場所:コグヒルGC(イリノイ州)
完全優勝へJ.ローズが2位に4打差
イリノイ州のコグヒルGCで開催中の米国男子ツアー「FedEx Cup」プレーオフ第3戦「BMW選手権」3日目。11アンダーの首位タイからスタートしたジャスティン・ローズ(イングランド)が3バーディ、1ボギーの「69」で回り通算13アンダーとして単独首位となった。
コース上を旋回する風に多くの選手が苦しんだ土曜日。ローズは堅実なゴルフで今季初勝利に王手をかけた。3つのパー5ではスコアを伸ばせなかったが、4番で3.5メートル、5番では8メートルを沈めて2連続バーディを奪取。後半12番(パー3)でティショットをグリーン右手前バンカーに入れてボギーとするが、続く13番で残り174ヤードの第2打をピンそば1.5メートルにつけてすぐにバーディを取り返した。
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「ここにいることは幸せ」と充実感を漂わせながらも「良いショットを打ち続けて、一つ一つ、しっかりとプレーするだけ。守りに入ろうとは思わない。4打差は決して無駄にできるリードなんかじゃないからね」と気を引き締めるローズ。昨年は「ザ・メモリアル」、「AT&Tナショナル」で2勝をマークしたが、今季は未勝利。プレーオフ第3戦の大舞台で飛躍できるか。
そしてその4打差の単独2位にはオーストラリアのジョン・センデン。同5打差、通算8アンダーの3位タイにはビル・ハースと3日間60台をマークしてきたジェフ・オギルビー(オーストラリア)がつけた。この3日目をローズと並んでトップタイで迎えたウェブ・シンプソンは「73」で通算7アンダーの単独5位と後退した。
初日「75」と出遅れたルーク・ドナルド(イングランド)は、その後「66」、「67」と盛り返し、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ジム・フューリックらと並んで通算5アンダーの7位タイで最終日に入る。