アリゾナ州にあるTPC of スコッツデールで行われている、米国男子ツアーの第5戦「FBRオープン」の2日目。大会初日は強風のため試合進行が大幅に遅れたが、この日はスケジュールどおりに進み、選手全員が予選ラウンドを終えている。

3試合連続予選通過と好調を続けている米ツアールーキーの今田竜二が、第2ラウンドで快心のゴルフを披露した。インコースからスタートした今田は、確実にスコアを2つ伸ばして前半を折り返すと、後半一気にスコアを4つ伸ばし、首位と3打差の通算6アンダー5位タイまで浮上した。

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この日驚異的なスコア「60」をたたき出したのは、世界のレフティ、フィル・ミケルソン。インコースからスタートしたミケルソンは、17番パー4でイーグルを奪うなど、前半だけで5つスコア伸ばす。後半に入っても勢いは止まらず、3番でバーディ、さらに5番から5連続バーディを奪ってフィニッシュ。通算9アンダーまで伸ばし、暫定43位タイから一気に首位へ浮上した。また、上位につけていたケビン・ナ（韓国）も、第2ラウンドで6つスコアを伸ばし、通算9アンダーで首位に並んだ。

一方、注目のビジェイ・シンはボギーが先行する苦しい展開となり、2バーディ3ボギーの内容でホールアウト。通算1オーバーの48位タイに後退した。また上位陣では、昨年「ライダーカップ」で欧州ツアーのキャプテンを務めたベルハルント・ランガー（ドイツ）が通算6アンダーの3位タイ。メジャーチャンプのデビッド・トムズは通算5アンダーの5位タイにつけている。

そのほか日本勢では、丸山茂樹がこの日も出入りの激しいゴルフを展開し、1つスコアを落として通算3オーバーの70位タイでぎりぎり予選通過。田中秀道は3つスコアを落として、通算12オーバーの124位タイで予選落ちを喫した。