「ソニーオープン」最終日/ビジェイ「ドライバーが不安だった」
2005年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/13〜01/16 場所:ワイアラエCC(ハワイ州)
丸山無念!大混戦を制したのは王者ビジェイだった
ハワイ州オアフ島のワイアラエCCで行われている、米国男子ツアーの開幕第2戦「ソニーオープンinハワイ」の最終日。ハワイのコース特有の強い風が吹き荒れる中、PGAツアー2年ぶりの優勝に王手をかけた丸山茂樹。だが、最終日は思うようにスコアを伸ばせず、優勝争いは大混戦となった。
前半、丸山は6番でボギーを叩き一歩後退したが、9番パー5で確実にバーディを奪いスコアを戻した。上位陣の足踏み状態が続く中、後続のロバート・ガメス、ビジェイ・シンがスコアを伸ばして丸山と同じく10アンダーで並んだ。
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さらに優勝争いに食い込んできたのは、2アンダーからスタートした2年連続優勝のアーニー・エルスが最終日にスコア「62」と大爆発し、一気に10アンダー。2年連続チャンプの意地を見せ、最終組を待つことになった。
続く後半、丸山は10番パー4でグリーンカラーから3メートルのバーディパットを決め一歩抜け出したが、12番でティショットを左に曲げパーをセーブすることができずボギー。13番は、見事なリカバリーショットを見せピンチをしのぐも、14番でグリーン周りのアプローチを失敗し痛恨のボギーで9アンダーにスコアを落とした。
一方、ジワリジワリとスコアを伸ばすビジェイは、後半も順調にバーディを重ね、17番を終えた時点で10アンダーとした。そして迎えた最終18番、ビジェイは2打目でグリーンカラーまで運び難なくバーディを奪い、通算11アンダーをマーク。この日5つスコアを伸ばす快進撃を見せ、優勝に向けて大きく前進した。
終盤、丸山も果敢にピンを攻めたがバーディを奪うことができず苦しい展開。結局この日1つスコアを落とし、通算9アンダーの3位タイで4日間の競技を終えた。この結果、ビジェイが4打差からの逆転で今季初勝利を収めた。
そのほか今シーズン、ネイションワイドツアーからPGAツアーに上がってきた今田竜二は、この日5つスコアを落としてしまい、通算5オーバーの69位タイで初戦を終えた。