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【WORLD】2012年シーズンは悲劇の応酬

Golf World(2012年12月4日号)texted by Bill Fields

「優勝を逃した試合ほど、孤独感を猛烈に感じる試合はない」―

(アーノルド・ホールテン、著書“ザ・ミステリー・オブ・ゴルフ=1908年発行”から引用)

2012年に開催されたトーナメントは、最終日に孤独感にさいなまれる選手たちが多くのシーンで主役になった。

ゴルフの世界では勝者よりも敗者の数のほうが圧倒的に多い。例えビッグネームであっても失望感を味わうのだ。その中でも、勝利を手中に収めかけたにも関わらず、最終日にスコアを落とし、目の前で優勝の瞬間を見せられた選手は、屈辱に突っ伏し、身動きが取れなくなってしまう。

今年は、周囲から大きな関心を集めた選手が未勝利に終わり、ほとんど注目されない選手が優勝した一年だったともいえる。予測不可能な出来事、コースの難易度、自らを壊すミスの連鎖などの要因が影響し、優勝者、そして敗者たちが決まっていった。

きっとキム・インキョン(韓国)はカイル・スタンリーに“どうも”と挨拶を交わし、ジム・フューリックアダム・スコット(オーストラリア)の思いを共有しているに違いない。タイガー・ウッズも同じ気持ちのはずだ。

目前にあったはずの優勝をさらわれる瞬間を見たくはない。誰しもそういう思いを抱えているが、それは勝利を冒涜する行為にあたる。選手が自らの力で勝利を手繰り寄せられるかどうかという問題は、冒頭のホールテンの言葉よりも長い歴史を持っている。ボールの素材に(ゴルフが誕生した当初から)ガタパーチャ、ヒッコリー、そしてグラファイトが採用されてきただけの歴史に相当するのだ。そこに挑戦があるからこそ、ゴルフの魅力は現代にまで継続されてきたのである。

ホールテンは、ゴルフが持つ孤独な試練について調査した著書の中で、「これ以外に方法はない」とした上で、“優勝する方法”について次のように記述している。「自分自身を抑制する必要がある。長丁場になるゲームの最後まで何事にも動じず、筋肉、神経、思考力、更には感情や気質さえも完璧にコントロールすること」―。

今年の女子メジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」。キムは最終日最終ホールで30センチのパットをミス。「全英オープン」でスコットは最終日のラスト4ホールを制圧できなかった。2人は長丁場となる大会を通して自制が効いていたかは問題ではなく、違う選手(ユ・スンヨン)がポピーズポンドにダイブし、違う選手(アーニー・エルス)がチャンピオン・ゴルファー・オブ・ザ・イヤーに輝いたというだけのことだ。

シルバーやクリスタルのトロフィーを手にした勝者のストーリー、特に最終日最終ホールのグリーン上で繰り広げられる、重圧に包まれた戦いの様子は、スピーチの壇上で語られる。歴史に残るような激戦での敗戦は、その戦いを作った人間に重くのしかかるようになり、典型的な負けのパターンとして苦虫を噛み潰したような心境にさせるのだろう。

Golf World(2012年12月4日号)texted by Bill Fields
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