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【WORLD】“ルール”ではストリッカーの連続予選通過記録は継続中

Golf World(2011年10月24日号) GW bunker edited by John Antonini

PGAツアーのおかしなシステム解説にようこそ!

今回紹介するのは42戦連続予選通過という大記録だ。というのは少しやり過ぎかもしれないが、スティーブ・ストリッカーがBMW選手権を首の負傷で途中欠場となった際、誰もがこれで連続予選通過記録も41で止まったと思っていた。ストリッカーは第1ラウンド終了後に自ら棄権し賞金を受け取っておらず、PGAのルールでも予選通過者にのみ賞金が与えられる制度になっていたはずだけに、ストリッカーの記録は途絶えたと思われていた。

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しかしBMW選手権には70名しか出場しておらず、予選自体が無い試合だった。カットのない試合で予選落ちができるのか、というわけだ。つまり、大会規定では1ラウンドに満たない状態で欠場すれば予選落ちということになるのだが、ストリッカーはきちんと1ラウンドは終えていた為に、便宜上は予選通過ということになるらしく、連続記録は42に更新された。

通常の大会であれば予選ラウンドは存在し、2ラウンドを終え70位タイ以上の選手が予選を通過するシステムとなっているのだが、もし予選自体が存在しなければ、出場選手は1ラウンドだけプレーすれば良いという規定になっているという。

つまり、フルフィールドの大会(通常の予選、決勝ラウンドがある大会)で3ラウンドをプレーするか、予選無しの大会で1ラウンドだけプレーし欠場しても、連続予選通過記録は更新されるというわけだ。

米国ゴルフダイジェスト社提携
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