44歳での待望の1勝を運んできた“カメ” 内藤寛太郎「本当にパターのおかげ」
◇国内男子◇ANAオープン 最終日(20日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)◇晴れ(観衆2692人)
内藤寛太郎が44歳123日で待望のツアー初優勝を飾った。優勝スコアの通算25アンダーは、1994年の尾崎将司さんらによる大会記録を5打更新。2位にも5打差をつける圧勝劇だった。「今まで本当に苦しかったけど、諦めないでゴルフを続けてきて良かった」と声を詰まらせた。
予兆は3週前にあった。8月末の前戦「Sansan KBCオーガスタ」で3年ぶりのトップ10となる7位。3戦連続の予選落ちで迎えたその大会から、オデッセイ「TRTL」(タートル)のゼロトルク設計モデルを投入した。これまではピン型とマレット型を併用していたが、ヘッドが開閉しにくいゼロトルクでストローク自体も良くなったという。本大会を通じた平均パット数「1.5192」は全体1位。9ラウンド連続で60台をマークする好調ぶりに、「何があったんですかね(笑)。本当にパターのおかげだと思う」と語った。
アイアンはプロトコンセプト、ウェッジはジューシーと、大手メーカーではないクラブをバッグに入れている。20代の頃には、ゴルフショップの店員として店頭にも立っていて、クラブへのこだわりが強そうに思うが、「僕はそこってあんまりなくて」とさらりと明かす。以前契約していたメーカーの担当者に、いまもクラブ全体を任せているそう。提案されたものを試し、感触が良ければ柔軟に取り入れる。44歳でたどり着いた初優勝の裏には、そんなクラブとの向き合い方もあった。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:タイトリスト GTS2(9度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK(重さ60g台、硬さX)
グリップ:イオミック
フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi10(3HL16.5度、7番21度)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD VF(重さ80g台、硬さX)
フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi35(9番24度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK(重さ90g台、硬さX)
アイアン:プロトコンセプト プロトタイプ(5番~PW)
シャフト:日本シャフト NSプロ プロトタイプ
ウェッジ:ジューシー tT (47、55、60度)
シャフト:日本シャフト NSプロ プロトタイプ
パター:オデッセイ TRTL Square 2 Square ZT
ボール:タイトリスト プロV1x