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諸見里しのぶ「打てますよ! いまどきFW&UT」

「週刊ゴルフダイジェスト」(2月26日号)より

フェアウェイウッド(FW)やユーティリティ(UT)がしっかり打てるようになれば、スコアアップは間違いない。でも、このクラブを苦手にしているアマチュアは多いようで……。どうしたら、女子プロみたいに打ちこなすことができるのか。週刊GDでは、諸見里しのぶにその打ちこなし術を聞いている。その中から、とっておきのヒントをお届けしよう。

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プロアマで一緒になったアマチュアの方たちを見ていると、ドライバーやアイアンはそこそこ打てるのに、FWやUTになると途端にミスをしてしまうという人が本当に多いです。ドライバーやアイアンのスウィングは悪くないのに、もったいないなと思います。

基本的にFW、UTが苦手な人というのは、2つのタイプに分かれます。ひとつは、球を上げようとしてすくい打ってしまうタイプ。ヘッドを下から上に振り抜こうとするため、右脚に体重が残り、身体が右側に傾くタイプです。すると、ヘッドがボールまで届かず、ボールのかなり手前をダフってしまう。または、ダフってからソールで球の頭を叩くような大トップのミスなども出てしまうのです。

FWやUTはソールを滑らせて横から払い打つのが基本です。しかし、すくい打ちの人が払う意識を持つと、さらにクラブが下から入ってしまう危険があるので、反対に上から打ち込むくらいの意識を持ったほうがいいでしょう。

もうひとつは、球に当てていこうとして、上体が力んでしまい、ヘッドを上から必要以上に打ち込んでしまうタイプです。手、腕、肩に力が入りすぎるため、ヘッドが走らず、体がボールに向かって突っ込んでいきます。ヘッドが上から鋭角的に入るので、少しでもダフれば球は飛ばないし、当たってもスライスや引っかけになるなど、方向性が安定しません。

このタイプの人は、とにかく力を抜いて球を横から払うように振るほうがいいでしょう。いずれにしても、自分の現状を知ることが、苦手克服の第一歩だと思います。

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球を横から払い打つ。そのためには「スウィング軸を傾けないで『平らに振る』」「インパクトの手のポジションは低く&近く」などのコツも。さっそくセルフチェックして試してみよう!

●解説/諸見里しのぶ
ツアー通算9勝。女子プロ随一の理論派で、精度の高いショットには定評がある。FW&UTは4本入れている。アイアンは6番からというセッティング。

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