あなたは、飛距離を捨てることができますか?
スコアを抑える“キャディ操縦術”があった!?
2013/02/01 17:45
「週刊ゴルフダイジェスト」連載「とにかく80台で回りたいんだ!」(2月12日号)より
「キャディさんとどう付き合っていくかで、スコアもそうですが、ラウンド中の雰囲気もガラッと変わって来ます」と話すのは、常に80台のスコアで回るためのメソッド『89ビジョン』を発案、提唱する木村和久氏。スコアを抑えるために身につけるべき“キャディ操縦術”とは?
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キャディの技術的な問題は、ひとまず置いといても、彼女、彼を味方につけておいて損はないと思います。
キャディをどう味方につけるか。鉄板ネタは「チップをあげるなら先に」ということです。よくキャディさんに、プレーの終わりごろにチップをあげる人がいますが、それでは意味がないです。できるだけ先に渡すべきでしょう。チップといわず、売店で洗剤やビールなどのお土産を買って渡すときも、最初の売店で渡すべきです。頑張りが違ってくるはずですから。
と、まあキャディさんの踏ん張りを期待しておきながら、いざプレーとなりますとキャディの操縦法は、「彼女にあまり多くを期待しない」ということですかね(笑)。
つまり、多くを期待しすぎると失望もでかいということです。
キャディさんに期待することは、おおむね2つです。ひとつはOBや池などの、ハザードの告知。そしてもうひとつは、ライン読みです。あとのことは個人的には気にしません。たとえばボールを拭いてもらえなかった場合。普段もボールを拭かないで打っていますから、砂粒さえ取れれば汚くても結構。同様にバンカーを自分でならさなければならなかったとか、クラブを余分に持って来てもらえなかったとか、そういうのは、セルフプレーだと思えば怒る気にはなりません。
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連載では他にも、期待する2つの項目「ハザードの告知」と「ライン読み」に関しても、『89ビジョン』の観点から“キャディ操縦術”をアドバイスしている。キャディさんをうまく操縦するには、ある程度の諦めが肝心、ということだろうか。