時は来た 号泣のリベンジに燃える西村優菜
タイトルを懸けてツインズが躍進
2018/06/15 09:11
◇2018トヨタジュニアゴルフワールドカップSupported by JAL 最終日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県豊田市)◇男子6843yd(パー71)、女子6130yd(パー72)
最終日、団体戦男子。7打差を追って逆転優勝を狙うデンマークチーム。チームの柱となっているのが、ニコライとラスムスの双子のホイゲアード兄弟だ。今大会ではともに好調を維持し、兄のニコライが初日、2日目とトップに立てば、弟のラスムスも男女を通じて出場選手唯一となる3日連続の60台をマーク。3日目には、兄に代わって首位に浮上した。2人のスコアの差は1打差。兄が弟を1打追う展開になっている。
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兄のニコライは「65」、「68」、「72」。弟のラスムスは3日連続の「68」。
スコアだけをみると兄は攻撃タイプ、弟は安定タイプにみえるが、ホイゲアード兄弟は顔や性格はもちろんの事、ゴルフのプレースタイル、各番手の飛距離、そしてスイングに至るまですべてが似ている。2人に話を聞くと、「一緒に練習していても、同じホールで3パットをしたり、曲げたりするのはよくある話」という。3日目のスタートホールでのティショットも、兄が左に曲げれば、弟は右に曲げる、兄弟揃ってミスをしてしまった。
よく似た双子の兄弟ゆえに、何をしても比べられることが嫌だった。しかし今は、「同じことをやりたくないと思っても、双子なのでもうどうにもならない。双子というだけで注目されやすいので、今は2人揃ってプロになり活躍したい」と夢を語る。母国の英雄でもあり、本年開催予定の「ライダーカップ」欧州代表のキャプテンに決まったトーマス・ビヨーンに憧れを抱く。最終日は兄弟で個人タイトルを争い、団体戦の逆転優勝もかかっている。国際舞台で結果を残し、今後の足がかりにしたい。
前日までの晴天とは一転、雨が降る中の最終日。
個人戦首位を走る弟のラスムスは10:00、1打差を追う兄のニコライは10:10にティーオフする。