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2018年 全米オープン
期間:06/14〜06/17 場所:シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)

ホッケーとゴルフの二刀流 NHL審判が「全米オープン」出場

◇メジャー第2戦◇全米オープン 事前情報(13日)◇シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)◇7445yd(パー70)

NHL(ナショナルホッケーリーグ)の審判を務めるアマチュアゴルファーが、夢舞台への出場を果たす。30歳のギャレット・ランク(カナダ)は今月の最終予選会を突破し、「全米オープン」の扉を開いた。

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アイスホッケーが盛んなカナダ・オンタリオ州の出身。夏はゴルフ、冬はホッケーを楽しんできた。15歳のとき、子どもたちの試合で審判のアルバイトを始めた。「ほかのバイトより、好きなことでお金を稼げると思った」からだ。

ゴルフは米国の大学から誘われるほどの腕前だったが、「プロとして上を目指す気持ちはなかった」と母国のウォータールー大学に進学し、経済学を専攻した。「責任ある仕事にやりがいがあった」と審判の活動にハマった。

2011年に精巣癌を患ったが、「この経験は不幸に見えて、実はありがたいものだった。ホッケーやゴルフに対する取り組みをより前向きにしてくれた」と克服した。ジュニア大会や下部リーグを経て、15年にNHLの審判に昇格した。

10月から翌4月までが1シーズンのNHLで、計187試合の審判を担当してきた。夏場はゴルフを楽しむ生活を続ける。アマチュアの大会だけではなく、母国開催のPGAツアー「RBCカナディアンオープン」には2016年から2年連続で出場している。

アイスホッケーとゴルフの共通点を問われると「ホッケーの選手は素早く動くけど、審判はそんなに速くないよ…。ゴルフでは一打、審判ではひとつのジャッジに対するプレッシャーのかかり方が似ている。どちらも忍耐強くやることだね」という。

開幕を翌日に控え「憧れの選手ばかりですごく興奮している。ぼくはウッズ世代(全盛期のウッズを見て育った世代)だから」。スケート場で見せる鋭い目つきとは一転、少年のように目を輝かせた。(ニューヨーク州サウサンプトン/林洋平)

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