2019年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
松山英樹 8度目の「マスターズ」を戦う14本が見えてきた
◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前情報(10日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)
メジャー制覇への期待がかかる松山英樹は開幕前日、早朝からコースに姿を見せて最終調整した。午前8時過ぎから小平智とイン9ホールを回り、その後練習場へ。前週までの体調不良の影響は感じさせず、ボールを打ち込んだ。
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携帯電話の持ち込みは厳禁、場内を走るのは禁止。カメラマンのロープ内撮影も禁止、ブーイングも控えること…。他のトーナメントと比べると、制約が多い「マスターズ」。選手を支えるメーカーのサポートスタッフも、オーガスタでは練習ラウンド中にクラブを持って選手に帯同することを禁じられている。普段は事前ラウンドで多くのクラブをテストする松山も、この試合ではそうはいかない。だからこそ、実際に投入しそうなギアが事前に見えてくる。
松山は今年に入って、1Wをはじめとした長い番手のクラブ選定に取り組んできた。信頼する住友ゴム工業のアイアン(スリクソン Z965/4IからPW)、3本のウェッジ(クリーブランド 588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド/52、56、60度)はそのままに、ウッド系を模索している。
1Wは3月中旬から使用してきたテーラーメイド M5ドライバー、3Wは昨年から握っているテーラーメイド M4 フェアウェイウッドで落ち着いた様子。3番目に飛距離の出るクラブとして、UTに今年1月に使用を開始したピン G410 ハイブリッドを選んだ。
ただし、早藤将太キャディが担ぐバッグの中には最後までスコッティキャメロン製のパターが2本入ったままだった。“エース”であるクランクネックのモデルと、ベントネックタイプを持ち込み、繰り返し練習した。
松山は11日午前10時9分(日本時間同日午後11時9分)にカイル・スタンリー、2013年大会覇者のアダム・スコット(オーストラリア)とティオフする。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)