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2019年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

イチローさんの言葉も胸に 小平智は2回目の挑戦

◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前情報(10日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)

「やっぱりアメリカの試合に出たい。ここは一番出にくい試合なので、リベンジしたいです」。小平智がそう話したのはちょうど1年前のオーガスタ。「また来年、絶対戻ってきます」。その翌週、誓いの言葉を現実のものにした。スポット参戦した「RBCヘリテージ」で初優勝を飾り、「マスターズ」出場権をすぐさま獲得。今年はPGAツアーのメンバーの一員としてメジャー第1戦を迎える。

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2週前の「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」を終え、フロリダ州の自宅からジョージア州には4日(木)に入った。黙々と調整を続け、開幕前日は午前中に松山英樹と一緒に練習ラウンドを行った。16番(パー3)では、練習日恒例の“水切りショット”に挑戦。午後はパー3コンテストに参加し、古閑美保夫人をキャディに起用して9ホールをプレーした。「美保のために。日ごろの感謝を込めて」と前年に続いてイベントを楽しんだ。

オーガスタナショナルでの振る舞いは前回大会で一通り覚えた。昨年よりも落ち着きが漂う。とは言っても、内心に不安はある。「逆に2回目の方が緊張します。1回目は『当たって砕けろ』という気持ちでやっていたんですけど、コースを知ると怖さも生まれてくる。知っていて難しくなる部分がある」と吐露した。

ツアー本格参戦2年目は苦戦が続いている。今季の予選通過は3回でフェデックスカップポイントランキングは152位に低迷。なかなか上位争いのチャンスを作れない。

そんなとき、目に飛び込んだのが3月に現役を退いたスーパースターの残した名言だった。「最近見ていたイチローさんの言葉に『遠回りすることが一番の近道』とあった。やっぱりダメなこともやらないと、それがダメとも気付かない。やってダメなのを(理解して)克服したい。前よりは確実に強くはなっている。その辺は自分に期待しています」

2回目の挑戦を経験で終わらせるつもりはない。「今年は“出られた”よりは“成績を残しに”という感じで来ている」と言った。ひとつ「来年の出場権獲得となる12位以内」という目標があるが、「まずは予選通過」に必死になるのが小平のやり方だ。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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