2019年 セントリートーナメントofチャンピオンズ
期間:01/03〜01/06 場所:プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)
ぶっ飛びルーキー C.チャンプのこだわりは“4分の1インチ”
2018―19年シーズンの幕開けとともに絶大な注目を集めるプレーヤーがいる。23歳のキャメロン・チャンプは昨年秋に下部ウェブドットコムツアーから昇格。ルーキーとして臨んだ昨年10月末の「サンダーソンファームズ選手権」でいきなり初優勝を遂げ、今週ハワイでの「セントリートーナメントofチャンピオンズ」に乗り込んできた。
最大の魅力は、その驚異的な飛距離性能。今季のドライビングディスタンスはここまで平均328.2ydでトップを走る。身長183㎝と決して大柄ではないが、抜群のパワーから1Wのヘッドが3カ月に1回のペースで破損し、交換せざるを得ないというのも事実だ。
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チャンプはピンゴルフと用具契約を結んでおり、現在はG400 マックス ドライバーを使う。実はコレにもストーリーがある。ツアー初勝利を飾った昨年、その大会最終日の朝に練習場でヘッドが割れてしまい、スペアで持っていたモデルを急きょ握った。
ヘッド体積は460㏄とシリーズのうちで最も大きい一方で、シャフト長については「大学(テキサスA&M大)4年の時からスタンダードのものよりも4分の1インチ短くしている」とか。「飛距離は十分。ショットが少しでも安定することを目指した結果」だという。
ちなみにボールは住友ゴム工業のスリクソンZ-STAR XV。PGAツアーのピン使用選手は多くがタイトリスト製を使うが、こちらもチャンプの大学時代からのこだわり。「風の中での弾道の安定感が好き。ショットの方向性と安定感が僕にとっては重要なんです」。期待のルーキーは、飛ばしだけに特化しているわけではない。