2025年 AT&Tペブルビーチプロアマ

じわじわ使用者増加中LABゴルフの新作「OZ.1(オージーワン)」み~っけ!

2025年 AT&Tペブルビーチプロアマ 3日目 LABゴルフ
リッキー・ファウラーが使うDF3

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ◇ペブルビーチGL(6972yd)、スパイグラスヒルGC(7041yd、いずれもカリフォルニア州、パー72)

「LABゴルフ」のパターが、やはりというか、PGAツアーでじわじわと使用者を増やしている。今週のフィールドでいえば、リッキー・ファウラーボウ・ホスラーJ.J.スポーン(以上DF3)、アダム・スコットウィル・ザラトリスルーカス・グローバーアン・ビョンフン(以上Mezz Max)、ジョナサン・ベガス(Link 1)と、とにかく多い。それ以外にも、ビル・ハースライアン・パーマーカミロ・ビジェガス(以上Mezz Max)、ジェイソン・ダフナー(DF3)、マット・ウォレス(OZ.1)などなど、もう数え上げればキリがないほどだ。

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その性能については改めて書く必要がないかもしれないが、初見の方のために説明しておこう。ヘッドの形はいくつかあるが、共通するのはシャフトがオンセットの状態で挿さっていて、いわゆるフェース面の向きが極めて変わりにくい「ゼロトルク」をうたっている。完全なるフェースバランス(同社はライ角バランスと呼ぶ)で、ストローク中にヘッドが開閉しにくく、つねにフェース面が飛球線方向を向くパターだ。

2025年 AT&Tペブルビーチプロアマ 3日目 LABゴルフ
アダム・スコットのMezz.1 Max

ファウラーが昨年から「DF3(ダイレクトフォース3)」を使っているのは既報の通り。同社の定番モデルである異形ヘッド「DF2.1」を小型にしたヘッドで、その時点ではオデッセイの「ジェイルバード」と迷っていたようだが、もう今はパター選びに迷っている様子はない。また、もう一つ人気なのが、ツノ型の「Mezz.1 Max(メッツワンマックス)」だ。「Mezz.1」というモデルに比べて20%大ぶりなモデル。長尺パターとの相性がよく、上記使用者はみな長尺使い。昇格大会が行われているペブルビーチに集うトップランカーたちは、その性能面のメリットを大いに感じとっているのだろう。

2025年 AT&Tペブルビーチプロアマ 3日目 LABゴルフ
アダム・スコットと共同開発したOZ.1シリーズ

そんな中、練習日に同社の新作ヘッドを見つけた。その名も「OZ.1(オージーワン)」というモデル。スコットと共同開発したというパターで、オージーというネーミングはオーストラリア人である彼に由来。スコットの要望で半月マレット型になり、さらに同シリーズの「OZ.1i」というモデルは、同社初のインサートを装着している。

2025年 AT&Tペブルビーチプロアマ 3日目 LABゴルフ
新しいOZ.1iのヘッド

ヘッドはアルミ、インサートにはステンレススチールというコンポジットヘッド。「インサートが入ることで、アルミ単体より硬めの打感、速い初速を生み出しています」とは、その場にいた同社のツアー担当。LABゴルフはアルミヘッドが特徴だが、アルミの打感だとちょっと…という人も中にはいた。そんな人にはまさにハマる一本ではないか。同社のテクノロジーである、ゼロトルクなどの機能はもちろん踏襲している。

2025年 ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 最終日 キム・アリム
米女子ツアー開幕戦を制したキム・アリムも使用プロのひとり

使用選手は続々と増え、新作も出るなどますます勢いを感じるLABゴルフ。米国女子ツアー開幕戦「ザ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」でキム・アリム(韓国)も同社の「Mezz.1」を使用して優勝を飾った。ことし、日本でも人気に火が付きそうな匂いがプンプンする。(カリフォルニア州ペブルビーチ/服部謙二郎)

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