ニュース

米国女子TOTOジャパンクラシックの最新ゴルフニュースをお届け

原英莉花が「Ai-ONEロッシー」投入か 千葉のゴルフ場に合う?

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前(1日)◇太平洋クラブ美野里コース(茨城県)◇6598yd(パー72)

米ツアーの来季出場権をかけた予選会の敗退から帰国後、日本で唯一開催の米ツアー「TOTOクラシック」で一発逆転のアメリカ行きを目指す原英莉花。すでに気持ちを切り替えているのか、火曜日に会場に現れた原の表情はスッキリとしていて、意欲的に練習をこなしていた。

<< 下に続く >>

パッティンググリーンでは、パットの練習をして球を転がしつつ、時おり遠くを見つめて何かを待っている様子。そんな原のもとに、キャロウェイのツアーレップ(用具担当)が息を切らして1本のパターを持って走ってきた。

ヘッドカバーには話題の「Ai-ONE」の文字。ん、キャロウェイの新しい「Ai-ONEパター」を試すのか?原がヘッドカバーを取ると、中から濃紺色の「ロッシーAi-ONEパター」が顔をのぞかせた。ヘッドをマジマジと見て「おー」と歓声を上げる原。ソールについた“透明の窓”からAIフェースの裏面をのぞき込むなど、このパターの試打を心待ちにしていたようだ。

ひとしきり球を打った後に感触を聞くと、「特にどこら辺がAIだったのかは分からないですが(笑)、ロングパットを打った時にラインに乗せやすいですね」とAIフェースの第一印象を語った原。

ヘッドをよく見ると、原のエースパターである「ホワイトホットOGロッシー」のように、クランク型のロングネックにカスタムされていた。キャロウェイのパターレップ(用具担当)によれば、「専用ネックにするのにはダブルベンド用のヘッドが必要で、アメリカからそのヘッドがようやく届いたばかりなんです」。ヘッド入荷後すぐに原専用にカスタムし、重量、バランス、ロフト角、ライ角までエースパターに数字を合わせ、原好みの一本に仕上げたわけだ。

この「AIフェース」、プロの間ではホワイトホットインサートより打感が硬いという評判だが、「硬いって表現なのかな…。なんかこう弾く感じじゃないけど、ライトな感じ?ちょっと初速が出て、球がポンって速く出る」と独特な表現でその打感を説明。

「重たいグリーンとかちょっと打てなそうな場面に合いそうなヘッドですね。傾斜がはっきりしているところよりは、 緩やかに上っているグリーンとか…、んー、なんか千葉のゴルフ場に多そう(笑)。ひと転がり足りないなってときに飛んでくれそうな感じする」と原。今週の会場は茨城だが、水曜日の練習でも、最後まで2つのパターを交互に使い分けていた。

「昨日(火曜日)のグリーンの状態なら新しいパターの投入もアリかなって思いましたが、今日はちょっと速くなっていたので(どっちでいくか)正直迷います」と、最終的にどっちのパターでいくかは、スタート前の練習で決めるとのこと。“AI”の力を借りて、予選会のリベンジとなるか。(茨城県小美玉市/服部謙二郎)

関連リンク

2023年 TOTOジャパンクラシック



あなたにおすすめ


特集SPECIAL

これから活躍が期待できるキラキラ輝く女子プロへインタビュー!普段では聴けない生トークを魅力全開でお届けします。
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!