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「TENSEI プロ 1Kシリーズ」のレッド? 畑岡奈紗が新シャフトをテスト

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前(31日)◇太平洋クラブ美野里コース(茨城県)◇6598yd(パー72)

畑岡奈紗は火曜日の練習ラウンドでアウト9ホールを回った際に、2本のドライバーをバッグに入れていた。ヘッドはともに住友ゴム工業(ダンロップ)の「スリクソン ZX7 Mk II」だが、それぞれ異なるシャフトが挿さっている。

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ひとつにはエースシャフトの藤倉コンポジット「VENTUS(ベンタス) TR レッド」、もうひとつには三菱ケミカル「TENSEI(テンセイ)」と思わしきシャフト。手元側にテンセイ特有の網目状のデザインが入り、その先のラベルは間近で見ると赤色であることが分かる。“赤のテンセイ”は正直、見たことないな…。

コスメを見る限り、同社シャフトの「TENSEI PRO 1Kシリーズ」と判別できるが、赤ラベルはおそらく初登場(ブルー、オレンジ、ホワイトは発売中)。となると“TENSEI PRO RED 1Kシリーズ”にあたるのか? 畑岡のラウンドに帯同していた同社のツアーレップ(用具担当)に話を聞いてみたものの、「プロトタイプです」の一点張りで真相は分からない。

畑岡はドライバーを使うホールでは必ず2本を打ち比べ、弾道の行方や、着弾したボールの違いを確認していた。短いパー4の6番ホールでは、その赤ラベルを挿した3Wも試すなど、「こりゃシャフト変更もありそうだぞ!?」という雰囲気に。気になったので、ホールアウト後に畑岡本人に“赤テンセイ”と思わしきシャフトの使用感を聞いてみた。

「いま使っているベンタスからすると、手元の系統は一緒で、ベンタスより手元がもうちょっと硬い感じがします。(契約する)ダンロップの方も『思いっきり振っていけるのはテンセイかな』と言っていたので、もうちょっと慣れる必要はあると思いますが、今後使う選択肢はあると思います。つかまりきらなくて右にミスしてしまうことがあったので、そこもクリアになってくれば」と、畑岡本人も実戦投入へ前向きなようだ。

同社の赤といえば、いわゆる“赤マナ”系の先調子(先が走る)と思われるが、実際の性能はどのようなものか。さらには一般向けの販売はあるのか。まだまだ謎だらけな“赤テンセイ”、また情報が入り次第お届けしよう。(茨城県小美玉市/服部謙二郎)

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