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畑岡奈紗「もう、2試合しかない」 “自宅通勤”で目指す今季初V

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前(31日)◇太平洋クラブ美野里コース(茨城県)◇6598yd(パー72)

今週の会場となる茨城・太平洋クラブ美野里コースは畑岡奈紗の自宅から30分とかからない、まさに地元だ。「友達も応援に来てくれるみたい」と声を弾ませながら、「地元だからと考えすぎずに普段通りにいい準備をしていいプレーができれば」。勝手に上がりそうになるテンションをフラットに保とうと努めている。

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「日本女子オープン」で国内メジャー初のアマチュア優勝を飾った2016年はギャラリーとして来場し、宮里藍のプレーを必死に追った。初出場とした翌17年はミッシェル・ウィ・ウェストアリヤ・ジュタヌガン(タイ)との初日同組を経験。日本ツアー単独開催だった20年はコロナ禍で無観客となり、関係者の来場も制限されたため一人で自宅から通って3位に入った。当地での過去3度の開催をいずれも思い出に刻む。

前週マレーシアでの「メイバンク選手権」は、初日から60台を3ラウンド続けた。7月末のメジャー「アムンディ エビアン選手権」の2日目から2ラウンド連続でマークして以来のことだった。

4打差5位から出た最終日は「あんまりリーダーボードを見ないようにしていたんです」と珍しく戦況を頭に入れずプレー。3打差で迎えたサンデーバックナインでティショットのミスから失速したが、「久しぶりに60台を連続で出せて、(最終日も)前半はそこそこのプレーができたかな」と収穫と課題を冷静に見つめる。

昨年4月「DIOインプラントLAオープン」以来の米ツアー7勝目を目指してきたシーズンも最終盤。次週「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」(フロリダ州ペリカンGC)はスキップするため、「もう今年も2試合しかないですから。今週勝つか、再来週(最終戦で)勝つかしかない。頑張らないといけないと思っています」と力を込めた。(茨城県小美玉市/亀山泰宏)

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