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ハチに刺されても…パターを替えた永峰咲希が2位浮上

国内女子ツアーの今季メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」2日目。20位から出た永峰咲希が5バーディ、ノーボギーにまとめる「67」をマーク。首位と2打差の通算4アンダー2位に浮上し、ツアー未勝利の20歳がメジャーの首位争いに名乗りを上げた。

今大会への初出場を前にした開幕直前の水曜日、練習のためコースに向かう車中で不運なトラブルに見舞われた。右手親指の付け根を車内に潜んでいたハチに刺され、急きょ行き先を10キロほど離れた病院へ変更。「そっこう病院に行って針を抜いてもらった」という迅速な対応もあって腫れも少なく、「その日に練習ができたので良かった」と事なきを得たのだ。

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右手親指はクラブに触れる大事なところだけに、処置を誤れば出場すら危ぶまれるアクシデント。今は“出直し”を図って間もない時期だけに、メジャーの初日を無事に迎えられたことは大きかった。

2週間前の「ニトリレディス」では、「気持ち的に疲れていて、気乗りしないままグダグダいってしまった」と9試合ぶりの予選落ち(76位)を喫した。「初心を忘れないようにリセットしよう」。週末に募らせ続けた悔しさを、モチベーションの再燃につなげたという。

気持ちも新たに迎えた前週「ゴルフ5レディス」は37位で終え、今週からはパターも替えた。以前まで愛用していたパターと同じピン型で、別メーカーの「オデッセイメタルX ミルド パター #1W」にチェンジ。また、「疲れてくると(アドレスで)お尻が下がり、自分からライ角を合わせた打ち方になる」ことから、シャフトの長さを1インチ伸ばして32インチに調整する工夫も施した。「(ヘッドの)座りが良くなったしラインに乗せやすくなった」と、今週のアンジュレーションが強いグリーン攻略へ心強い武器となっている。

「優勝したいと思っていたけど、心の底から勝てる自信はなかった」と、春先にはおぼろだった願望も、「今はパッティングが入ればいける、という気持ちがある」と明確なものに変わりつつある。霞がかっていた視界が晴れた先にある目標は、メジャーであっても変わりはない。(長崎県長崎市/塚田達也)

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2015年 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯



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