投入3戦目のパターが活躍 桑木志帆の初V支えた14本
2024年 資生堂 レディスオープン
期間:06/27〜06/30 場所:戸塚CC西C(神奈川)
“キャメロン女子”がじわり増殖中 なぜ増えた?何を使う?
◇国内女子◇資生堂レディスオープン◇戸塚CC西コース(神奈川)◇6697yd(パー72)◇
女子ツアーでスコッティキャメロンのユーザーがじわじわと増えているのはご存じだろうか。蛭田みな美、三ヶ島かな、山路晶、イ・ミニョン(韓国)、全美貞(同)、アン・シネ(同)ら、数え上げればキリがないほど。阿部未悠も戸塚CCのパッティンググリーンで、キャメロンパターをテストしていた。
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長らくオデッセイ(キャロウェイ)とテーラーメイドの2強時代が続く中、なぜいま“キャメロン党”が増殖しているのか。実際にハマっている選手にヒアリングしてみた。
5月の「熊本空港レディス」からスコッティキャメロン「スーパーセレクト ニューポート2プラス」にハマっているという山路晶。「前半戦はパットで悩んでいて、それこそテーラーやオデッセイなどいろいろと試していたんです。その時にキャメロンを打ったら打感が良くて。そのおかげなのか、距離感が勝手に合うんですよね」と思わぬパフォーマンスの良さに本人も驚いた。
削り出しでインサートのないモデルだが、今まで使っていたインサートのあるトラスパター(TP コレクション HYDRO BLAST ジュノ TB1.5 パター)よりも「打感が柔らかい」(山路)という。さらに今はSSS素材のヘッドもお試し中で、そちらは「ちょっと打感が硬い」とか。ニューポート2プラスは、従来のブレードより若干幅が広い。
続いては、「今まで人生でキャメロンを使ったことなかったんですが、やっぱり憧れがあるじゃないですか」と、「スーパーセレクト スクエアバック2」を試していた阿部未悠。
ピンの「PLD ミルド アンサー パター プロトタイプ」で今季初優勝を決めたが、そのヘッドも削り出し。「削り出しのヘッドが昔から好きで、一番最初にPLDが出たときから、ピンのパターを使ってきました。削り出し特有の打感が好きで、何ていうんですかね硬いのに柔らかいっていうあの感じがいいんですよね。中でもキャメロンはピンのヘッドより柔らかい気がします」と言ってフェース面をなでる。
スクエアバック2は世界ランキング1位のネリー・コルダも愛用するモデル。「ちょっと大きくて見た目の安心感があります」と試合での投入も近そうだ。スクエアバック2はニューポート2プラスより幅広で、フェース長は短い。
三ヶ島かなも最近スコッティキャメロンに替えた一人。彼女はさらにこだわりが強く、男子プロのジョーダン・スピースやキャメロン・スミス(オーストラリア)が使う軟鉄素材の「009」を試し、それ以外にもブレードタイプをいくつかテストしたという。最終的にブルックス・ケプカや松山英樹も現在使う銅合金インサートの入った「トレリウムT22」を使用している。まさにその感覚は男子に近い。
蛭田みな美もアン・シネも「タイムレス」を使うなど、女子ツアーのキャメロン党はみなブレード型を好む傾向が強いようだ。いずれにしてもこれだけ使用者が増えるということは、「潜在的にキャメロンを使いたい選手はもっといる」ということ。女子ツアーのパター勢力図、この先も注視していきたい。(編集部/服部謙二郎)