「X FORGED STAR（Xフォージド スター）」の7Iにはバランス調整用の鉛が

◇国内男女◇HEIWA×PGM チャリティゴルフ(24日）◇PGMゴルフリゾート沖縄（沖縄）◇男子7116yd、女子6359 yd（パー73）

1日競技のペアマッチで宮本勝昌と組んで8位に入った藤田光里。バッグをのぞくと、初めて見るキャロウェイのアイアンが入っていた。バックフェースには「X FORGED（フォージド）」の刻印。べったり貼られた鉛の横から「R★」という文字が見えた。

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キャロウェイのツアー担当者に確認すると、どうやら新しい「X FORGEDアイアン」とのこと。「X FORGED」と「X FORGED STAR」の2機種がことしリニューアルし、藤田のものは後者。鉛で隠れた部分には「STAR★」と刻印されている。「X FORGED」は2021年以来、「－STAR」は2022年以来のモデルチェンジとなる。

藤田は新アイアンで初めての試合を終えて「ミスしたときに距離がほとんど落ちない。ピッチングでちょっとくぐったなという時も飛んでくれました。打感も良くてフェースに食いつく感じがあります」と手ごたえを口にした。

新しいアイアンを7番から投入

長らく2代前の同モデルを使ってきたが、今回は新作に一目惚れ。「私、アイアンは結構“カオ”で選ぶんですよ。バックフェースがイケメンなのに構えた感じはやさしくて、そのギャップにすごい惚れた。こうやってバッグに入っている時はやっぱりかっこいいですよね」と言ってヘッドを見せてくれた。鉛がべったりと貼ってあり、「シャフトをカーボンにしたのでバランスをとるためです。去年までのクラブと同じバランスにしてもらいました。一応スチール（シャフト）版も作っているので、夏場はそっちにするかも」

最近はクラブチョイスにも“易しさ”を求める。「実はアイアンを7番からにしたんですよ。昔は4番からだったのに…」と照れ臭そうに明かす。「5番からの時期も長かったのですが、ショートホールでミスショットが本当にミスになっちゃうことが多かった。そこを11Wに替えたらハマった。次に6番も球が上がらないミスが増えて、6Uにしたらすごい楽に。全然6Uでいいじゃんって(笑)」

カーボンシャフトを使用

「1、3、5、7、11W、6U、7I、8I…」とクラブセッティングを説明する藤田。「私もことし30歳なんでね。次に取材を受けるとき8番からになっていたらどうしよう」となんだかうれしそう。QTランクは66位で今季はステップアップツアーが主戦場となるが、闘志はまだまだ消えていない。

ちなみにこの「X FORGED STARアイアン」は西村優菜も実戦投入。昨年プロテストに合格したルーキーの政田夢乃は「X FORGEDアイアン」を使用中だ。女子プロの間で続々と入れ替えが進んでいる。（沖縄県恩納村／服部謙二郎）