世界を巡る川村昌弘 こんな国にも行きました
「いま僕はココにいます」Vol.27米国編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・24歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に30以上。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。
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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、カールスバッドにいます。
1月のアジアでの2連戦を終えてから、僕はいま出場権のある試合がありません。およそ1カ月のオフがあるのは、最近では久しぶり。充電期間を利用して米国に来ました。
ここ数年はアジアンツアーで年明けから忙しかったため、渡米したのは「全米オープン」に出場した2015年以来になります。とはいえ、米国は学生時代からよく足を運んできた国ではあります。実は僕、中学3年生の時からプロ2年目まで、毎年冬になると約1カ月間、フロリダ州で個人的に強化合宿を行っていたんです。
今回訪れたのは西海岸のロサンゼルスから南へ150kmの場所にあるカールスバッド。米ツアーの「ファーマーズインシュランスオープン」の会場であり、アマチュア時代に出場した「世界ジュニア選手権」の会場であるトーリーパインズGCも近い当地には、僕が用具契約を結んでいるタイトリスト社のテストセンターがあるんです。
ゴルフ環境はもちろん抜群! 何百本と並ぶクラブの中から自分に合ったものを選ぶわけですが、僕は基本的には日本で作っていただいているので、今回は確認作業がメーンでした。それでも、ショットの詳しい数値やフィーリングをチェックしながら、新しいUT(ユーティリティ)を1本ゲット。これでまた安心して今後の試合に臨むことができそうです。
<今週のディナー>
米国に来たからには…ハンバーガーを食べました。ザ・ハビット・バーガー・グリルはカリフォルニア州を中心としたチェーン店。さすがのボリュームで8.57ドル(税抜/約923円)でした。
- 川村昌弘Masahiro Kawamura
- 1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
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