「カタールマスターズ」ライブスコア
2019年 コマーシャルバンク・カタールマスターズ
期間:03/07〜03/10 場所:ドーハGC(カタール)
「いま僕はココにいます」Vol.52 カタール編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・25歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。
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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、ドーハにいます。
「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」は、きょう7日(木)に開幕。「オマーンオープン」からの連戦で、マスカットからは直行便でペルシャ湾の上空を飛んできました。
今週は日本からトレーナーさんに来てもらい、コース近くの宿泊施設をネット予約…。近くにスターバックスコーヒーもあるホテルを取れました。移動手段は空港で借りたレンタカー。中東では1週間で3万円ほどと、意外と安いんです。海外遠征中に自分で運転するのは昨年のQスクール(出場権をかけた予選会)以来ですが、トヨタ・カムリが活躍してくれています。日本とは逆の左ハンドル、右側通行。少しドキドキしますが、安全運転で頑張ります。
会場のドーハGCからは都市部のアーティスティックな高層ビルが望めますが、近代的な造りのコースが多い中東の中では少し異質な感じ。花道が広くとられていたり、バンカーとグリーンの間の距離も比較的長めだったり。アジアンツアーでやってきたような、クラシックな印象です。何せクラブハウスが美しい白い石造りで、歴史を感じさせてくれます。
今週も谷原秀人選手、宮里優作選手と出場します。火曜日の夜には、ここドーハとUAEのドバイでも有名な、トルコ発祥のステーキハウス「Nusr-Et(ヌスレット)」に行ってきました。SNSなどで“塩ふりオジサン”が話題になったお店です。僕は今回が初めてだったのですが、先輩のおふたりはすでに行ったことがあるとかで、ご一緒させていただきました。お会計は、練習ラウンド中にいきなり実施されたニアピン対決で決定。結果は……優作さん、ゴチになりました!
〈今週のディナー〉
月曜日には地元の日本食料理店に行ってきました。スマートフォンで調べていたら「MEGU」という店名が!キャディの坂井恵さん(通称メグ)びっくりです。カタールも砂漠地帯だからでしょうか、総じて“液体”が高い! 味噌汁がひとつ24カタール・リヤル(約736.91円)でした。別のお店では焼酎グラス2杯で1万円もするところもあるとか…。こちらでおいしくいただいたマグロとサーモンの握り、エビの巻きずしで127カタール・リヤル(約3899.5円)ですから不思議な感覚です。
- 川村昌弘Masahiro Kawamura
- 1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで