ラッセル・ヘンリーが劇的チップインで3季ぶり5勝目 松山英樹22位
◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 presented by マスターカード 最終日(9日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)
シグニチャーイベント(昇格大会)の今季4戦目はラッセル・ヘンリーが逆転で制し、2022年「ワールドワイドテクノロジー選手権」以来のツアー5勝目を飾った。
1打差2位から出て1イーグル3バーディ、3ボギーの「70」でプレー。単独首位スタートのコリン・モリカワに1打ビハインドで迎えた後半16番(パー5)、グリーン右ラフからチップインイーグルを決めて3シーズンぶりのタイトルを引き寄せた。
モリカワは1打及ばず、1月の開幕戦「ザ・セントリー」に続く今季2度目の2位。9アンダー3位のコーリー・コナーズ(カナダ)は、有資格者を除く最上位フィニッシュで7月のメジャー「全英オープン」(北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC)の出場権を得た。マイケル・キムが8アンダー4位。この日のベストスコア「64」をマークしたキーガン・ブラッドリーが、セップ・ストラカ(オーストリア)とともに7アンダー5位で続いた。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは「70」で4アンダー11位。右手のけがから復帰してシーズン4試合目もタイトルに届かず、大会連覇はならなかった。ロリー・マキロイ(北アイルランド)は3アンダー15位。
松山英樹は5バーディ、2ボギーで今週初のアンダーパーとなる「69」でプレー。ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)らと並ぶイーブンパー22位で大会を終えた。
「ショットに関しては、ブレたりはしていますけど、悪くはなっていない状態。グリーン上が初日以外はなかなかうまくいかなくて、苦しかった。今週ダメだったことを、来週どうしたらうまくいくか考えて過ごしたい」と話し、“第5のメジャー”と称される次週のビッグトーナメント「ザ・プレーヤーズ選手権」(フロリダ州TPCソーグラス)を見据えた。
