2025年 ザ・ジェネシス招待

シェフラーも久々に…コース変更「ジェネシス招待」で選手のギアはどう変わった?

2025年 ザ・ジェネシス招待 4日目 スコッティ・シェフラー
「ザ・ジェネシス招待」での選手たちのギア変更に焦点を当てる(Icon Sportswire via Getty Images)

1月に発生したロサンゼルス山火事の影響で、会場を例年のリビエラCCから、同じカリフォルニア州の南部サンディエゴ近郊のトリーパインズGCに変更した「ジェネシス招待」。太平洋からの強風に加え、ツアー屈指の7765ydという距離がコースセッティングを過酷なものにした。ギア変更で対応を図った選手も多く、優勝したルドビグ・オーベリ(スウェーデン)は最終ラウンドの前にドライバーを変更した。以下、シグニチャーイベント(昇格大会)での気になったギア変更について。

シェフラーが久々に大がかりチェンジ

2025年 ザ・ジェネシス招待 最終日 スコッティ・シェフラー
シェフラーはテーラーメイドQi35 ウッドを使用した(GolfWRX)

世界ランキング1位、スコッティ・シェフラーの変更は大がかりなものだった。直近でシェフラーが行った大きなギア変更は、昨季のツアー7勝に貢献したテーラーメイド スパイダーツアーXへの乗り換えだった。今大会、シェフラーはスリクソンZU85 アイアン(3番) の代わりに、テーラーメイドQi35 ウッド(7番)を握った。

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テーラーメイドの上級ツアーマネジャーはリリースを通じ、「このコースでは、ラフから抜け出して前進できるクラブの必要性が高い。スコッティの7番ウッドは、3番アイアンよりラフからの汎用性が高いだけでなく、距離のあるパー3でも使えます」と述べた。

2025年 ザ・ジェネシス招待 最終日 サム・バーンズ
サム・バーンズも7番ウッドを投入した(GolfWRX)

シェフラーの親友であるサム・バーンズも、2022年モデルのキャロウェイ APEX UW(7番)を投入する同じ戦術を取り入れた。ラフに対抗する上で、APEX UWシリーズは独特な形状により、ハイロフトがもたらす打ち出し角と飛距離を生み出しつつ、ハイブリッドな形状と多用途性を兼ね備えている。

キャロウェイ契約選手のキム・シウー(韓国)は新しいエリート トリプルダイヤモンド の7番ウッドを、ジョーダン・スピースはロフトのあるタイトリストGT2を投入。アン・ビョンフン(韓国)は1番アイアン、3番アイアン、7番ウッドという組み合わせを選択をした。

フリートウッドのスタッツを改善したアイアン

2025年 ザ・ジェネシス招待 最終日 トミー・フリートウッド
フリートウッドはロングアイアン変更でスタッツが大きく改善((TaylorMade))

長距離のコースに対応するべく、トミー・フリートウッド(イングランド)はロングアイアンをテーラーメイド P7TW ブレードから、P770へと乗り換えた。

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前出のツアーマネジャーは「練習レンジで、トミーは全てのショットを完璧に打っていた。我々が選択肢としてP770を考慮しなければならないのは明らかで、コース上でテストする必要がありました。その結果、このアイアンのミスヒットに対する寛容性、そしてスピンと打ち出しの特性は完璧でした」と話す。

フリートウッドは昨季アイアンプレーの調子を落とし、グリーンを狙うショットのスコア貢献度を示すストローク・ゲインド・アプローチは2022-23年シーズンの27位から92位まで下降していた。しかし、今大会ではP770に変更したことで、同ランキングは5位まで向上した。

このクラブ変更は、テーラーメイド Qi35ドライバーBRNR ミニQi10 ウッド(9番)、そしてP7TWの6番アイアンからピッチングウェッジの入ったフリートウッドのバッグの中身を、さらに多彩にした。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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