2025年 ファーマーズインシュランスオープン

ジャスティン・ローズ 共同設計の新パターと三浦技研のアイアンを語る

2025年 ファーマーズインシュランスオープン 事前 ジャスティン・ローズ
ジャスティン・ローズがアクシス1と共同開発したプロトタイプパター(提供GolfWRX)

ジャスティン・ローズ(イングランド)は、2019年大会を制し、25年のPGAツアー初戦となる「ファーマーズインシュランスオープン」を前に真新しいパターを手にしていた。

ローズは2020年にアクシス1とトルクフリーパターの使用契約を結んだが、実はその1年ほど前から使っていたという。その後は同社のアクシス1ローズプロトパターを使用し、24年後半はスコッティキャメロンのT-5マレットパターに変更した。

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そして今、アクシス1パターに回帰することになり、今回手にしているのは、彼が共同設計したプロトタイプである。

ローズは開幕前日の火曜にトーリーパインズで「これには長い時間をかけた。僕は長年、アクシス1と素晴らしい関係を築いてきたし、彼らのコンセプト、テクノロジー、パターをとても気に入っている。言うまでもなく、彼らは常にホーゼルの設計で独特の見た目を作り出してきた」と語った。

「去年の中頃、僕は何か違った見た目の物を試してみたくなった。5年ほど同じ物を使っていたから、変えたくてうずうずしていた。そのプロセスの中で、なぜ異なる見た目や、特定の見た目が気にいるのかについて学んだんだ。僕はチームにその全てをフィードバックし、より従来的な見た目ながら、アクシス1のパフォーマンスの利点を持ったパターの製作に取り組んできた。その成果がこれなんだ」

2025年 ファーマーズインシュランスオープン 事前 ジャスティン・ローズ
ローズが「グースネック」と呼び、以前に使っていたアクシス1パター(提供GolfWRX)

ローズがかつて使用したアクシス1パターは、彼が「グースネック」と呼ぶホーゼル設計になっていたが、今回のプロトタイプはより「伝統的」な見た目になっている。

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2025年 ファーマーズインシュランスオープン 事前 ジャスティン・ローズ
共同開発したプロタイプを上から見ると(提供GolfWRX)

「見れば分かるけど、過去のモデルからヒール部分全体を取り除いたんだ。(ホーゼルを指差し)前はここに大きな塊があり、パターはグースネックのようになっていて、ローテーションができるようになっていた。今回はもっと伝統的なパッケージになっているね」。

アクシス1は今週に入って初めてプロトタイプのオプションを渡し、ローズは月、火曜にスイングウェイト、打感、打音といった部分で微調整。正式に新しいアクシス1のミッドマレット型プロトタイプに乗り換える流れを作った。

2025年 ファーマーズインシュランスオープン 事前 ジャスティン・ローズ
プロトタイプのソール(提供GolfWRX)

「このパターには、ルイス(・ペドラザ)やフィル(・ロング)の仕事に加え、僕の手仕事もかなり関わっている。だから、余計に駆り立てられるものはあるけれど、まだやるべきことは残っている。今週は、スイングウェイトを直し、打感と打音を合わせなければならなかった。CAD設計では分かり得ない小さな物事をね。そして、実戦の中で磨きをかけなければならない」

「ストロークの流れの感触がとても気に入っている。アライメントには飛び抜けた心地良さ感じている。元々、アクシスから別の物へ乗り換えた理由の一つは、アライメントがしっくり来ていなかった点にあったけど、これは、ただ置くだけでスクエアに構えられるから、すごく良い」

2025年 ファーマーズインシュランスオープン 事前 ジャスティン・ローズ
プロトタイプのフェース(提供GolfWRX)

アクシス1の創業者であるルイス・ペドラザ氏によると、今回のプロトタイプはフェースのトウとヒールにタングステンのウェイトが配置されており、同社のこれまでのデザイン同様、ストロークを通じてトルクフリーのパフォーマンスを発揮するようになっている。

2025年 ファーマーズインシュランスオープン 事前 ジャスティン・ローズ
最近投入した三浦技研のMC502アイアン(提供GolfWRX)

なお、ローズは最近、パターのほかにもギアを変更した。三浦技研のMC-502アイアンに乗り換えた。

「僕は12月に2セットを携えて南アフリカへ行き、実戦で使ってみて、かなり気に入ってね。それで、ここに一緒にいるわけさ。そこまで大掛かりではなかったけど、アブダビで腕の良いクラブフィッターや専門の人たちに調整はしてもらって、とても良い感触になったし、ターフの抜けも良い。知っての通り、三浦技研は打感の良さで有名だ。これはブレードだけど、僕にとって変化ではない。見た目が違うだけ。ソールも若干違う。バミューダ芝で練習した時も良い感じだった。微調整の余地は多々あるけれど、ブレードはブレードなんだ。だから、形状が変わって、見た目が変わったのは良い変化になったね」

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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