タイガー・ウッズがブリヂストンとボール契約を延長 両者の関係は“キャリア最高”の2000年から

2024年 PNC選手権 初日 タイガー・ウッズ
ブリヂストンとの関係は2000年から続く

タイガー・ウッズがブリヂストンと20日(月)にボール使用契約を更新した。最初に契約したのは2016年で、その後にウッズはPGAツアーで、18年「ツアー選手権」の5年ぶり復活優勝、19年「マスターズ」のメジャー15勝目に加え、同年の日本開催「ZOZOチャンピオンシップ」と3勝を挙げ、サム・スニードが持つツアー最多優勝記録の82勝目に並んだ。

さまざまなドラマを生んだ両者の関係は、契約前から始まっていた。

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「私は印象に残っている2000年シーズンからブリヂストンのボールを使っている。ブリヂストンは当初から、技術、性能、一貫性という点で業界をリードしている」とウッズは同社のリリースを通じてコメントを残した。ウッズは同シーズンにメジャー3勝を含む自身最多の9勝をマーク。「ブリヂストンは素晴らしい仕事をしているし、いまも彼らの開発チームと協力して、業界をリードするゴルフボールを設計していきたい」と話した。

ウッズが2000年シーズンに使用した、ナイキブランドのツアーアキュラシーもブリヂストンが作ったものだ。1シーズンのメジャー3勝は1953年のベン・ホーガン以来の快挙。2001年「マスターズ」で優勝し、“メジャー4連勝”というタイガースラムを果たした。

2000年、ウッズはボールを成型ラバーコアとウレタンカバーから成るソリッド構造の3ピースボールに変えた。当時、そうした類のボールを使用するプロは稀で、多くは液体充填コアと糸巻き構造のボールを使用していた。

最近ブリヂストンとボール契約を延長したのは、ウッズだけではない。PGAツアーで優勝経験のあるマット・クーチャークリストファー・ゴッターアップ、PGAツアーチャンピオンズでプレーするフレッド・カプルスブー・ウィークリーも再契約している。

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どの選手も引き続きツアーBボールを使用し、ゴッターアップはこれに加え、ブリヂストンの221CBアイアンを使用する。

また、25年シーズンからルーキーとしてツアーに参戦する金谷拓実も既存のブリヂストンボール契約選手。カート・キタヤマハリー・ホールなど、新しい選手もチームに加わった。

ホールは「私にとって、新しい用具の最終テストはトーナメントで行う。ブリヂストンのチームはツアーBXを用意してくれたが、正式に契約選手になる前にコースで試してみたかった。ハワイでの2週間を経て、自分にふさわしいボールを見つけたと思った。ボールスピードは十分、グリーン周りのコントロールも効いて、風に対しての安定性と一貫性もある」と語る。24年に「ISCO選手権」を制覇したホールは、今季に入って素晴らしいスタートを切っている。25年最初の2大会「ザ・セントリー」(8位)、「ソニーオープン」(10位)で連続してトップ10入りした唯一の選手となった。

以下は、ブリヂストン契約選手の使用ギアである。

タイガー・ウッズ: ツアーB X
ジェイソン・デイ: ツアーB Xマインドセット
カート・キタヤマ: ツアーB XSマインドセット
ハリー・ホール: ツアーB X
フレッド・カプルス: ツアーB RXマインドセット
マット・クーチャー: ツアーB X
クリストファー・ゴッターアップ: ツアーB Xマインドセット、221 CBアイアン
ブー・ウィークリー: ツアーB XSマインドセット
金谷拓実: ツアーB X

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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