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2023年 全英オープン
期間:07/20〜07/23 場所:ロイヤルリバプール(イングランド)

ドライバーショットは1度のみ 2006年「全英」を制したウッズの優勝クラブセッティング

タイガー・ウッズは、ロイヤルリバプールで開催される今年の「全英オープン」にはティアップしないが、彼が2006年に同コースで優勝した際のハイライト映像が今週の放送で繰り返し再生されるのは間違いないだろう。

その理由の一つは、ほぼ間違いなく史上最高のゴルファーであるウッズが、今年の開催コースでかつて「全英」制覇を成し遂げたという事実であり、もう一つの理由は、72ホールの大会中、ウッズがナイキ サスクワッチツアー460ドライバーをたった1度しか使わなかったその独特な戦略にある。

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ウッズがドライバーを使用した唯一のホールは、第1ラウンドの16番パー5であり、彼はここでフェアウェイを外しながらもバーディを奪った(彼はこの週、19バーディに加え、3イーグルを奪っている)。

2006年「全英オープン」優勝後、ウッズは「このゴルフコースでプレーする中では、ドライバーは使っても数回というところだった。ドライバーの飛距離は350~370ydほど。その飛距離をどうやってコントロールすれば良いんだい?コントロールするのは無理だ」と振り返った。

「フェアウェイ自体、キープするのは難しい。その上、ドライバーを使ってその飛距離が出てしまうとしたら、一体どれくらいの強さで打てば良いのか、ということになる」

「それで、結局僕は、この1週間を通してバンカーを避け、グリーン上でそれなりの週が送れれば、(日曜の)バックナインで優勝争いができるだろうと考えたんだ。バンカー越えのショットを狙うと、グリーンへ向かって短いクラブを使えるようになるのは間違いないけど、フラッグの多くはウェッジでアタックできないから」と述べた。

最終的にティショットで主にナイキ イグナイトT60の3番ウッドか、ナイキ フォージドブレードの2番アイアンを使用した。その週、85.71%の確率でフェアウェイを捉えた。当時のウッズは、“平場”のPGAツアーの大会では、2番アイアンではなく、5番ウッドを好んで使用していた。しかしながら、「全英」では、その特性である硬くて速く、風の強いコンディションが予想されるため、大抵の場合、5番ウッドと2番アイアン、あるいはドライビングアイアンを入れ替えていた。まさに、06年のロイヤルリバプールでもそれを行なった。

もちろん、23年の「全英オープン」出場選手たちも、大会前の準備に向け、ウッズが06年に採用したドライバーレス戦略を考慮に入れることになる。果たして今年は、ウッズが展開したバンカー回避作戦が奏功するのか、あるいはよりアグレッシブなやり方が実を結ぶのか?

今年のロイヤルリバプールにどのような結末が待っているかは、時間が教えてくれることになるわけだが、その時が訪れるまでは、ウッズの優勝ギアを眺めて楽しむこととしよう。記憶を辿る旅を堪能あれ。

<2006年「全英オープン」優勝クラブセッティング>
ドライバー:ナイキ サスクワッチ ツアー460(8.5度)
シャフト:三菱 ディアマナ ホワイトボード83TX

3番ウッド:ナイキ イグナイトT60(15度)
シャフト:三菱 ディアマナ ブルー103TX

アイアン:ナイキ フォージド ブレード(2番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイッシューX100

ウェッジ:ナイキ プロ コンボ(56度)、ナイキ フォージド ブレードTW(60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイッシューS400

パター:スコッティキャメロン ニューポート2 GSSプロトタイプ
グリップ:ゴルフプライド ツアーベルベット コード

ボール:ナイキ ワンプレミアムTW

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

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