ダブルボギーがきっかけ? スピースが好発進
2014年 ドイツバンク選手権
期間:08/29〜09/01 場所:TPCボストン(マサチューセッツ州)
「硬かった…」TPCボストンのグリーンで苦戦するマキロイ
By Brian Wacker, PGATOUR.COM
2012年の「ドイツバンク選手権」で優勝してから2年間、ロリー・マキロイは数多くの変化に直面してきた。TPCボストンでの今大会初日のプレーもその1つだろう。
2年前に優勝した時の彼は、メジャーで2勝目を挙げたばかりだった。さらに、その予選ラウンドをいずれも「65」の好スコアで回り、2位に1打差で優勝した。
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今季後半のメジャー2大会で優勝し、絶好調の夏を過ごす中、8月29日にTPCボストンに姿を現したマキロイ。しかし初日は山あり谷ありの「70」となんとかアンダーパーで回り、首位に7打差をつけられている。
「これまでとは違い、スコアメイクもそう楽じゃない」と、マキロイ。「好スコアを出した選手も中にはいる。だけど、このコースで普段、目にするような、8とか9アンダーに等しいスコアは出ていない」。そんなマキロイも初日の序盤を見る限りは、ロースコアを出す1人だと思われていた。(バック9からスタートした)彼は最初の4ホールだけでバーディを3つ獲り、その調子でいくように見えたのだ。
だがパー4の17番、マキロイはフェアウェイ中央付近からウェッジでサイドバンカーに打ちこみ、痛恨のボギーを記録。さらに上がり5ホールでも、3ボギーを献上してしまった。
この日のマキロイはパットでも苦戦することが多く、13ホールでパーオンして30パット。約1.5メートル以上のところからは2回しか決まらなかった。
マキロイは「序盤の勢いを最後までキープできなかったのは、ちょっと残念だった。だけどコースは容赦なかったからね」と初日を振り返る。「風も強かった。グリーンは僕の知る限り、これまでよりも硬かったんだ」。