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冷静なフローレスがカブレラと並び首位に浮上

By Helen Ross, PGATOUR.COM

拳を突き合わせるフィストパンプ、あるいは手を上げ、高い位置でピシャッと叩き合うハイファイブ(編注・ハイタッチ)。これらは喜びや興奮を表す方法だが、どうやらマーティン・フローレスはそういうことをする人ではないらしい。

「ウェルズファーゴ選手権」2日目の11番(パー4)、フローレスは残り105ヤードからの第2打を56度のウェッジで直接決め、イーグルを奪取。しかし、特に喜びを表現するわけでもなく、彼は淡々と歩き始めた。

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「リアクションを取らなかったのは、その方がちょっと面白いかと”」と話したフローレスは、キャディのブライアン・ハーモンがこう言ったことを覚えていた。
「よし、それじゃぁ俺はホールからボールを取り出そう。何もやっていないなんて格好がつかないからな」。

自己弁護というわけではないだろうが、フローレスはボールがカップインするところを見ておらず、アプローチショットを打った瞬間、ピンを越えた位置で止まったのだろうと思い、それで何の反応も見せずにグリーンに向かい歩き始めたのだという。

「歩き始めた時、良いショットを打てたと思ったから、決めにいこうと考えていた。そうしたら突然拍手が聞こえてきたんだよ」。

物腰の柔らかいテキサス出身の彼は、2日目に「68」を記録し、アンヘル・カブレラと並び首位に浮上。落ち着き払った反応を示したフローレスと同様に、カブレラもまた冷静だった。アルゼンチン出身の彼はラスト6ホール中4ホールでバーディを奪取し、「69」でホールアウト。通算9アンダーとし、土曜日はフローレスと最終組で回る。

昨年の「全米オープン」王者のジャスティン・ローズは金曜日に「67」とし、首位と1打差の通算8アンダー。4位タイには通算7アンダーでショーン・ステファニ、そしてJ.B.ホームズが並ぶ。ホームズは今大会でフェデックスポイント8点を獲得しなければ、来週開催される「ザ・プレーヤーズ選手権」出場を逃すことになる。

メジャー優勝経験のあるスチュワート・シンク、マーティン・カイマー、そしてPGAツアー初優勝を目指すケビン・キスナーは通算6アンダーで6位タイ。キスナーは「66」と好スコアをマークしたが、ブレンドン・デ・ヨングがコースレコードに並ぶ「62」を記録。2日目を最下位でスタートしたものの、前日の「80」より18打も少ないスコアで予選通過を果たした。

今大会を含め、今季出場した9大会で予選を通過したのはわずか3大会ながらも、初日から首位を守るカブレラがクエイルホロークラブで良いプレーをしているのは驚くようなことではない。2010年の「ウェルズファーゴ選手権」で3位となっているからだ。調子を取り戻すため、彼は懸命の努力を続けてきている。

フェアウェイキープ率186位のカブレラは通訳を介し、「このコースではドライバーの状態が良いから、自分に合っていると思うんだ。だから良いプレーが出来ているんだろうね」とコメント。

フローレスにとってクエイルホローでの最高成績は、2012年の21位タイ。初日から2日続けて「70」を下回るスコアを記録したフローレスは、カブレラとは異なり、出場したラスト6大会で4度トップ20に入るなど、好調を維持している。

4ラウンドを通しての成績が重要と話すフローレスは、「落ち着いてプレーして、良い状態を続けていかないとね。世界のベストプレーヤーが集まる大会で4日間良いプレーをするのは大変なこと。大会を通じてシャープな状態をキープする必要がある」と語った。

情報提供:PGA TOUR

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